建設キャリアアップシステムとは?技能者判定と事業者負担について導入するメリットとデメリットとは?

この記事では、建設キャリアアップシステムについて解説していきます。

また、建設キャリアアップシステムにおける、「技能者判定」と「事業所負担」についても合わせて解説していきます。

建設業界に携わっている方は、恐らく「建設キャリアアップシステム」という言葉について耳にしたことがあるのではないかと思います。

ですが、このシステムに登録することでどのようなメリットが得られるのかは分からないですよね。

そこで、建設キャリアアップシステムに登録するとどのようなメリットがあるのか、逆にデメリットはどんなことがあるか解説してきたいと思います。

千尋さん
新人保険屋

最近建設キャリアアップシステムはよく聞きますね
なんですか?このシステムは?

ネコマル

これからの建設業では普及してきます。
それを説明していきましょう

建設キャリアアップシステムとは?

建設キャリアアップシステムとは?

まず、建設キャリアアップシステムとは、どういうものか解説していきます。

建設キャリアアップシステムの概要と費用

建設キャリアアップシステムの概要と費用
引用:国土交通省

建設キャリアアップシステムの概要

千尋さん
新人保険屋

なんだか、面倒くさい感じ・・・

ネコマル

確かにそうですが、こんなメリットあります

「建設キャリアアップシステム」とは、2019年10月から国が主導となって始めたシステムを指します。

このシステムは、技能者の就業履歴や保有資格などを業界統一のルールで記録し、管理していくものです。

建設キャリアアップシステムを利用することで、転々と仕事現場を移動しなければならない技術者のキャリアや保有資格を「見える化」することができます。

登録については、義務ではなく任意となっています。

ただし、外国人労働者を雇用する場合は義務化されています。

建設キャリアアップシステムの費用(管理者ID利用料)

ネコマル

建設キャリアアップシステムに登録する際は、費用がかかります。

千尋さん
新人保険屋

金取るんですか・・

ネコマル

金・・・そうです事業主が負担です。

尚、費用については、事業所の規模によって異なります。

資本金登録料(年間)
1人親方0
個人事業主6,000
500万円未満6,000
500 万円以上 1,000 万円未満 12,000
1,000 万円以上 2,000 万円未満 24,000
2,000 万円以上 5,000 万円未満48,000
5,000 万円以上 1 億円未満 60,000
1 億円以上 3 億円未満120,000
3 億円以上 10 億円未満240,000
10 億円以上 50 億円未満480,000
50 億円以上 100 億円未満600,000
100 億円以上 500 億円未満1,200,000
500 億円以上2,400,000
建サポ『建設キャリアアップシステムのメリットとデメリットを徹底解説!』

また、登録料以外にも、管理者ID利用料というものを事業者は毎年支払う必要があります(1IDあたり11,400円)。

この管理者IDは事業者登録した事業者に1つ必ず与えられるIDになりますので、事業者がシステムを利用する為には、最低でもこの登録料と管理者ID利用料を負担しなければならないのです。

建サポ『建設キャリアアップシステムのメリットとデメリットを徹底解説!』

建設キャリアアップシステムの目的

では、建設キャリアアップシステムが立ち上げられ、利用する目的について解説していきます。

千尋さん
新人保険屋

見える化はわかりますが、金取ってまですることですか?

ネコマル

ここがポイントになるんですよ

技能者のキャリアを客観的に見ることができる

事業者は事業者登録をすることで利用できる専用タブレットから現場で働く技能者のキャリアを把握することができます。

また、建設キャリアアップシステム独自の評価基準によってカードの色でも技能者それぞれの能力を把握することができるようになっています。

このように客観的にみられることで、現場の見積もりや請求時のエビデンスとして活用することができたり、書類削減といった作業外の事務的作業を削減するなどといった効果をもたらしてくれます。

将来的な技能者不足の軽減

建設業界では年々、技能者の年齢層が上がっていることや、現場に携わる技能者が減っているなど深刻な人手不足が問題となっています。

しかし、建設キャリアアップシステムで技術者情報を把握しておくことで、就業実績や保有資格によって適切に現場へ送ることができるようになります。

事業者の業務負担を軽減

建設現場を転々と移動して働くため、技能者のキャリアや能力を把握・評価することが難しいという問題がありました。

しかし、建設キャリアアップシステムを利用することで技能者それぞれのキャリアを一括把握することができるようになりました。

そのため技能者それぞれに対して事業者がキャリアを地道に把握しなければならない手間が省け、効率よく作業スピードを速められるなどのメリット受けることができます。

建設キャリアアップシステムにおける技能者判定

建設キャリアアップシステムにおける技能者判定
引用:国土交通省

建設キャリアアップシステムにおいて、技能者の能力を判別するには「技能者判定」という一律に定められた評価を利用して判断します。

この評価は職種それぞれで定められており、条件を満たすごとに評価がアップし、カードに色が変わっていきます。

職種それぞれの能力評価基準についてはこちらから参考にしてみてください。

建設キャリアアップシステムと外国人採用

千尋さん
新人保険屋

外国人労働者の場合はどうなるんですか?

ネコマル

外国人も加入は必須なんですよ

外国人を技能者として採用するためには、建設キャリアアップシステムに登録する義務が課せられています。

特に、特定技能に定められている職種については日本人と同等以上の評価を受けることができ、賃金格差を是正することができます。

そのため、建設キャリアアップシステムを採用しておくことで、外国人の能力評価を客観的に知ることができます。

特定技能1号外国人として採用できる職種を建設キャリアアップシステム内の技能者能力判定と共に挙げてみましたので参考にしてみてください。

建設キャリアアップ関連外国人採用備考
とび技能者とび職
建築大工技能者建築大工
配管技能者配管工
建築板金技能者建築板金
保温保冷技能者保温保冷
海洋起重技能者海洋土木
重機土工重機土工
左官技能者左官
コンクリート圧送技能者コンクリート圧送
トンネル技能者トンネル推進工
土工技能者土工
電気工事技能者電気通信
鉄筋技能者鉄筋施工
鉄筋継手技能者鉄筋継手
内装仕上げ/表装技能者内装仕上げ/表装
建設業で特定技能外国人を採用するには?

では次に、建設キャリアアップのメリットとデメリットがどのようなものがあるかをまとめていきたいと思います。

そのメリットとデメリットはどのようなものなのか是非チェックしてみてください。