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アーク溶接の資格を取得するには?アーク溶接をうまくやるコツについても解説!

2020年12月15日安全教育,特別教育・技能講習,資格講習

この記事では、アーク溶接を使用する際の資格を取得する方法と、アーク溶接のやり方などを解説していきたいと思います。

アーク溶接って他の溶接と何が違うのだろう?

と、このように「溶接」という言葉は皆さん聞いたことがあるので、鉄板や金属を溶かしてくっつける作業というのは分かるかと思います。

ですが、アーク溶接の「アーク」って一体何なのかなど、溶接といっても何が特長なのかよく分からないですよね。

溶接はアーク溶接が一般的ですが、その危険性を知らないと大事故になる可能性があります。

そのため、特別教育を受講して教育を受ける必要性があります。

そこで、今回はアーク溶接の資格について、またアーク溶接のメリットやデメリットを含めて解説していきたいと思います。

以前紹介したガス溶接については、こちらから読むことができます。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

追記:2021年アーク溶接の法律が変わった

令和3年4月1日から施行になった内容です厚生労働省では、「溶接ヒューム」について、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあることが明らかになったことから、労働安全衛生法施行令、特定化学物質障害予防規則(特化則)等を改正し、新たな告示を制定しました。

溶接ヒュームとは、

アーク溶接時に発生する溶接ヒューム(以下,ヒュームという)は,アークの熱によって溶かされた金属が蒸気となり,その蒸気が空気中で冷却され固体状(金属酸化物)の細かい粒子となったもの

を指します。

アーク溶接を屋内作業場で行う場合は以下の点がポイントして注意しなければならなくなります。

  • これまでと同等かそれ以上の換気の実施。
  • ヒューム濃度の測定をする。
  • 作業場の床の水洗掃除を毎日1回以上行う。
  • 特定化学物質作業主任者を選任する。
  • 特殊健康診断の実施。

溶接ヒュームの新たな規定と変更の内容とは

このポイントとしては、

  • 溶接ヒューム及び溶接ヒュームを含有する製剤その他のもの
  • 溶接ヒュームの含有量が
  • 重量の1%以上
  • 金属アーク溶接等作業に係る「ばく露防止措置等」が設けられる

といった内容が定められています。

つまり、溶接ヒュームも特定化学物質に指定されているので扱う時は十分注意しましょうといった内容が設けられているということです。

アーク溶接の資格を取得する前に知っておきたいこと

アーク溶接の資格を取得するには?アーク溶接をうまくやるコツについても解説!

アーク溶接は簡単にいうと、電気の力で金属物の間間にスパークさして火花を発生させる、これを「アーク」といいます。

ここで発生する熱を利用して金属の溶接棒で金属同士をくっつける作業を「アーク溶接」といいます。

こうしたアーク溶接の作業はこのような危険性を伴います。

アークが発生する時火花と光がまばゆい光で目がチカチカします保護具を使わずに溶接を繰り返すと夜中に目が熱くなり、涙が止まらなくなります。すごく目が痛くなり目を薬とか職人さんはいますが、実際この光を防ぐ遮光レンズ付きの保護具を適正に使わないと後ですごく後悔します。

溶接で目を焼くと地獄です。

また電気の力を利用して行うため、雨等で屋外で溶接する場合には感電等の恐れがあり、金属を溶かすため火傷の恐れもあります。

そうした危険性を伴うので、より安全な作業を心がけるためにも資格は必要なのです。

溶接作業簡単なのか?難しいのか?

溶接作業簡単なのか?難しいのか?

作業自体は簡単そうに見えますが、溶接のコツが必要で金属同士をくっつけた際に隙間がないようにしなければならないです。

下手な人は溶接棒がくっついちゃうことも…

薄い鉄板では鉄板同士が溶けてしまってうまくつかない場合や溶接した部材にものを乗せたときに溶接が切れて落ちることもあります。

手の動きを数字の8の文字を書くように溶接棒のついたフォルダーを動かしていくのがポイントです。

ただ、縦方向に溶接する場合や横方向に溶接する場合によって若干手の動かし方は変わりますが、金属同士を動かないようにまず仮止溶接して、呼吸を止めてフォルダーを動かしていくとうまくいきます。

また、溶けた溶接カスが付いているのでそれをきれいに叩いて取ると溶接がうまくついているかどうか確認ができます。

この方法はあくまで建設業で使う山留支保工などで厚い鉄板を溶接する場合にやっていた内容です。

山留支保工について詳しくは、下の記事から参考にしてみてください。

補足:アーク溶接作業者なら知っておきたい工具

アーク溶接を使う作業者は、特にコンベックスを用いて作業をすることが多いです。

特に機械製造をする場合は、溶接前と溶接後で溶接によるズレが生じます。

そのズレがクライアントが提示する機械の完成図から許容範囲なのかなどをコンベックスを用いて計ります。

そこで、今回おすすめするコンベックスは耐久性が自慢のタジマのコンベックスです。

レール部分が折れることなく、落下の衝撃にも強い工具となっています。

そのため、最大1.5メートル伸ばしても折れることがないので大きなものを溶接するときにとても重宝するのではないかと思います。

溶接は火災事故が多い危ない作業

ALC金属加工等の業種でもアーク溶接は用いられ、製造業や車等の製造でも用いられています。

溶接作業の危険なポイントとは

アーク溶接の特別教育は、作業に伴う溶接機械の不備や管理の不足・作業者の作業方法や感電火災・火傷など重大な災害があります。

溶接中の火花が飛び散り建築資材に燃え移り火災になったケースもあります。

このようなケースが多いため、労働安全衛生法の中の労働安全衛生規則の中では事業者はアーク溶接機を用いて行う金属の溶接に関して特別教育を実施しないとならないと定められています。

アーク溶接労働災害(労災事例)

長野・松本労働基準監督署は、ベトナム人技能実習生2人に防じんマスクなどの呼吸用保護具を使用させなかったとして、足場など仮設資材の修繕・整備を営む㈲飯田整備工業(長野県飯田市)と同社取締役を労働安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反などの疑いで長野地検松本支部に書類送検した。

技能実習生らはいずれも20代後半の男性で、長野県安曇野市にある同社松本整備工場で半自動アーク溶接機を用いた足場材などの補修作業に従事していた。金属をアーク溶接する際には、ヒューム(加熱により発生する粒子状物質)などの粉じんが発生する。粉じんを吸い続けるとじん肺などになる恐れがあることから呼吸保護具を使用させなければならないが、同社は令和2年8月1日~9月15日までの約1カ月半、これを怠っていた疑い。

同労基署は、「作業現場にはほかにも何人か作業員がいたが、アーク溶接を行っていたのは技能実習生2人だけだった」としている。

【令和2年11月24日送検】

労働新聞社引用

福井・武生労働基準監督署は、労働者にアーク溶接による金属の溶接作業を行わせる際、防じんマスクなどの有効な呼吸用保護具を使用させなかったとして、㈲薬師鐵工所(福井県越前市)と同社工場長を労働安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福井地検に書類送検した。

 同社は、令和元年9月5日、保護具を使用させずにアーク溶接を行わせていた。

同労基署は10年程度前から複数回にわたって、同種の違反に関する是正指導を実施してきた。「直すものの、また元の状態に戻ってしまうことの繰り返し」(同労基署)だったという。

労働災害や健康障害は発生しておらず、いわゆる「事前送検」に当たる。

【令和元年10月9日送検】

このような事故を通して考えていくとアーク溶接は危険な作業であることは変わりないので絶対に注意しないといけません。

ただ、ガス溶接と違ってアーク溶接はあくまで特別教育なので国家資格ではありません。

ちなみに、ガス溶接と合わせて取得すると仕事の幅はさらに広がります。

アーク溶接の取得の方法とカリキュラム

アーク溶接の取得の方法とカリキュラム

アーク溶接特別教育では学科と実技の両方が行われます。

アーク溶接はこのような内容を勉強するんだ!

学科では、必要知識と労働安全衛生法をはじめとした関係法令を学びます。

実技では、アーク溶接装置の取扱いおよびアーク溶接などの作業の方法について行います。

アーク溶接の特別教育は、学科で合計11時間、実技で10時間で行われます。3日間の講習です。

アーク溶接学科のカリキュラム

  • アーク溶接などに関する知識1時間
  • アーク溶接装置に関する基礎知識3時間
  • アーク溶接などの作業方法に関する基礎知識6時間
  • 関係法令1時間

アーク溶接実技のカリキュラム

アーク溶接装置の取扱いおよびアーク溶接などの作業の方法10時間以上

上記がアーク溶接等特別教育のカリキュラムです。

建設業においてアーク溶接を用いる業種として挙げられるのは、下のような鉄骨組立てなどの作業です。

鉄骨組立てについては、以下の記事を参考にしてみてください。

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アーク溶接にはさまざまな方法がある

溶接にはいろいろな種類がある。

アーク溶接には様々な方式があります。

例えば溶接棒が溶ける溶接の機械が一般的ですが、溶接棒が解けない溶接の方法もあります。

溶接棒が解けないのは「プラズマ溶接」とか「ディグ溶接」といわれる溶接の方法があります。

アーク溶接は取得すると機械溶接や工業溶接、建設溶接等の作業に対して様々な仕事の幅が増えます。

アーク溶接作業のメリットとは?

アーク溶接のメリットは、低コストでできるため規模の小さな現場やたくさんの台数を用意して溶接してもコスト的には安く作業効率も良いため建設現場でも多く用いられています。

最近ではホームセンターでも溶接機が販売されていて自分の趣味で溶接をやる方もいらっしゃいます。

その際でも、やはり取得講習を受講して安全作業を行うべきだと思います。

アーク溶接作業のデメリットとは?

アーク溶接のデメリットは、作業者によって技量が大きく変わります。

電流の調整や溶接棒の動かし方によって大きく溶接の仕上がりが変わります、これがアーク溶接のデメリットです。

他にも溶接棒の被覆が焼けてしまったり、カケてしまったりなど、溶接がうまくいかない場合もあります。

また、アーク溶接は作業時に金属などを溶接するので鉄粉などの粉じんが舞います。

そのため、このような健康被害にリスクがあることもデメリットとして挙げられます。

まとめ

今回は、アーク溶接の必要性と溶接をする上でのメリットとデメリットについて解説していきました。

まとめますと、

  • アーク溶接とは、溶接棒を使って溶接機械からでた電気熱を用いて金属同士をくっつける作業
  • 健康被害の多いものだが、低コストでできるメリットがある
  • 作業効率が早く、簡単に溶接をすることができる
  • 資格講習は特別教育のみでガス溶接のような国家資格ではない
  • 2021年から溶接ヒュームを用いるときの安全管理が定められている

ですね。

溶接を行うときは必ず保護手袋や保護マスク使用した中で遮光眼鏡を利用し目を焼かないように注意しましょう。

溶接は人によって良し悪しが変わりますので何回も繰り返して練習しないと腕は上がりません。

溶接がなれない人はすぐに金属に溶接棒がひっついてイライラするほかうまく点付けすらできないことがあります。

自分のスキルアップのためにこの資格を取ってみてはどうでしょうか?