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マニアック資格:車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の技能講習や資格取得について解説!

2020年12月5日安全教育,特別教育・技能講習,資格講習

この記事では、車輌系建設機械の種類や技能講習を取得する方法について解説していきたいと思います。

また、ユンボやパワーショベルなどの車両の用途などについても合わせて解説していきたいと思います。

一度は乗ってみたい車だけど、どんな資格がいるのかな?

と、子供のころに一度は乗りたいと思ったことがある車ですが、どんな資格がいるのかよく分からないですよね。

実際に乗るには、ユンボの資格 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格が必要です。

そこで、この資格はどのように取るのかなど解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

車両系建設機械の運転技能講習と特別教育とは?

マニアック資格:車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の技能講習や資格取得について解説!

この技能講習で取得できる車両は以下の通りです。

ドラグ・ショベル/トラクター・ショベル(4輪駆動ホイールローダ含む)/ブルドーザー/スクレーパー/ドラグライン/モータ・グレーダ/ スクレープ・ドーザ/クラムシェル/トレンチャー/パワーショベル/バケット掘削機/ずり積機

ショベルローダーはこの資格では運転することができないので資格の内容を知りたい方は、下の記事を読んでみてください。

車輌系建設機械には資格も2種類あるからどっちとればいいのかな?

資格の種類ですが、どのように区別されているのかは以下の通りになります。

機械が3トン以上か未満で講習の内容と乗れる重機に制限が出てきます。

資格の正式名称は、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習といいます。

国家資格ですが実は免許ではありませんので、履歴書に記載する際には、免許保有ではなく講習修了と記載されます。

また、特別教育にも同じ名前が使われていますが、特別教育はあくまで技能講習とは違い、乗れる機械の大きさに制限が出てきます。

  • 機体重量3トン以上技能講習を受講が必要
  • 機体重量3トン未満特別教育の受講が必要

車両系建設機械の技能講習の資格受講方法について

技能講習の資格取得方法は?

受験資格:18歳以上が条件になります。

車両系建築機械運転技能講習の資格は、講習を受けてその後学科試験、実技試験があるのです。

試験内容と講習は学科と実技に分けられています。

  • 学科走行装置の構造、取り扱いについて、作業装置の構造、取り扱い、作業方法について、運転知識、法令について学科を学びます。
  • 実技走行操作、作業装置の操作、合図について実際に機械を動かしながら確認。

対象となる機械はブルドーザ、ユンボなどで自分で選択可能で講習を受けれます

受講資格や資格保有によって受講が変わります。

  • 5日(38時間)コース
    • 経験のない方
  • 3日(18時間)コース 
    • 車両系建設機械(3t未満)の運転経験が6ヶ月以上の方。
    • (特別教育修了者に限る)※事業所等の証明書が必要です。
  •  2日(14時間)コース
    • 大型特殊免許をお持ちの方(限定なし)
    • 大型・中型・準中型・普通自動車免許、又はその第二種免許をお持ちの方で車両系建設機械(3t未満)の運転経験が3ヵ月以上の方(特別教育修了者に限る)事業所等の証明書が必要です

資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。

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車輌系建設機械は整地・運搬・積込み用と幅が広い

車輌系建設機械の運搬の代表的な機械

車輌系建設機械の運搬の代表的な機械

簡単なところで【運搬】から説明してみましょう。

運搬は土砂を運ぶ為の機械を運転出来る内容です

ホイルローダー等が運搬機械になりますね

何故、運搬が含まれているかは、運転時やバックしたときに人を踏んだりして大事故になりかねないようにするためです。

車輌系建設機械で一番人気のユンボ(バックホー)

車輌系建設機械で一番人気のユンボ

次はもっともポピュラーな【掘削】ですが、こちらは当然見たことあると思います。

ユンボはメーカーの呼び名でバックホーっていいましょう

穴を掘るだけでなく習字も少し練習すれば出来るほど、車両によっては汎用性のある機械といえます。

筆者も空き缶をバケットに乗せて倒さないように、操作する練習した記憶があります。

なぜユンボに資格があるかは穴を掘る以外に無理な走行等で転倒や、本体が回転したときに人に接触してケガをさせることが多々あったからです。つまり事故の多いのが車輌系建設機械です。ただ、ユンボはバックホーと現場で呼ばれています。

ユンボの名前の正式な名称はバックホーと言う

ユンボの名前の正式な名称はバックホーと言う
レンタルのニッケンカタログより引用

鉄道のレールの上も走れるユンボもあります。

鉄道用のユンボは、レンタルのニッケンさんのホームページから引用しましたが、このレンタルのニッケンがユンボという商標権を保有されており、ニッケンだけがユンボという名前を使えます。あとはバックホーと呼んでいます。

バックホーにクラムシェル、ドラグラインにショベルと重機によって名前はたくさん。

様々な種類のユンボ(バックホー)

様々な種類のユンボ(バックホー)
日立建機ホームページ引用

これはすごいですね。2双腕の重機は圧巻です。

自衛隊にも、災害派遣の際に活躍する2双腕タイプの重機があります。

女性が操縦しているところは、とてもかっこいいですね!

建設機械の様々なアタッチメントについて

アタッチメントが変えられるユンボは、車両系建設機械の資格さえあればアタッチメントを変えたとしても同じ資格で操作ができるとは限りません。

このようなユンボみたことあると思いますが、車輌系建設機械の資格ではこちらのようにハサミがあるユンボは運転出来ません。

「整地・運搬・積込み用及び掘削用」「解体用」「基礎工事用」「コンクリート打設用」と機械には用途によって講習内容が違うのかあ…知らなかったあ…

車両系建設機械(解体)運転技能講習を受講しないとダメなんです

無資格による重機操作は違反になる

東京・八王子労働基準監督署は、無資格者にドラグ・ショベルの運転を行わせたとして、建築工事業の㈱三井(群馬県沼田市)とショベルを運転していた部長兼現場代理人を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検した。

同社は令和2年9月8日、東京都八王子市にある建設工事現場に2次下請として土工事を施工していた。現場代理人は無資格であったにもかかわらず、機体重量3トン以上のドラグ・ショベルの運転業務を行った疑い。

【令和3年2月25日送検】

労働新聞社引用

乗用車を無免許で運転するように、当然車両系建設機械の資格がなければ運転・操作をすることができません。

乗用車を無免許で運転するのと同様、書類送検されるので資格を取得している人が運転するようにしましょう。

車輌系建設機械の整地機械の種類

車輌系建設機械の整地機械の種類

最後は【整地】です。

整地は地面を整えるということで、土を平に均す作業があります。

写真のように、陸上自衛隊にも災害時などに活躍できるよう配置されています。

ブルドーザーによる押土の機械やモーターグレーダーなどあります

モーターグレーダーという機械ですが、以外とこの操作は難しいです。

運転したことない人は多いかと思います。

車輌系建設機械は死角が多く労働災害も多い理由

実際の事例を紹介します。

鹿児島労働基準監督署は、車両系建設機械の一種であるバックホーを傾斜地で使用させる際に誘導者を配置しなかったとして、土木建設業の㈲岩川興業(鹿児島県熊毛郡屋久島町)と同社取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で鹿児島地検に書類送検した。平成30年10月、労働者が運転していたバックホーが転倒し、運転席から投げ出された労働者が脾臓損傷により死亡している。

労災は、同社が元請として施工していた工事現場で発生している。最大傾斜角35度の斜面上でバックホーを使い、重機の搬入路を形成するための整地作業を行っていた。その際、誘導者を配置しなかった疑い。

法律では、路肩や傾斜地で車両系建設機械を運転させる際は、誘導員を配置するなど転倒対策を講じるよう義務付けている。

【平成31年2月19日送検】

労働新聞社引用

宮崎・延岡労働基準監督署はトンネルの工事中に労働者がドラグ・ショベルに轢かれ両足の一部を切断した労働災害で、九藤建設㈱(福岡県糟屋郡新宮町)と同社の現場責任者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで宮崎地検延岡支部に書類送検した。

労働災害は同社が下請として入場する、宮崎県東臼杵根郡椎葉村のトンネル工事作業現場で起きた。同社の56歳の男性労働者が集じん機のダクトの取付け作業をしていたところ、ドラグ・ショベルに轢かれ両足の一部を切断した。

労働安全衛生法は車両系建設機械を用いて作業をする際、接触の危険を防止するため、移動経路を立入禁止にするか、誘導員を配置しなければならないと定めているが、同社はそれらの措置を怠っていた。被災労働者は元の仕事への復帰は難しい状況にあるという。

【令和元年10月2日送検】

労働新聞社引用

大型の車両建設機械は死角が多く、運転席からでは分からないところが多くあります。

そのため、運転する場合は誘導員を配置する義務があり、この義務を放棄すると現場責任者が書類送検されます。

この誘導員配置を怠ったことで起こる事故が多発しているため、労働災害の多い危険な車両であるといえます。

車両系建設機械資格と大型特殊免許保有で更にスキルアップ可能

タイヤユンボは引っ張りだこだけど、自宅に駐車すると人気出ます!

大型特殊取得で公道も走行可能です。

走行している姿を見ると、カッコイイですよね。

この資格を取れば、もうプロです。ただ技能講習を持っている人とは違います。

車両系建設機械(解体)技能能講習修了で解体工事も可能になります。

さらに小型移動式クレーン技能講習修了を取得すればトラッククレーンを操縦することも可能になります。

これらの資格については、以下の記事を参考にしてみてください。

車両系建設機械の資格を取得すると他にもこんなメリットが

先述した、大型特殊免許を取得すると、操縦士としてのスキルがアップしますが更にこんな資格も一緒に取得すると自身の市場価値が上がるかと思います。

まず、車両系建設機械の資格を取得すると建設キャリアアップシステムにおいて、機械土工としての評価が上がります。

最終的には、登録基幹技能者としてのキャリアを積むことができるので目指してみても良いのではないかと思います。

他にも車両系建設機械は用途に合わせて資格が異なるので網羅しておくと自身のスキルアップになるのではないかと思います。

是非、合わせて取得してみてください。

まとめ

今回は、車両系建設機械(地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格とその用途について解説していきました。

まとめますと、

  • 車両系建設機械は、機体重量3トン以上で技能講習・機体重量3トン未満で特別教育を受講する必要がある
  • 国家資格であるが、講習さえ受講すれば操作することができる
  • 車両系建設機械の資格を取得するなら大型特殊や解体用など合わせて取得すると仕事の幅が広がる
  • 建設機械は死角が多いので、労働災害が発生しやすい(誘導員の配置など、安全管理に努める)
  • ショベルローダーは別の資格が必要となる
  • ユンボのアタッチメントによっては、別の資格が必要となる

ですね。

車両系建設機械の資格を取れば仕事の幅は大きく広がります。

解体の重機関係は追加で資格取得すれば大活躍できますが、大型特殊を取得することで公道走れるのは凄いです。

是非興味ある人は資格取得を検討してもいいのではないでしょうか?