建設キャリアアップシステム:塗装職人のレベル判定と登録基幹技能者になるには?

2020年12月1日CCUS,建設キャリアアップ(外国人雇用)CCUS,建設知識

この記事では、建設キャリアアップシステムを通して、塗装職人としてレベルアップするために取得すべき資格を解説していきます。

また、建設キャリアアップシステムと共に、登録基幹技能者になるための資格取得方法を合わせて解説していきます。

建設キャリアアップシステムに登録している塗装職人さんで、登録したばかりだと

塗装職人としてレベルアップするためにはどんな資格を取得しておかないといけないんだろう?

と、評価判定でレベルアップするためにはどんな資格を取得しておく必要があるのか具体的にはよく分からないですよね。

また、上級職長として現場監督を任されるためにもどのような資格や条件を満たす必要があるのか、特に登録したばかりの場合だとそのしくみも具体的にはよく分からないかもしれません。

建設キャリアアップシステムとは、ウェブサイトとICカードを用いて建設職人と事業主の会社情報をデータ化する取り組みです。

現場の入退場を通じてデータ化することで様々なメリットがあり、現場の従事者の作業記録だけでなく適切な会社で経験や資格が蓄積されていくシステムになります。

今後、このシステムは現場入場の際に技能者や外国人労働者にも適用され民間のハウスメーカーやリフォーム会社にも運用を期待されています。

そんなシステムを通して、今回は塗装工に関して解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

 塗装工事建設キャリアアップの評価判定とは?

能力評価制度とは、建設技能者のレベルを経験・知識・技能・マネジメント能力での評価を基本に4段階で評価したものになります。

各レベルの目安としては以下の通りです。

  • レベル1:初級技能ホワイトのカード
  • レベル2:中堅技能者ブルーのカード
  • レベル3:職長として現場に従事できる技能者シルバーのカード
  • レベル4:高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者など)ゴールドのカード

評価ごとに色分けされているので自分がどのレベルか、また事業者も職人さんごとにどのレベルなのか一目で分かるようになっています。

建設キャリアアップシステムのレベル判定カードはとても見やすくなっているね

このレベル判定は各職種ごとに、必要な条件があるので自分が作業を担当している職種の建設キャリアアップシステムを確認するようにしましょう。

CCUS塗装職人技能者判定のレベル別で必要な資格

今回紹介する塗装職人の各レベル判定の条件について、レベル判定ごとに解説していきます。

技能者判定レベル4になるには?

塗装工事のプロになるには、この資格が必要になります。

建設キャリアアップシステム・塗装職人レベル4になるためには、

  • 現場経験を10年(2150日)就業していること、更に職長として3年(645日)の実務経験があること
  • レベル2、3の基準に示す資格を保有していること
  • 以下の資格のうち1つを保有していること

以上の3点はレベル4判定であるゴールドカードを取得する条件となります。

1級建築施工管理技士になるための試験内容は以下の通りになりますので、是非職人としてレベルアップするためにも合わせて読んでおくとよいかと思います。

登録塗装基幹技能者になる受験資格とは?

塗装工事のスーパー職長を目指せる資格です

登録基幹技能者は、元請けの安全品質の施工計画に対して参画し、自分の従業員だけではなく施工指導ならびに施工計画、施工手順を理解して現場の統括的な職長の中の職長として現場を取り仕切ることができます。

登録建設塗装基幹技能者の講習及び受験資格としては以下のようになります。

  • 建設塗装実務経験を 10 年以上有する者
  • 実務経験のうち、3年以上の職長経験を有する者
  • 1級建築塗装技能士または1級鋼橋塗装技能士の資格を有する者

試験時間は120分・4肢択一式で50問出題されます。

試験内容も、基幹技能一般・資材管理、工程管理、施工管理・基幹技能法令・原価管理、品質管理、安全管理・塗料や塗装に関する新しい高度知識を講習から問われます。

登録塗装基幹技能者になるための講習と修了試験に関する詳しい内容は以下のリンクに掲載されているので、興味のある方はチェックしてみてください。

建築仕上げ改修施工管理技術者とは?どのような資格

簡単に言えばリフォームのプロ資格です。
リフォーム工事関係者は取することをおすすめします。

建築仕上げ改修施工管理技術者とは、リフォームなどの施工管理ができる資格になります。

リフォーム作業は、老朽化した建物を再度補強するなど、建物の再利用や長期利用できるように建築物の点検や診断・修繕方法を考えないといけない仕事です。

建築の仕上げや改修工事は古いものを壊すのではなく、様々な新しい材料等で改修していく専門的な知識が必要です。

研修は、標準仕様書「公共建築改修工事標準仕様書」がマニュアルとなりその内容をもとに、「建築改修工事監理指針」を用いて建築改修やリフォーム方法等を学びます。

研修では防水や塗装、外壁診断、建具内装など様々な建築知識を学び、基本的な知識から劣化診断までの専門的な分野を学んでいきます。

この、研修は3日間行われます。

修了試験などはなく、研修を受けることで資格を取得することができます。

今後、建築工事が減少する中で建物の長寿化させる耐震改修やコンクリート修繕は今後の建設業では非常に大事な内容になってくるためさらに需要はあると思います。

受講概要は以下のリンクから知ることができるので、合わせて読んでみてください。

塗装職人レベル3の技能者レベルに必要な資格

レベル3になるためにはどんな資格がいるのかな?

建設キャリアアップシステム技能者判定レベル3になるためには、以下の条件をクリアする必要があります。

  • 職長・安全衛生責任者教育を受講していること
  • レベル2の基準に示す保有資格をクリアしていること
  • 7年(1505日)の実務経験職長又は班長として 1年(215日)の実務経験があること
  • 以下のいずれかの資格を取得していること
  • 1級建築塗装作業技能士
  • 1級鋼橋塗装作業技能士
  • 2級建築施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士

「職長・安全衛生責任者教育」とは一体どんな講習なのか、その講習を受講するにはどんな条件が必要なのかについては、以下の記事にまとめているので、是非レベルアップのためにも合わせて読んでみてください。

塗装工事建設キャリアアップシステムの評価レベル2

塗装工事は仕事の幅が広いから、様々な資格を取得しておく必要があります

塗装のキャリアアップシステムでは3年(645日)の実務経験日数が必要です。

塗装職人は様々な場所で塗装を行うケースがあるので、シンナーや溶剤を使うための資格など多数の資格を取得しておく必要があります。

塗装職人は、仕事上必要となる資格が多いのですが、建設キャリアアップシステムのレベル3判定を受けるには、下記の資格から1つ資格を必ず保有しておくことが条件となります。

建設キャリアアップのレベル1

養生を覚えたり、ネタを練る大事な期間です。
この期間に施工の手順を覚えるようにしましょう。

建設キャリアアップシステムに技能者登録され、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者は皆、このレベル1から始まります。

塗装工事建設キャリアアップシステム申込み先

建設キャリアアップを運用している建設業振興基金の建設キャリアアップのHPは以下の通りです。

塗装工事建設キャリアアップシステムの申し込みリンク先

建設キャリアアップシステムの詳しい概要は以下のリンクから見ることができます。

分からないことなども、こちらから問い合わせることができます。

塗装工事建設キャリアアップシステムの事業者登録

事業者が登録するのであれば、こちらから申請しましょう。

塗装工事建設キャリアアップシステムの技能者登録

技能者個人で申し込むのであれば、こちらのサイトから申請しましょう。

補足:塗装職人必須!下処理がグンと楽になる高圧洗浄機

塗装をする場合、塗装する部分の汚れなどを一度洗浄するようにしなければ仕上がりがあまりよくないものになってしまいます。

そこで、塗装職人は塗装をする前に高圧洗浄などで塗装面をきれいにする作業を行います。

こうした作業を行う時におすすめなのが、マキタの充電式高圧洗浄機です。

高圧洗浄機で内部バッテリー搭載のものが数少なく、パワーもアダプタ式に比べて劣るというデメリットがありました。

しかし、パワーはアダプタ式と同等以上のバッテリーパワーがあり、一回の充電でミニバン1台分洗浄できるほど長く保つことができます。

標準搭載されたアタッチメント部品も多く、また自吸装置がそのまま収納ケースとして使えるのでスッキリと持ち運びをすることができます。

コンパクトタイプなので、軽量化に優れているのも移動作業の多い塗装職人にとっては嬉しいメリットだと思います。

まとめ

今回は、建設キャリアアップシステム・塗装職人のレベル判定に必要な各保有資格について解説していきました。

また、それに付随する資格についても解説していきました。

まとめますと、

  • 建設キャリアアップシステム塗装職人レベル4では、実務経験10年・職長経験3年、登録塗装基幹技能者・登録建設塗装基幹技能者1級建築施工管理技士建築仕上げ改修施工管理技術者優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)1級土木施工管理技士卓越した技能者(現代の名工)のいずれかの資格、レベル3・2で必要となる条件をクリアしていることが判定基準となる
  • 建設キャリアアップシステム塗装職人レベル3では、実務経験7年・職長/班長経験1年、1級建築塗装作業技能士1級鋼橋塗装作業技能士2級建築施工管理技士2級土木施工管理技士のいずれかの資格、レベル2で必要な資格を保有している必要がある
  • 建設キャリアアップシステム塗装職人レベル2では、実務経験3年塗装職人に関わる資格16種のうちいずれか1つを保有している必要がある

ですね。

塗装職人に求められる能力は幅広く、また建設業においても人気のある職種の一つです。

建設業において、人々の目に留まる塗装を施す技術を磨くためにも、建設キャリアアップシステムに登録しておくと良いのではないかと思います。

事業所しが主体となって登録をするようになれば、大きな仕事を請け負うこともできるので是非今後の需要を鑑みて登録することをおすすめします。