建設特定技能ビザ:鳶(とび)職人として外国人を採用する場合にできる業務内容

2020年11月19日建設キャリアアップ(外国人雇用),特定技能採用CCUS,特定技能建設

この記事では、鳶職人として外国人を採用する際、特定技能ビザを取得した外国人ではどういった作業が行えるのか解説していきたいと思います。

特定技能とは、新しくできた外国人の就労資格になり、正式にには 建設分野特定技能1号評価試験(とび)又は技能検定3級(とび)の試験を合格した人を雇用することができる制度です。

そうした制度を利用して外国人を採用する場合、

ぎ技能実習生とは違うみたいだけど、どういった作業をさせることができるのかな?

というように、技能実習生を雇用したことはあっても特定技能ビザを取得した外国人を採用する場合ではどういった違いがあるのかよく分からないですよね。

外国人採用された方は指導者の指示・監督を受けながら、仮設の建築物、掘削、土止め及び地業、躯体工事の組立て又は解体の作業に従事することが可能になります。

そうした外国人を鳶職人として採用する場合、作業内容にどういった取り決めがあるのかこれから解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

前提:建設業特定技能ビザを取得する方法と雇用する方法

まず、特定技能ビザとはどういった資格なのかよく分からないかたもいるかと思いますので、是非下の記事を合わせて読んでおくと今回の記事が分かりやすくなるのでおススメです。

また、雇用する企業側が必要となる条件についてもこちらから見ることができるので合わせて読んでみてください。

補足として、現場入りした新人教育や外国人に対しての安全教育に役立つ教材をまとめているので是非活用してみてください。

建設業特定技能ビザを取得した外国人ができる業務内容

鳶とは、地業作業(玉石地業、割栗地業、砂利敷地業、杭打ち・杭抜き地業、その他の地業)、矢板、腹おこし、切りばりによる土止め、連続土止め壁による土止め、その他の土止めの土工事などといった幅広い作業を行う職種です。

特定技能ビザ(建設業:とび職)を取得した外国人を採用した場合に行える業務内容は以下の通りです。

  • 足場の組立て及び解体作業(丸太足場、単管足場、枠組足場、その他の足場、足場に取り付ける養生設備)
  • 仮設の建築物の組立て及び解体作業(仮囲い、工事用仮設建築物、架設通路、構 台、土止め・型枠支保工)
  • 掘削工事作業(根切り)(布掘り、溝掘り、段掘り)
  • 地業作業(玉石地業、割栗地業、砂利敷地業、杭打ち・杭抜き地業、その他の地業)
  • 矢板、腹おこし、切りばりによる土止め、連続土止め壁による土止め、その他の土止め
  • 建築物の組立作業(木造建築物、鉄骨建築物、その他の建築物)
  • コンクリート打設作業
  • 重量物の運搬作業
  • 建築物の解体作業(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、その他の建造物)

特定技能外国人の業務内容が他の職種に比べて幅広くカバーされていることが分かります。

下記に記載されているとび職の建設キャリアアップシステムは、特定技能外国人として日本で働く場合に登録しておくよう定められています。

また、企業も例外ではなく、日本人である方々に登録を推奨しているシステムです。

是非、どういった内容なのか合わせてチェックしてみてください。

特定技能ビザ鳶(とび)職で想定される関連業務

鳶工事は「多能工」といわれ、仮設物の組払しだけではなく材料の荷揚げなど、現場での必要な資格は多数あります。

さらに外国人も例外ではなく、技能講習や特別教育などの安全教育を取得させると現場で重宝されます。

特定技能ビザ鳶(とび)職で想定される関連業務では、このような業務は作業として認められています。

  • 杭打ち作業
  • 仮設物の撤去・荷下ろし作業
  • クレーン組立て・解体作業
  • 各種揚重運搬装置による移動作業
  • 工事現場の仮囲いの設置作業
  • 壁、床等設備・建築資材の荷揚げ作業
  • 電気、水道、ガス、空調等の設置機械の荷揚げ作業
  • 仮囲いの撤去作業
  • その他、とび業務の実施に必要となる安全衛生作業(点検、整理整頓、清掃等)

この作業を行うのであれば、玉掛け技能講習足場組立作業主任者などのフルハーネス特別教育など資格講習を受講させて、様々な現場対応を出来るように現場で活躍してもらうことも可能といえます。

特定技能でとび職が使える素材や材料

鳶職なので足場材の使用がメインでになりますが、型枠支保工などの組み立ても行うので材料を玉掛け作業等で行うためのワイヤーロープ等もメインになります。

番線は足場施工で材料を固縛するのに必ずできないと足場の組み立てはできません。

余談ですが、現在では鋼製足場のユニット化により番線を使わない足場等で作業にあたっている作業員が多くなってきているので、番線を使った足場を組み立てることができない方が多くなってくるかもしれませんね。

外国人労働者に使用させていい材料はこちらになります。

  1. 足場材
  2. 支保工材
  3. 養生材
  4. 番線
  5. 土止め用材
  6. 荷揚げ用材

ちなみに、番線を縛るのはこういった作業方法があります。

基本的な縛り方なので、是非チェックしてみてください。

特定技能鳶が使用できる機械・設備・工具等

特定技能の試験合格者は、使用や扱える機械や設備や工具にも制限があります。

鳶が鉄筋組むなどといったイレギュラーな内容の施工はさせないように注意しないといけません。

  • 機械、設備等 チェーンブロック、電動ホイスト、移動式クレーン高所作業車、建設用リフト、
    • 巻上げ機(ウィンチ)、ホイスト、ベルトコンベア、バックホウ、パワーショベル、 クラムシェル、トレンチャ、ドラグライン、トラクタショベル、ブルドーザ、不整地運搬車、タワークレーン、フォークリフト
  • 器工具等
    • 墜落防止器具(保護帽、安全靴、安全器具(安全帯等)含む)、親綱、長靴、繊維ロープ、玉掛けワイヤロープ(台付け用ワイヤロープ)、吊りクランプ、吊りハッカ、吊りチェーン、かいしゃくロープ、シャックル、吊り綱、吊り袋、クランプ(直交・自在・三連)、梯子(はしご)、自動釘打機、釘、くさび止め材、キャンバー、ターン バックル、キトークリップ、レバーブロック、ボルシン、シャコ万、ゴムマット、平角材、スコップ、つるはし、大かなてこ、バール、測量器材(レベル、トランシッ ト)、バケツ、しの、ハンマ、げんのう、手ハンマ、かけや、ラチェットレンチ(ラチェットスパナ)、スパ、インパクトレンチ、カッタ、カッターペンチ、のこぎり、電動丸のこ、チェーンソーガス切断機、インパクトドライバー、その他(とび作業関連)

特定技能外国人の鳶職人を採用するには?

日本人と同様で給与面や資格面でかなり細かな条件があり、かなり確認してからでないと日本人を雇う場合に比べて難しい場合があります。

建設キャリアアップシステムに始まり、社会保険でも基準があるため採用に関してはたくさん知らないとならないことがあります。

その内容を全て記載するとかなり長くなりますので、注意点をこちらにて詳細をまとめています。

どのような採用基準があるか先述した記事と確認しながら外国人採用を検討してもらえればと思います。

補足:とび職なら知っておきたい便利な工具

とび職は様々な工具を使いこなしながら作業を行います。

少しでも作業効率を高められるような工具をまとめてみましたので、チェックしてみてください。

メタルが輝く耐久性抜群なタジマのスマートリール

自動伸縮することができるので、ロープが垂れず絡んでしまうといった悩みを軽減してくれます。

また、コンパクトサイズであり、ナスカンもついているので様々なシーンで付け替えが可能となっています。

ボルト締め付けパワー抜群な充電式インパクトレンチ

作業振動を軽減してくれる設計となっているので、振動による疲れを軽減してくれます。

また、充電バッテリーは他の同シリーズの工具と使いまわすことができるので、同じ工具があればバッテリーを使いまわすことができます。

まとめ

今回は、とび職として特定技能外国人を採用した場合に作業ができる内容を解説していきました。

まとめますと、

  • 特定外国人が行うことができるのは、指導者の指示・監督を受けながら、仮設の建築物、掘削、土止め及び地業、躯体工事の組立て又は解体の作業に従事することができる
  • 関連業務も安全教育や技能講習を受講すれば、定められた作業に従事することが可能
  • 素材や工具は足場組立に使用するものがメインとなる

ですね。

特定技能外国人を採用する場合は、技能者側も企業側も様々な取り決めがあります。

人手が足りない中小企業にとって費用や定められた作業からみるに少し厳しいものかと思います。

しかし、採用枠が少しでも増えるのであれば検討してみてもよいかと思います。