建設キャリアアップシステム左官職人の評価レベルは?登録基幹技能者になる方法も解説

2020年12月2日CCUS,建設キャリアアップ(外国人雇用)CCUS,建設知識

この記事では、建設キャリアアップシステムにおいて左官工事のプロになるための資格を解説していきたいと思います。

また、左官職人のプロとして認められる「登録基幹技能者」になるための方法についても合わせて解説していきたいと思います。

左官職人として建設キャリアアップシステムに登録している方は、

左官工事でプロになる為に認められる資格って結局なにを取得すればいいの?

と、具体的にどんな資格を取得すれば評価があがるのかよく分からないかと思います。

前提として、建設キャリアアップシステムとは、インターネットサイトとICカードを利用して現場入場時にICカードを端末にチェックさせ、建設業で従事する労働者の入場管理からその方の資格情報や従事者記録を蓄積していき、その情報から、事業者の会社情報や社会保険の加入状況等を見える化していくシステムのことです。

現在、建設キャリアアップシステムは大手ゼネコンやサブコンでは導入が始まっており、今後民間のハウスメーカーでも導入が検討されています、

公共工事では既に必須になっており、今後この仕組みは全国に普及していく予定です。

そうしたシステムを通して今回は、人気の左官職人がどのようにして登録基幹技能者なるのか、そこまで評価を上げるにはどのような資格が必要なのか解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

 建設業キャリアアップのランクはどのように評価される?

建設キャリアアップシステムの能力評価制度は、建設技能者のレベルを経験・知識・技能・マネジメント能力の評価に基づき、4段階のランクで評価されたものとなっています。

4段階のランクとは、初級技能者からベテラン技能者へとランク分けされており、そのランク分けされたカードが職人さんごとに与えられます。

各レベルの目安としては、

  • レベル1:ホワイトカードの初級技能者
  • レベル2:ブルーカードの中堅技能者
  • レベル3:シルバーカードの職長として現場に従事できる技能者
  • レベル4:ゴールドカードの高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)となります。

各職種により、レベル1~4の取得に必要な条件が異なります。

建設キャリアアップシステム左官職人での評価レベル

次に、左官職人における条件について解説していきます。

建設キャリアアップシステム左官工レベル4になるには?

左官職人の頂点を目指すなら、この資格が必要です。

建設キャリアアップシステムでゴールドのカードを手に入れるためには

  • 10年(2150日)左官職人として作業に従事すること
  • 職長として 3年(645日) の経験

の条件を満たす必要があります。

また、それとは別に、下記の資格の中からいずれかの資格を保有しておく必要があります。

  • 登録左官基幹技能者
  • 1級建築施工管理技士
  • 優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)
  • 安全優良職長厚生労働大臣顕彰 卓越した技能者(現代の名工)

さらに、上記の資格のほかにレベル3及びレベル2の条件を満たしていることが必要になります。

1級建築施工管理技士の試験内容については以下の記事で解説しているので、是非合わせて読んでみてください。

登録左官基幹技能者の資格取得する方法とは?

登録左官基幹技能者の資格を取得するとスーパー職長になれます

登録左官基幹技能者は、国土交通省が発行する国家資格です。

登録左官基幹技能者の主な仕事は、施工方法や施工手順等の施工計画を元請けやゼネコンと調整することを行います。

更に、多くの人が働く現場の統括的な立場に立ち、他の作業員・他の職種と現場調整も行うのも登録左官基幹技能者の仕事です。

また、部下の指導施工方法の指導等を安全に計画的に品質を保っていくことも行う、重要なポジションをも担っています。

公共工事を行う会社であれば、この資格があれば公共入札の条件としてメリットはすごく大きいです。

なぜなら、経営事項審査の中で加点評価もあるため建設会社では受注しやすくなるメリットとなるからです。

資格取得をする条件

取得の方法としては講習試験を受け、修了試験に合格することが条件です。

この資格を取得する講習を受講するには、いずれかの資格・就業年数条件を満たしていなければなりません。

資格の要件として1から4の資格のうちいずれか1つの資格が必要になります。

  1. 1級左官技能士
  2. 1級建築施工管理技士・2級建築施工管理技士(仕上げ)
  3. 職業訓練指導員(左官職種)
  4. 優秀施工者国土交通大臣顕彰者(建設マスタ

更に以下の経験年数も必要となります。

  • 左官工事の現場施工において10年以上の経験のある人
  • 左官工事の現場施工において3年以上の職長経験のある人

詳しい講習内容は、以下のリンク先で見ることができるので是非合わせて見てみてください。

建設キャリアアップシステム左官職人レベル3になるには?

左官技能士になれば技能者として最強の資格になります

建設キャリアアップシステム左官職人でレベル3になるためには、以下の就業年数が必要となります。

  • 左官職人として5年(1075日)
  • 職長経験1年(215日)の経験

更に条件として、次の資格のうちどちらかを保有していることが挙げられます。

  • 1級左官技能士
  • 青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰

その上、レベル2の基準に示す保有資格も当然必要になってきます。

建設キャリアアップシステム左官職人としてレベル2になるには?

グラインダーの取り扱いは左官仕事には必須だよねえ…

現場経験3年(645日)の経験と以下の資格を取得することでレベル2になることができます。

他の資格に比べて要件が少し資格も絞られているので早くレベル2になれると思いますが、左官技能士が要件となっているので難しいと思います。

その理由や資格の詳細については次に解説していきます。

技能の象徴、左官技能士資格取得方法受験資格

左官技能士を取得すれば誰もが認めてくれる職人になれます

左官技能士は厚生労働省の技能検定の1つです。

資格には、一級の上級者を対象とした技能検定一級と、技能を覚えさらに上級を目指す2級があります。

まだ左官技術をこれから覚える人に対しての3級もあります。

受験資格

受験資格は、以下の通りになります。

  • 1級試験を受けるには7年以上の経験が必要であります。
  • 2級の試験を受けるには2年以上の経験が必要です。
  • 3級の場合は受験資格は特に厳しくありません。

試験は1年で2回行われ、合格することで技能士の資格を手に入ることができます。

左官技能士の試験は学科試験と実技試験に分かれており、両方を合格しないと資格を取得することができません。

出題内容

学科の試験では

  • 左官の施工方法材料
  • 建築構造
  • せず
  • 関係法令安全衛生法

等の問題が出題されます。

実技試験では実際現場で行う

  • 墨出し
  • 材料の調合

左官の施工では、

  • 下塗りから中塗り
  • 仕上げなど

様々な技能を実際に行います。

左官の技能検定に関する試験概要は以下のリンクから見ることができるので、是非チェックしてみてください。

建設キャリアアップシステムで左官職人レベル1になるには?

左官職人として材料の練り方や道具を覚える大事な時期

建設キャリアアップシステムに技能者登録され、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者技能者はレベル1になります。

左官工事建設キャリアアップシステムに登録する方法は?

建設キャリアアップシステムの申し込みや登録の確認はこちら

建設キャリアアップを運用している建設業振興基金の建設キャリアアップのHPは以下の通りです。

左官工建設キャリアアップ申し込み申請リンク先

建設キャリアアップシステムに登録するのであれば、まずはこちらから申請してください。

左官工建設キャリアアップ申し込み申請事業者申請登録

建設キャリアアップシステムは技能者のみでも登録することができますが、公共事業などの事業を請け負う事業者は登録しておくことをおすすめします。

事業者が申請する場合は、以下のリンクから申請してみてください。

左官工建設キャリアアップ申し込み申請技能者登録

申請の書類やQ&A等が記載されておりますのでご活用下さい。

補足:外国人を雇用するための条件

建設キャリアアップシステムの評価が上がっていくと、様々な職種の作業者を管理する職長になり得る経験を積まなければなりません。

その中でも、外国人を雇用して他の作業者と同じく管理していくこともあるかと思います。

外国人を雇用しても、できる作業が限られているのでそうした作業内容を把握しておくと、現場監督になっても管理がしやすいのではないかと思います。

是非、今後のためにもチェックしてみてください。

左官職人なら使ってみたい充電式グラインダー

左官職人になると、こうした電動工具を使用する機会は日常的になるかと思います。

そこで、日々の作業を効率よく進めるためにおすすめしたいのが、マキタの充電式ディスクグラインダーです。

手持ちタイプなので、自由に研磨したりすることができるので、細かな作業にも向いています。

また、コードレスとなっているのでアダプタを切ってしまうトラブルもなく、その上パワーもアダプタ式に引けを取らないほどあるので、快適に作業ができるかと思います。

是非、検討してみてはいかがでしょうか。

他にもおすすめのグラインダーを紹介しているので、是非合わせてチェックしてみてください。

まとめ

今回は、建設キャリアアップシステムにおいて「左官職人」の上級職長になるための方法と、それに付随する資格の取得方法について解説していきました。

まとめますと、

  • 左官職人レベル4になるには、就業年数10年・職長経験3年以上従事する必要がある
  • レベル4では、1級建築施工管理技士の資格や登録左官基幹技能者などといった資格が必要となる
  • レベル3では、左官技能士と呼ばれる資格などの資格と就業年数5年・職長経験1年以上が必要となる
  • レベル2では、左官技能士と特定の特別教育を受講する必要がある
  • 登録をする際は、申請HPから申請する
  • 申請する場合は、事業者が技能者とともに登録すると良い

ですね。

今後ますます需要が増えてくる建設キャリアアップシステムは、建設業界の新しい改革となります。

ITと連携することで、見えてこなかった現場一人一人のキャリアを把握することで、健全としたその人に合った作業を行うことができるようになっていくといえます。

長年、職人としてやってきた方にとってはなかなかなじみにくいシステムかと思いますが、公共事業をやる方には是非登録していただきたいシステムかなと思います。