建設キャリアアップシステム:造園工事の技能者判定と登録基幹技能者になる方法

2020年11月30日CCUS,建設キャリアアップ(外国人雇用)CCUS,建設知識

この記事では、建設キャリアアップシステムを通して、造園職人として一番になる為の資格取得とはどのようなものか、など造園工事にかかわる資格を解説していきたいと思います。

また、合わせて登録基幹技能者になる方法についても合わせて解説していきたいと思います。

尚、建設キャリアアップシステムと登録基幹技能者についてどういった内容なのか知りたい方はリンクをクリックしてください。

最近、建設キャリアアップシステムに登録したばかりだと、

レベルアップするためにはどういった資格がいるのかな?

と、このような疑問が出てくるのではないでしょうか。

まず、建設キャリアアップシステムとは、インターネットとICカードを利用して建設業で従事する作業員の技能や技術現場経験をデータ化する仕組みです。

ゼネコンでは運用が始まっており、今後ハウスメーカーやリフォーム会社での運用も期待されています。

そんな建設キャリアアップシステムを通して、造園職人としてレベルアップするためにも、どういった資格が必要なのか解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

建設キャリアアップシステムのレベル判定とは?

建設キャリアアップシステムには、「能力評価制度」というものがあります。

能力評価制度とは、建設技能者のレベルを経験・知識・技能・マネジメント能力での評価を基本に、4段階で評価したものです。

この能力評価制度の基準は、仕事の職種によってレベル1~4の取得に必要な条件が異なります。

各レベルの目安としては以下のようになっており、レベルに応じてカードの色が異なります。

  • レベル1:初級技能
  • レベル2:中堅技能者
  • レベル3:職長として現場従事できる技能者
  • レベル4:高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)となります。

ここでは、造園職人としての能力評価制度の評価基準について解説していきます。

建設キャリアシステム造園工レベル4になるには?

この資格を取得すれば一流のナンバーワンの職人になれる!

保有資格としては下記の資格のうち、いずれか取得するよう定められています。

  • 登録造園基幹技能者
  • 優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)
  • 卓越した技能者(現代の名工)
  • 安全優良職長厚生労働大臣顕彰

また、レベル2、3の基準となる資格も取得しておく必要があります。

更に、就業年数も条件として設けられており、造園工として10年(2150日)従事し、また職長として 3年(645日)の経験年数が必要となります。

上級職長になれる!登録造園基幹技能者の資格取得方法について

登録基幹技能者になると、スーパー職長として一目置かれるようになります

登録造園基幹技能者とは、現場状況の応じた、施工計画作業方法、作業手順、施工の指示指導、施工方法等を提案・調整することから、作業員の適正配置、労務安全管理まで作業の全体管理をする職長を指します。

熟練の作業能力・現場における様々な知識や経験を持たなければ務められない重要なポジションです。

登録基幹技能者になるためには、一定の講習を受けて試験に合格しなければ資格を取得することができません。

受講資格としては以下の要件を満たすことが必要です。

  • 1級造園技能士または1級造園施工管理技士の資格を所有すること
  • 造園工事の実務経験年数10年以上
  • 職長経験3年以上

登録基幹技能者としての講習内容などの概要については、以下のリンクから知ることができるので、是非興味にあるかたは見てみてください。

レベル3:建設キャリアアップシステム造園職人になるには?

レベル3となると、たくさんの資格が必要になってくるんだなあ…

就業経験年数としては、造園工として就業日数が5年(1075日)職長又は班長として 1年(215日)の経験が必要です。

技能士や管理技士の資格の中から1つ保有していることが条件になります。

  • 1級造園技能士
  • 1級造園施工管理技士
  • 青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰

また、下記資格のうち2つ以上資格講習を受講して修了証を保有していることも条件です。

さらにレベル2の基準に示す資格を保有しておくこともレベル3評価を受ける条件の一つとなっています。

造園職人建設キャリアアップレベル2になるための保有資格について

技能士になると、「職人」さんとして認められるようになります

建設キャリアアップシステムのレベル2になるには、造園工として3年(645日)現場経験が必要になります。

保有資格の条件としては、どちらかの資格を保有していることが必要になります。

  • 2級造園技能士
  • 2級造園施工管理技士

それとは別に下記資格のうち2つ以上を保有しているのが条件になります。

ちなみに、造園工に必須のフルハーネスの基準が変わりましたので義務化に伴う詳しい内容については、以下の記事を見てみてください。

また、造園工事に必須の高所作業車資格・不整地運搬車資格について詳しい内容が書かれていますので、是非合わせて読んでみてください。

レベル1造園工事建設キャリアアップシステム

これから、剪定や樹木の名前を覚えていく大切な時期になりますね

建設キャリアアップシステムに技能者登録され、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者を指します。

造園工事建設キャリアアップシステム申し込み方法

建設キャリアアップを運用している建設業振興基金の建設キャリアアップのHPは以下の通りです。

造園工事の建設キャリアアップシステムの詳細とリンク先

建設キャリアアップシステムの概要については、以下のリンク先で知ることができます。

造園工事建設キャリアアップシステムの事業者登録

建設キャリアアップシステムを事業者が登録する場合は、こちらから申請してください。

造園工事建設キャリアアップシステム技能者登録

技能者個人で登録する場合は、こちらから登録してください。

また、それぞれのリンク先で、申請の書類やQ&A等が記載されておりますのでご活用下さい。

補足1:造園工事の専門家?樹木医になるには

樹木のお医者さんってどんな資格なのかな?

樹木医とは、樹木の診断調査を始めとした研究治療を専門にする資格です。

公園や緑地の設計樹木の保護移植のアドバイス等を得意とした樹木のスペシャリストのことです。

樹木医になるには、実務経験が必要になります。一般の方は(樹木の保護管理診断治療等に関する実務経験が7年以上)実務経験がないと受験資格はありません。

ただし樹木医補の資格を取っておくと実務経験が7年から1年に短縮されます。

樹木医補は養成指定学校=大学等で所定の科目と単位数を取得すると、卒業と同時に申請することで樹木医補として認定されます。

樹木医補取得後には1年間の実務経験を積むと樹木医の資格取得可能になります。

毎年開催されている樹木医研修会に参加し講義・実習を受講して、試験と最終面接を合格すれば樹木医の資格を取得することが出来ます。

下のリンク先で、詳しい内容が分かるので是非読んでみてください。

補足2:造園工にもガーデニングでも使えるヘッジトリマ

造園工事をする際、生垣や樹木を均等に整える作業を行うことがあります。

屋外での作業が多いので、コード付きだとどうしても使いにくいと感じてしまうかと思います。

そこで、コードレスタイプのヘッジトリマを紹介していきます。

マキタから販売されている、充電式ヘッジトリマは、防振設計となっているので長時間にわたる作業での負担を軽減してくれます。

充電バッテリーは、継ぎ足すことができるので「充電が切れた!」と焦ることなく作業を進めることができます。

バッテリー式なので、女性の方では重みを感じるデメリットがありますが、小ぶりで小回りがきくことを考えると、メリットの方が大きく感じるかと思います。

今回紹介したヘッジトリマは、ガーデニングでも使用することができる工具となっています。

他にもガーデニンググッズについて知りたい方は、以下のカタログページを見てみると面白いかと思いますので是非チェックしてみてください。

まとめ

今回は建設キャリアアップシステムを通して、造園工としてレベルアップするにはどのようにすればいいのか解説していきました。

まとめますと

  • 建設キャリアアップシステムのレベル分けは能力評価制度の評価でランク分けされる
  • レベル4になるには、所定の資格1つ取得(登録造園基幹技能者優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)卓越した技能者(現代の名工)安全優良職長厚生労働大臣顕彰)・レベル2及び3の基準を満たしていること・就業年数10年・職長経験3年の必要がある
  • レベル3になるには、1級造園技能士/1級造園施工管理技士/青年優秀施工者土地/建設産業局長顕彰いずれかの資格を取得すること・それ以外で所定の資格を2つ取得・レベル2の基準を満たすこと・就業年数5年/職長及び班長として1年経験があること
  • レベル2になるには、就業年数3年・所定の資格2つ取得する
  • 登録基幹技能者講習の受講資格は、就業年数10年/職長経験3年・1級造園技能士または1級造園施工管理技士のいずれかの資格を取得しておくこと
  • 登録基幹技能者になるには、講習を受講し、修了試験を受験する必要がある

ですね。

建設キャリアアップシステムに登録しておくと、大手ゼネコンの現場を任されるようになったりするので、自身のキャリア形成にもなります。

これからどんどん企業で導入されていくので、是非検討してみてください。