この記事では、建設キャリアアップシステムを通して、運動施設工事における能力評価制度においてどのような資格を取得してランクアップをすべきか解説してきたいと思います。
また、運動施設工事における登録基幹技能者にな
るにはどのような条件があるのかなどについても合わせて解説していきたいと思います。
尚、建設キャリアアップシステムと登録基幹技能者については、リンクをクリックすると解説しているので、分からない方は合わせて読んでみてください。
建設キャリアアップシステムに登録したばかりだと、建設キャリアアップシステムに登録してみたけど、どうやったらランクアップするんだろう?
と、このように実際にどのような条件を満たさなければいけないのか分からないですよね。
簡単に言うと、建設キャリアアップシステムとは、WEBサイトとICカードを組み合わせて、建設技能労働者や事業所の情報をデータ化する仕組みのことです。
その目的は、建設業で働く職人の技能水準の適正な評価や 、現場の効率化などを目指して作られました。
今回は運動施設工はグランドやプールなど作る専門職種の職人の資格になります。
そんな専門職種でもある運動施設に関する職人のトップになるためには、建設キャリアアップシステムを通してどのような資格を取得していけばいいのか解説してきたいと思います。
このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら
建設キャリアアップシステム:運動施設工評価基準

能力評価制度とは、建設技能者のレベルを経験・知識・技能・マネジメント能力での評価を基本に4段階で評価したものです。
各レベルの目安としては、
- レベル1:初級技能
- レベル2:中堅技能者
- レベル3:職長として現場に従事できる技能者
- レベル4:高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)となります。
各職種により、レベル1~4の取得に必要な条件が異なります。
運動施設工事:有名な会社は阪神園芸
では、運動施設工事における能力評価制度の基準について解説していきます。
改めて、おさらいすると運動施設工とは、グラウンド・プール・テニスコートといった運動施設を施工する職人さんです。
例えば、メンテナンスとか有名なのは阪神園芸ですね。甲子園のグランド整備とかで有名で夏とかではニュースになったりします
午前9時半過ぎまで雨が降り続いた阪神甲子園球場。阪神園芸のスタッフ約20人が、「神整備」と呼ばれる仕事ぶりで舞台を整え…
ランドスケープでもなく公園緑化とも違う運動施設工事を今回はまとめてみました。
では、そんな運動施設工に関するキャリアアップシステムを、レベルごとに必要な条件を解説していきます。
運動施設工:建設キャリアアップシステム/技能者評価レベル4

条件は、基準となる資格を保有していること、就業年数の基準を満たしていること、レベル2、3の基準に示す保有資格を持っていることがレベル4になる条件となります。
就業年数は、10年(2150日)・職長として 3年(645日) 就業していることです。
保有資格はいずれか1つ取得していることが条件となります。
- 登録運動施設基幹技能者
- 優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)
この記事では、登録基幹技能者とはどういった資格なのか?登録基幹技能者になる方法と登録基幹技能者の認定職種について解説していきます。実は、登録基幹技能者になるには様々な条件をクリアしたうえでなることができる資格なのです。[…]
登録運動施設基幹技能者:取得要件・受験資格とは?
登録基幹技能者は、運動施設の施工や工事を熟知していることはもちろんのこと、いろいろな工種のなかで他の技能者へ指揮、協働して元請との調整や工事知識、経験、能力を有すること求められる職人です。
また、他にもこんな能力があると登録基幹技能者として認められるようになります。
- 安全上のアドバイス、周囲環境に合わせたアドバイスが出来る人
- 天然材料が多く、品質も一定にした中で使用可能な材料と施工技術を持っている人
- 施工時の気候、天候も考えた中で工法を行える経験豊富な技能がある人
そんな登録基幹技能者になるには、受講条件も満たしたうえで、講習を受講し、修了試験に合格することと定められています。
詳しくは以下の内容になります。
講習期間は3日間行われ、講習時間は10.5時間となります。
講習終了後に行われる修了試験は、試験時間1時間で行われます。
この資格を取得する受講条件は、
- 運動施設施工技士の資格を保有すること
- 運動施設工事の実務経験年数10年以上
- 職長経験3年以上
といった条件を満たす必要があります。
詳しくは、下の登録基幹技能者に関する講習概要について書かれているサイトをチェックしてみてください。
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運動施設工事は転職可能?
資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。
ただ、なかなか転職サイトをみても建設業に特化した求人が少ないですよ。
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運動施設工事:建設キャリアアップシステム/技能判定レベル3
就業年数の条件は、7年(1505日)、職長又は班長として 1年(215日)の経験を積んでいることです。
更に、下記の資格でどちらかを保有してることが条件として定められています。
- 運動施設施工技士
- 青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰
職長・班長経験が必要になってくるので、当然職長・安全衛生責任者教育 を受講しておく必要があります。
また、レベル2の基準に示す保有資格は必須になります。
「職長・安全衛生責任者教育」については、以下の記事で詳しい内容を知ることができるので合わせて読んでみてください。
この記事では、職長安全安全衛生責任者と職長の違いについて解説していきたいと思います。また、現場での統括安全の重要性なども合わせて解説していきたいと思います。と、実際どんな資格内容なのかよく分からないですよね。そこで[…]
次に運動施設施工技士・建設キャリアアップシステムレベル2・1の内容を説明していきたいと思いますので合わせてチェックしてみてください。また申し込み方法も合わせて記載しています
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