特定技能で保温/保冷工事の外国人雇用が可能に!具体的な雇用方法を解説

2021年1月2日建設キャリアアップ(外国人雇用),特定技能採用CCUS,特定技能建設

この記事では、特定技能の業種に保温/保冷工事において外国人雇用をすることができるようになったので、その雇用方法について解説していきたいと思います。

また、保温保冷工事について実際に従事してみないと分からないと思うので、その工事方法についても解説していきたいと思います。

保温・保冷工事ってそもそもどんなことをするの?
外国人を雇用していい工事なのかな?

など、工事の方法から雇用方法まで分からない方が多いのではないかと思います。

そこで、保温保冷の専門職人になる外国人労働者を雇用した場合に行うことができる作業や従事できる区分を解説していきます。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

特定技能の保温・保冷工事って何?

なかなか想像がしにくい工事だと思いますが、どのような工事なのか簡単に解説していきます。

例えば、大型工場であったかいお湯を外から工場内に引き込む際に、配管が外にあると温度が下がってしまう問題が出てきます。

その配管の熱を冷まさないようにしたり、配管の中の温度を一定に保てるように保温したりできるようにする工事を保温・保冷工事と呼びます。

外国人労働者では建設分野特定技能1号評価試験(保温保冷)が正式名称になります。

特定技能の内容については、以下の記事から詳しく知ることができるので特定技能が分からない方は、合わせて読んでみてください。

特定技能「保温・保冷工事特定技能外国人」の主な業務内容

特定技能 保温 保冷 工事 外国人雇用

断熱工事と言われる大型のプラントや工業施設やデパート・商業施設などでは冷暖房や大きな冷蔵庫など様々なものがあります。

その、配管を防護したり貯留タンクの保護から断熱作業を行うのが、この職業になります。

外国人労働者を雇用した場合には、指導者の指示・監督を受けながら、冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業・化学工業等の各種設備の保温保冷工事作業に従事することが可能になります。

例えば、寒い冷蔵庫のある大きな工場で保温・保冷する意味は冷たい工場内に外からあったかい水が配管を通ってくると、冬場に窓ガラスが結露するように配管やダクトで結露したりして水滴がポタポタ落ちます。

なかなか大型の施設をみたこともない人もいますので身近で説明しますと、家についているエアコンです。

室内にはエアコン本体がついていて、バルコニーには室外機がありますよね。

その配管みると発泡スチロールみたいな断熱材が巻かれています。

これは、配管が外気で冷やされたり、温められたりされないようにするための処置です。

このような作業を大型施設に当てはめますと、エアコンの配管のように結露を対策しなければ、周りの設備を痛めるようなことも十分に想定されます。

そのようなことに対して、この専門職がいないと施設は成り立たないため、このような工事を設ける必要があるのです。

そのメインの仕事の内容用は下記のような仕事になります。

  1. 保温保冷工事用材料の取付け及び充てん作業
  2. 補助材の取付け作業
  3. 防湿材の取付け作業
  4. 外装仕上げ作業

下の動画では、保温・保冷工事の実際の工事の様子を知ることはできるので、良かったら参考にしてみてください。

特定技能:保温冷凍職人外国人労働者で想定される関連業務

動画を参考に作業をみていくと、その配管を施工するために図面を読んで、配管して、保温管断熱処理します。

それでも大きな配管が束になっている場合では、断熱が厳しいことがあります。

そこで、板金を曲げて保護して、断熱材と固定一緒に仕上げていきます。

その場合には板金の技術も必要になります。

大きな店舗や商業施設では、設備的にそのような配管も多くなるので関連業務として認められていますが、この業務以外に鉄筋を組んだりとか鉄骨組んだりなどといった保温保冷工事以外の関連しない業務をさせることは禁じられています。

保温冷作業をする場合は、特別教育や技能講習を受講させることで、その作業に従事させることも可能になります。

結露等で腐食する場合もどうしても出るので、塗装や防食施工で錆等の発生を抑制するメンテナンス等も作業可能と思われます。

そうした関連作業として認められていることは以下の通りです。

主な業務内容はリンク先にまとめてあるので詳しくはクリックしてみてください。

  1. 仕様書・施工図等の読図作業
  2. 配管作業
  3. 冷凍空気調和機器施工作業
  4. 建築板金(ダクト板金)作業
  5. 厨房設備施工作業
  6. 作業用機材の搬送作業
  7. 作業用機材の梱包・出荷作業
  8. 作業場所の整理整頓清掃作業
  9. 保温保冷工事作業に伴う足場等の組立て
  10. 移動式クレーン運転作業
  11. 玉掛作業
  12. 高所作業車運転作業
  13. 防食作業
  14. 塗装作業
  15. その他、保温保冷業務の実施に必要となる安全衛生作業(点検、整理整頓、清掃等)

特定技能:保温冷外国人労働者の断熱職人が扱える主な素材・材料

配管が保温と保冷できるように発泡スチロール系の保温材はすべて取り扱いすることが出来ますが、配管ごとに熱設備・冷暖設備等に応じて使用目的が変わります。

配管に巻き付けるものもあれば、はめ込みするものもあり形状は様々です。

中には吹付ける材料もあり、使用目的に応じて取り扱いする材料もかわってきます。

扱うことができる素材は以下の通りです。

  • 人造鉱物繊維保温材(JIS A 9504) ロックウール保温材
  • グラスウール保温材無機多孔質保温材(JIS A 9510) けい酸カルシウム保温材
  • はっ水性パーライト保温材発泡プラスチック保温材(JIS A 9511)A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材
  • A種押出法ポリスチレンフォーム保温材、
  • A種ウレタンフォーム保温材
  • A 種ポリエチレンフォーム保温材
  • A種フェノールフォ ーム保温材その他保温材(JIS の保温材に規定されていない素材(材料)) セラミックファイバーブランケット
  • ゴム系発泡材
  • 塩化ビニルフォーム
  • 多泡ガラス
  • 粒状保温材
  • 金属保温材工事用補助材防湿材
  • 外装材
  • 補助材(緊縛材、補強材、目張り材、整形材)
  • 接着剤
  • シーリング 材

特定技能:保温保冷外国人が使用可能な機械、設備、 工具等

機械としては、設備工事で使われる材料も含まれていますが、板金加工等でも使われるような材料もあります。

切断加工に始まり、研磨して折り曲げして固定するという作業をするので、保温工事も様々な工具を使用します。

使用できる機械や設備は以下の通りです。

  • 機械
  • 設備等 電動丸のこ
  • 電気帯のこ
  • 砥石切断
  • 電気鋲付け機
  • ブラインドリベット機
  • 押切
  • 足踏シャー
  • 動力シャー
  • スリッター
  • サークラーシャー
  • はぜ折機
  • ダクトはぜ折機
  • ひも出しロール機
  • 三本ロール機
  • 電気ドリル
  • コードレスドライバドリル
  • ベビーウィンチ
  • 足場材

機械・設備の工具はケガなどのリスクが多いものが多く、安全教育などを受けなければならないものもありますが、最近では安全設計された工具が多く販売されています。

特に、丸ノコや砥石切断機はコードレスタイプのものがあり、人気がありますのでよかったら、下の記事から参考にしてみてください。

使用できる手持ち工具

手持ち工具でも、金物工事に近いような材料も使用して冷気を送るような銅の管の折り曲げ加工や固定など使用材料も様々です。

折り曲げ方法の一例をあげるのであれば、「菊しぼり」です。

菊しぼりとは板金で薄い鉄板を菊の花のようにまげて、配管にはめ込んで配管をガードするための、職人オリジナルの配管防護の板金になります。

それをつくるためのハンマーやつかみ等なども使用することができます。

他にも使用することができる工具は以下の通りです。

  • 器工具等のこぎり
  • はさみ
  • ニッパ
  • ペンチ
  • 包丁・ナイフ
  • かんな
  • しの
  • ハッカー
  • ラッシン グベルト
  • バンド締機
  • 封緘機
  • スパナ
  • レンチ
  • ドライバ
  • プライヤ
  • きり
  • コーキ ングガン
  • コードリール
  • けがき針
  • コンパス
  • 墨つぼ
  • 墨さし
  • 金切りはさみ
  • 折り台
  • 拍子木
  • 刀刃
  • たがね
  • ならし金敷
  • センタポンチ
  • 各種保護具(安全帽、安全靴、保護眼鏡等)
  • 木ハンマー
  • 板金ハンマー
  • はぜおこし
  • つかみばし
  • 菊しぼり矢床
  • こて
  • 手ぐわ
  • こて板
  • 練舟

このような手持ち工具を使用していく保温保冷工事において、特に道具選びが作業の効率性を左右します。

様々な工具の中からよく使うであろうおすすめの工具をリンク先で紹介しているので、是非保温保冷工事に従事していなくても紹介している工具興味がありましたら、購入する際の参考にしてみてください。

保温・保冷職人を雇用するために重要なこと

特定技能を雇用するには、外国人労働者が事前にこの特定技能試験に合格した人でないと採用が出来ません。

そのハードルは以外と高く、試験問題だけでも難しい問題を、採用する外国人労働者に事前に合格してもらわないとなりません。

その後に採用のステップが踏めます。

採用までの条件等はこの後にまとめていますのでそちらを参考にしてください。

試験問題としてはまだ、テキストや参考問題もないため、試験団体からアップされたら投稿してみます。

特定技能外国人労働者を保温保冷工事職として雇用する流れ

特定技能作業従事者になるには、日本人と同様で給与面や資格面でかなり細かな条件があり、かなり確認してからでないと日本人を雇う場合よりも難しいことがあります。

建設キャリアアップシステムに始まり、社会保険でも基準があるため、採用に関してはたくさんの条件などを知らないといけません。

その内容を全て記載するとかなり長くなりますので、採用方法にあたり、こちらにて詳細をまとめています。

どのような採用基準があるか確認して外国人採用を検討してもらえればと思います。

下の記事は建設キャリアアップシステムにおいての保温・保冷工事の従事する技術者について解説しているので合わせて読んでみてください。

下の記事は、外国人を雇用する方法と、在留資格などについて分かりやすくまとめてあるので、そもそも外国人を雇用するにはどうすればいいのか分からない方は読んでおくと良いでしょう。

まとめ

今回は、外国人を雇用する際に基準となる「特定技能」のなかから保温保冷工事作業に従事させる方法を解説していきました。

まとめますと、

  • 特定技能として試験に合格し、様々な条件をクリアしている外国人は作業員として雇用することができる
  • ただし、作業内容・使用設備・素材など日本人に比べて限定されている
  • 特定技能の職種につくには難しい試験をクリアする必要があり、その試験は日本人でも難しい

ですね。

特定技能として外国人労働者を雇うことは様々な条件があり、作業内容も限定されています。

雇用していくことは日本人よりも難しい場合がありますか、貴重な即戦力となる場合があるので事業者としては知っておきたい内容だといえます。