型枠施工技能士:試験と受験要件
1級の型枠施工技能士学科試験をまとめてみると、受験の詳細はこのようになっております。
「型枠施工技能士」の学科試験とは 型枠施工管理技士の学科試験は、1・2級は50問、3級は30問あります。出題される内容として建築構造、施工法、材料、建築設計図、関係法規、安全衛生から出題されます。学科試験は100点満点で65点以上で合格となります。
型枠技能士の学科試験内容
①施工法
- 型枠工事に使用する器工具 及び機械の種類、用途及び 使用方法
- 型枠及び型枠支保工の種 類、構造及び特徴
- 型枠の下ごしらえの方法
- 型枠及び型枠支保工の組立ての方法
- 型枠及び型枠支保工の解体の時期及び方法
- 型枠工事の施工計画
- 型枠工事の施工設備の種類 及び用途
- 建設工事の種類及び施工方法
②材料
- 型枠工事用材料の種類、規格、性質及び用途
- 次に掲げる建設工事の種類及び施工方法について一般的な知識を 有すること。
- 関連工事用材料の種類及び 用途
③建築構造及び土木構造 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造の構法及び特徴
- 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造以外の建築構造及び土木構造の 種類、構法及び特徴
- 構造力学の基礎理論
④製図
- 日本産業規格の建築製図通則及び土木製図通則に定められる製図の知識
⑤関係法規建築基準法関係法令のうち、型枠工事に関する部分
⑥安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識
型枠技能士の実技試験内容
実技試験では、 型枠の下ごしらえ図の作成 型枠及び型枠支保工の組立 て図の作成 型枠材及び型枠支持材の選定、型枠工事の施工型枠及び型枠支保工の解体 積算から、電動工具を使わず木材加工して制限時間までに組み上げして行きます。
建設キャリアアップシステム:型枠大工の能力評価基準レベル2
就業日数3年(645日)の経験をもち、下記の資格を持っていることがレベル2の判定条件となります。
技能講習と特別教育なので比較的取得しやすいですね
建設キャリアアップシステム:型枠大工の能力評価基準レベル1
建設キャリアアップシステムに技能者登録され、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者で、まだ経験をこれから積む人や、判定を受けて無い人はレベル1になります。
自分のスキルアップと生活をアップさせるには?
建設業で若いことは現場に夢中ですよね。でもスキルアップも当然必要ですが自分の生活をアップするも大切ですそのために必要な5つ
その①:自分の生活を磨くスキルアップ:体つくり
現場で動くのと運動で使う筋肉は違いますよね。更に体を作りこむのもあり
その②:自分の生活を磨くスキルアップ:旅行
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
その③:自分の生活を磨くスキルアップ:彼女をつくる
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
建設キャリアアップシステム:型枠大工の申込先
建設キャリアアップを運用している建設業振興基金の建設キャリアアップのHPは以下の通りです。
型枠大工:建設キャリアアップシステム/申込み先
型枠大工:建設キャリアアップシステム/事業者登録
型枠大工:建設キャリアアップシステム/技能者登録
申請の書類やQ&A等が記載されておりますのでご活用下さい。
運営団体はどこ?
「日本型枠工事業協会」とは、型枠大工の建設キャリアアップの能力評価基準を判定する幹事団体であり、三野輪賢二という方が代表を務める型枠施工の取りまとめ団体です。
運営はこの方が所属する「三成建設株式会社」が任されています。
型枠大工って不思議なんですが、組み立てするだけではなく、剥がしを専門にする人たちもいます。解体屋(バラシ屋)が存在しますが、なかなか、バラシ屋は知らない人が少ないです。
現在では、得意先からの、安全・品質・工程・コスト・環境の各種要請に答えるべく、各種教育を受けた145名の型枠大工と60名の解体工が、毎日都内各所で施工に励んでいます。
とあるように解体専門の業者が資格制度を主催しているのはなにか関連性があるのか不思議なところです。
また、大成建設株式会社東京倉友会 会長も務めており、大成建設株式会社の安全衛生では、業者会の役員も兼任されている方です。
型枠大工の必須道具:セパレーターフック
型枠はただ設置するだけでは、コンクリート打設した際に圧力に負けて倒れます。その為、穴をあけてセパレーターという金具を設置します。そこにフォームタイを設置して型枠を固定します。その為、型枠の組み立ての際に型枠に均等に穴をあけてつなぎ止めます。パネル同士のズレをなくす。セパレータフックとは、パネル同士の内側にあるセパレーターを探り出す道具して使用します。
まとめ
今回は、建設キャリアアップシステムにおける型枠大工としてレベルアップするための能力評価基準をそれぞれ解説していきました。
- レベル4
- 就業日数:10年(2150日)と職長経験3年(645日)の経験
- 保有資格:登録型枠施工基幹技能者・優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)のいずれかの資格を取得。また、レベル2・3の条件を満たす資格を取得しておく
- レベル3
- 就業日数:現場経験7年(1505日)と職長経験3年(215日)
- 保有資格:型枠施工1級技能士・型枠支保工の組立て作業主任者技能講習・足場の組立て等作業従事者特別教育又は足場の組立て等作業主任者技能講習の資格を取得。また、レベル2の条件を満たす資格を取得
- レベル2
- 就業日数:現場経験数3年(430日)の経験
- 保有資格:玉掛け技能講習・丸のこ等取扱作業者安全衛生教育の資格を取得。
- 登録型枠大工基幹技能者
- 受講条件
- 10年以上の実務経験および3年以上の職長経験を有する人他条件…
- 受講条件については本文参照
- 受講条件
- 型枠大工優秀施工者国土交通大臣顕彰
- 受験資格
- 年齢40歳以上60歳以下の者 ・現場業務の従事期間が20年以上の者 ・無事故期間が3年以上である者 など が対象
- 技術·技能が優秀であること・工事施工の合理化等に貢献していること・後進の指導育成に努めていること・安全·衛生の向上に貢献していること・他の建設現場従業者の模範となっていること
- 受験資格
型枠大工という仕事は、普段建設現場に関わりがない方にとってはあまり馴染みがない職種かもしれません。
ですが、現在の建築技術ではコンクリート打設をすることはなくてはならない作業であり、今後なくなる恐れの低い職種でもあります。
建設業界で安定的に活躍していくのであれば、建設キャリアアップシステムでの評価は避けて通ることができません。
費用面と相談しながら、自身のキャリア形成に役立ててみてください。
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