舗装工事にはうまく施工できる方法がある?現役現場監督が説明 アスファルト施工の注意点と合材種類・管理方法

この記事では、道路舗装工事の施工方法と施工する際に気を付けたいポイントを現役現場監督の筆者が解説していきたいと思います。

皆さんは普段何気なく使用している道路がどのように作られているのか知っていますか?

実は、道路舗装の工事は、土木に関わる高度な技術が求められる専門性の高い業務なのです。

そうした舗装工事を極めることは、いわば土木職人としての技術を極めることができるといっても過言ではありません。

そこで、今回は舗装工事の方法と施工をする際に気を付けておきたいポイントを解説していきます。

このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。

 
千尋さん保険屋
今回は道路工事ですか?
 
ネコマル
そうです。少し難しいですよ

舗装工事とは?

舗装工事にはうまく施工できる方法がある?現役現場監督しか知らない道路舗装のコツ

舗装工事とは、以下のような作業を行う工事を指します。

道路等の地盤面をアスファルト、コンクリート、砂、砂利、砕石等により舗装する建設工事である。

引用:Wikipedia『舗装工事』
 
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へぇ、すべて舗装っていうんだ
 
ネコマル
定義はそのような感じです

舗装工事と考えるとアスファルトを施工するだけの工事を連想されるかもしれませんが、そうではありません。

良い舗装道路を作るためにはその下にしっかりと締め固まった路盤が必要であり、さらにその下には安定して支持力を発揮する路床が必要不可欠です。

それらを軽んじて施工を行うと、耐用期間が極めて短い、粗悪な道路を作ってしまうことになりかねません。

そうしたことが起こらないために役立つ、舗装工事における必要な作業内容をこれから解説していきます。

舗装工事に必要な資格と現場監督に求められる能力

 
千尋さん保険屋
舗装工事の現場監督って?
 
ネコマル
ガス・水道・電気などでも舗装知識は必須

舗装工事の監督者には、幅広い知識と経験が求められます。

道路工事は、土木工事の基本です。

そのため、道路を作るときには、掘削や盛土のような土工事やトンネル工事、橋脚や擁壁などを作るコンクリート構造物工事、雨水を流すための排水工事など、様々な工種が関わってきます。

例えば、道路の下にあるガスや水道の改修工事では道路を切断して掘って配管交換した後には再度舗装します。

舗装工事は、これら複合的な工事の最後として行われますが、長い時間を費やしてきた工事全体の中では、比較的短時間で済んでしまう工事でもあります。

では、どうして短時間で済んでしまうのか?こちらも後ほど解説していきます。

舗装工事に必要な資格

必須ではありませんが、是非取得しておきたい資格として挙げられる資格はいくつかあります。

取得しておきたい資格「土木施工管理技士」

 
ネコマル
舗装の現場監督の資格は?
 
千尋さん保険屋
資格必要なんだ・・

土木施工管理技士とは、土木に関わる施工の品質管理を担う国家資格です。

舗装施工管理技術者は舗装に特化した資格で5年更新の資格になります。民間資格試験ですが難しい専門性があり道路会社とかは知識を求められる中で取得はおすすめですが、やはり更新があるのがネックになります。

国家資格の土木施工管理技士をオススメします!

参考として舗装施工管理の申し込み先はこちらから

さて、取得したい土木施工管理技士の資格は1級・2級とそれぞれあり、それぞれ管理する工事の規模・試験内容が大きく違います。

1級舗装施工管理技術者合格に向けて過去問10年分ダウンロードして対策・傾向に過去問題攻略

2級舗装施工管理技術者過去問・問題集10年分ダウンロードで合格への道

道路工事における主任技術者や大規模な道路工事の監理技術者として現場管理を担うことができる上、資格を取得している技能者が少ないことから、とても需要のある資格でもあります

是非、土木工事のスペシャリストとして業務を遂行するのであれば、取得しておくことをおすすめします。

以下の記事では、土木施工管理技士の資格を取得する方法を解説しているので合わせてチェックしてみてください。

取得しておきたい資格「各種車両系建設機械」

 
千尋さん保険屋
舗装施工の必要な他の資格は?
 
ネコマル
舗装工事ではイロイロと機械が必要

道路工事では、様々な建設機械を駆使しながら道路工事を進めていきます。

そのため、建設機械の資格を取得しておくと、道路工事での需要が高まる上、資格によっては道路工事以外の工事でも使用することができるので取得しておくべきだといえます。

道路工事に関わる建設機械は以下の通りになります。

リンク先では、資格の取得方法もまとめているので是非合わせてチェックしてみてください。

車両系建設機械の区別・乗れる機械

ブルドーザー、モーターグレーダー、トラクターショベル、スクレーパー、パワーショベル、ミニショベルなどよく見かける機械は、土や砕石を均したりアスファルトを運んだり、押したりと用途はわかりやすいかと

ランマープレートは資格必要?

ロードローラー、タイヤローラー、ハンドガイドローラー、振動ローラーなどの転圧機械はアスファルトを転圧や路盤締め固めに使います。

※ランマーやプレートは特別教育や技能講習は不要になりますが取り扱い注意!

道路工事で使う機械は?どんな機械がある?
  • 道路フィニッシャー:舗装敷き均し
  • 道路、舗装カッター:切断機械
  • 路面切断機:舗装の表面を削ります。

他にも様々な機械があります。大きな広い道路や駐車場だとアスファルトを均一に均すのは大変ですので、フィニッシャーを使い、この部分だけ舗装を剥がしたい場合は大きなカッターで舗装切ります。

幹線道路などでは通行量が多いのでアスファルトの表面が擦り減りし改修する場合には少し表面を削っていくのに路面切断機械(オーバーレイ)など使います。

技能講習一覧と資格の解説を建設キャリアアップシステムとのレベルアップする方法と合わせてまとめ

しかし、注意が必要なのは道路とかで使う場合です。現場の中で使う分にはいいですが、当然ながら道路を走らないとこのような機械は道路工事ができないです。だからナンバープレートが表示や着いてる場合があります。

建設機械で一般道路を走行する場合は、大型特殊免許を所持している必要があります。

では次にアスファルト舗装の種類などを次にまとめていきたいと思います。他にも必要のアスファルトの知識とは?