最近の記事

建設特定技能ビザ:電気工事職人として外国人を採用する場合、可能な業務内容

2020年11月19日建設キャリアアップ(外国人雇用),特定技能採用

この記事では、電気工事職人として外国人を採用した場合、特定技能ビザを取得した外国人だとどういった業務を行うことができるのか解説していきたいと思います。

外国人実習生とは違う枠組みである特定技能ビザを取得している外国人を採用した場合、

どうやって採用するのかな?
技能実習生と業務内容は何が違うんだろう?

など、新しくできたばかりなのでどういった作業を行うことができるのかよく分からないですよね。

2019年に施行された特定技能とは新しい就労資格であり、建設分野特定技能1号評価試験(電気通信)と日本語能力試験を合格し、様々な条件をクリアして取得できるものとなります。

特定技能ビザを通して、電気工事職人として外国人労働者を雇用することは可能ですが、ただその条件は非常厳しく、すぐに採用出来るという内容ではありません。

電気工事職とは、電柱の工事などといった、主に電気回りを工事する職人を指します。

今回は、こうした電気工事職人として外国人を採用する場合、特定技能ビザを取得しているケースではどういった業務を行うことが可能なのか解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

特定技能電気通信工事に関わる外国人雇用業務内容

796

外国人労働者の雇用し、作業を行う場合は指導者の指示・監督を受けながら行います。

主な業務内容は、通信機器の設置、通信ケーブルの敷設等の電気通信工事の作業に従事することと定められています。

よって全く違う職種の業務を行わせる等などは出来ません。

そのため、下記の業務であれば、特定技能外国人に行わせることが可能となっています。

  • 通信機器の設置・据付及び撤去
    • 通信機器の例:交換・伝送機器、IP 機器、端末機器、無線機器、アンテナ、電源装置 (受配電・エンジン・蓄電池・交流・直流・空調) 、基礎設備(ケーブルラック、二重床、架台等)
  • 通信ケーブル(屋内配線を含む)・電源ケーブルの敷設・接続・撤去
  • 信機器設定/データ設定作業
  • 電柱の新設/撤去
  • マンホール・ハンドホールの新設・撤去
  • 舗装の破砕・復旧
  • 配管(地中及び屋外)の新設・撤去

このように、電気工事だけではなく通信設備関係の施工なども含まれます。

更に、地中埋設の配管などもあるためマンホールの設置等も業務内に含まれています。

他にも、電柱移動等でも想定される舗装部分の撤去や復旧等も業務の範囲内に含まれています。

電気通信工事で外国人労働者に想定される関連業務

電気工事はやはり高所作業車で電柱から電線を引っ張り、メンテナンス等をしているところをよく見かけるのではないかと思います。

他にも、室内での動力幹線の引き込みや屋上部分での作業等で材料の荷揚げ等は運搬なども業務に含まれます。

室内で商業施設では、天井に配線用のケーブルラックをくみ上げていきます。

通信ケーブルや様々な電気系統に分けて施工していく専門工事を行う職種もあります。

一方、外では地中埋設や電気専用の引き込みポールを設置したり、車両系建設機械で掘削するなど、配線をエフレックス管で埋設して土と接する工事も行なうこともあります。

そうした場合も電気工事などの資格だけではなく、様々な技能講習なども受講しておかなければなりません。

そのため外国人労働者を雇用した場合にも年次に応じて、資格講習を受講するようにすることでできる業務が増えていきます。

技能講習や特別教育を受講することでできる関連業務は以下の内容になります。

特定技能・電気工が使用できる主な素材・材料

ケーブルの線は意外に太く、多数の人数でケーブルを引き込むこともあるほど大変な作業でもあります。

電気工事といえば、やはりケーブルの施工が一番イメージがあると思いますが、電気ケーブルにも様々な線があります。

VVFなどといった中に入っている電線によってすべての電線の使用目的が違ってきます。

電気の線が傷がつかないように、劣化を防ぐために、などといった理由でエフレックス管やCD管・PF管など用途が多様して使い分けていきます。

使用できる素材や材料は以下の通りになります。

コンクリート柱、鋼管柱、通信メタルケーブル、通信光ケーブル、鋼より線、アスファルト、コンクリート、砕石、砂、鋼管、硬質ビニル管、電源ケーブル、LAN ケーブル、同軸ケーブル、導帯、バスダクト、ケーブルラック、二重床、架台

電気工事で使用する主な機械、設備、工具等

電気工事では、やはり一番危険な作業といわれるゆえんは「感電事故」になります。

常に電気ケーブルを触ることが多く、そうした作業中に誤ってスイッチが入っていたりすると、電圧が大きな線(高圧電線)に触れて大規模な感電事故を引き起こします。

だからこそ他の職人とは違い、絶縁の知識と配電の知識が求められるようになっており、外国人が使用できる機械・工具の中にもそうした知識に基づいた道具が定められています。

安全帯、昇降用転落防止器具、梯子、脚立、保護具(保護帽、絶縁チョッキ、絶縁シート、絶縁手袋、絶縁長靴)、発電機、酸欠測定器、換気扇、移動式クレーン高所作業車バックホー、融着接続機、パルス試験機、光パワーメーター、心線対照機、アスファルトカッター、コンクリート破砕機、ランマー、クランプメーター、絶縁抵抗計、接地抵抗計、気密試験機、無線 LAN テスター、スペクトラムアナライザー、耐圧試験器、デジタルテスター、電圧計、周波数計、雑音測 定器、シンクロスコープ、信号電源測定器、絶縁工具(スパナ、ドライバー等)

特定技能ビザ外国人を採用するにはCCUS登録が必要

これらの特定技能ビザを取得した外国人を受け入れるには、受入側が建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録していることが必須となります。

この必須条件は「特定技能受入計画」といわれる、建設業における特定技能ビザを取得した外国人を雇用するために事業者が遵守する基準であり、この「特定技能受入計画」の認定を受けなければ外国人を採用することができません。

以下の記事で、雇用する企業側が必要となる条件についてもこちらから見ることができるので合わせて読んでみてください。

また、特定技能ビザとはどういった資格なのかよく分からない方もいるかと思いますので、是非下の記事を合わせて読んでおくと今回の記事が分かりやすくなるのでおススメです。

補足として、現場入りした新人教育や外国人に対しての安全教育に役立つ教材をまとめているので是非活用してみてください。

建設汎用機械や電動工具による労働災害の原因は?安全対策と対策テキストをダウンロード

電気工事特定技能の試験内容とは?

特定技能を雇用するには、外国人労働者に事前にこの特定技能試験に合格した人でないと採用が出来ません。

そのハードルは意外と高く、試験問題だけでも下記のような難しい問題を採用する外国人労働者に事前に合格してもらわないとなりません。

是非試験内容をチェックしてみてください。

特定技能電気工事試験問題例

補足:電気工事職人なら知っておきたいおすすめ工具

ここから、電気職人なら知っておきたいおすすめ工具について紹介していきます。

切れ味抜群な電気工事用ナイフ

電線といった丈夫な線はなかなかコツを掴まないと切れにくい素材でもあります。

ですが、切ることに作業時間を費やしてはもったいないのでこうした切れ味のよいカッターを使用してみてはいかがでしょうか。

このカッターは少ない力でも切ることができるのうえ、電気工事に想定されたカッターでもあるので痒い所に手が届くような嬉しい設計となっています。

安定的に穴あけができるフリーホルソー

ケーブルなどを通すときに安定して穴あけができるようにならなければ、線を通すことは難しいと感じるのではないかと思います。

フリーホルソーを使用すれば、電気ドリルでブレてしまう手元を固定して穴あけを行うことができます。

直線的な穴あけを行うのであれば、スムーズな配線が行えるようになります。

まとめ

今回は、電気工事職にとして特定技能外国人を採用するとどういtった作業を行うことができるのか解説していきました。

まとめますと、

  • 指導者の監督のもとであれば、定められた作業を行うことができる
  • 関連業務にあたる部分も、主に電気工事の関わっている部分が許可されている
  • 工具・材料などのものは、特別教育や技能講習を受講することで使用することができる

ですね。

こうした外国人を採用するには、試験に合格することも重要ですが、採用側・技能者側共に建設キャリアアップシステムに登録していることが前提となります。

是非、電気工事として作業に従事する、これから外国人を採用するようになっている方はチェックしてみてください。