墨出しを行う道具と器具は?記号と合わせて建築土木の墨出し・位置だしの知識ををまとめ・スケールとメジャーの違いも合わせてまとめ

今回は建築では基本的な知識となる墨出しの基本をまとめて行きたいと思います。現場ではイロイロな道具で墨出しします。墨出しというのは位置とか仕上げの厚さなどを職人さんが工事していく中で非常に墨出しは重要な仕事です。

専門職として墨出し工という職人さんもいます。現場を作っていくときには非常に重要な仕事を担うのがこの職種です。

このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。

建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました

 
千尋さん保険屋
そんな職種もあるんですね
 
ネコマル
字が綺麗ですよ

墨出しの方法と基本的知識

墨出しする際に、印を壁につけて目を離す時、あれ?付けた印どれだっけ?って現場でなる事は多々あります。

マーキングする方法としては、レの印で先端が高さ、位置などを表します。

墨出しの方法と基本的知識
 
千尋さん保険屋
どんな道具で墨出しをするの?
 
ネコマル
トランシットとレベルは基本です。

高さなら水平に同じレ点をコンクリートの壁などに高さを出してレ点を結ぶと水平線になりますよね。

この水平線を出すのが、レベルと言う三脚の水平を出す器具を出します

では次は鉛直方向を出すのトランシットを使用します。

ヨーロッパでは精度が重んじられ「セオドライト」という呼称のものが、アメリカでは使いやすさを重視して「トランシット」がという呼称のものが使用されていました。

現在では、「トランシット」という呼称は用いられなくなりつつあり、ISOや国土交通省告示などにおいても「セオドライト」という名前が用いられていますが皆さんはトランシットと言う人が多いと思いまうs

ポイントがわかりやすいように、レで表示します。先端に○をつける人もいます。私は少し大きめの○で墨がここだよって表現するします。

横方向のレ点・縦方向のレ点の意味をちゃんと理解しているといいですね

墨出しの基本は 墨つぼ

墨出しの基本は 墨つぼ

今は、強度もあって使いやすい墨つぼも沢山ありますね

赤墨、黒墨と使い分けする事がありますが
土木ではチョークラインが多いイメージですが、掘削に伴い土留支保工などのブラケットの高さ出し、型枠の逃げ墨などは墨つぼで出して監督がやってましたね。

建築現場に行くと、墨出し屋(測量屋)がいるのにびっくりしました。えっ?監督がやらなくて・・・いいの?って冒頭で記載したように専門職がいるんですよ。

仕上げ墨、LGSや界壁などの使い分けわけで赤墨と黒墨を使い分けて墨出しすれる墨出し屋さんもいらっしいましたね。私は芯墨からスケールで自分で確認と事前墨出ししてました。

墨つぼは、墨出しに使用する。墨を吸わせた綿状のもの を墨つぼに入れ、この中に糸を通して墨糸とし、墨糸をはじくと直線が書ける仕組みとなっているのが墨つぼですね。

墨差しで軸番号や記号などを書いていきます。私は割り箸を割らずにカッターで太い方削って、筆みたいにしてやってました。


金がなかったからあるもので、ハンマーで叩くと柔らかくなるので、、

墨出しの基本的な用語・記号とは

墨出しの基本的な用語・記号とは
 
千尋さん保険屋
以外と字綺麗ですね
 
ネコマル
直筆です。
  • 芯墨 (心墨、芯墨)
    • 柱、はりなどの通り中心を示す基準線。
  • 逃げ墨
    • 通り芯は柱や壁を建て込むと見えなくなるため、通り芯から一定の距離を逃げて出した墨。
  • 陸墨
    • 天井、床、はりなどの高さを測り出す時の基準となる墨で、一般に床仕上墨より1mの高さの壁面に出す

これが基本の墨になりますね。先ほどの写真のように、この墨出しの芯墨と陸墨がすべて高さを決めます

測量間違いは多大な賠償責任を負う

建て直しが決まったのは盛岡市好摩に建設中の好摩地区公民館・巻堀出張所です。完成は11月30日の予定でしたが、9か月遅れの8月31日にずれ込みます。

 市によりますと9月に施工業者から市に対し「建物の基礎の高さを低く施工していた」と連絡がありました。建設計画では地盤から床までの高さが60センチの設計でしたが、実際には27センチ低い33センチで建設が進められていたということです。

 盛岡市は、測量の際に施工業者が建物の高さの基準となる印を誤って付けたのが原因と説明しました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/207036?display=1

他にもこのような測量事故がありますので合わせてチェックしてみてください

墨出しには様々な記号がある

  • 地墨
    • 床面に打った墨。(芯墨や逃げ墨の総称)
  • 小墨
    • コンクリート施工図から、柱の位置、大きさ、次 の壁の位置、厚み等を基準墨からの寄りによって正確にコンクリート床面に墨打ちした墨になります。
    • ニジリ印は右側が正しいの表します
    • 消し墨は墨出しが間違った場合
    • 開口墨は器具やサッシを表したりします。ア50はハツリをする深さを示すます。今回であれば躯体に開け忘れてて50mmハツル意味になります
    • 躯体に腰壁を作るとかの250mm幅でアンカーを300ピッチで打ち込みするという意味で25mm幅で仕上げになるという感じ
    • その逃げ墨で500mmの逃げ墨を表示されている意味ですね
墨出しには様々な記号がある

墨つぼでライン出すと消せない。

仕上げが、見えてくる箇所など墨を打ったらダメな箇所には、例えば駐車場の土間の勾配済みなどではチョークラインがオススメです。後から水で濡らしたタオルで消せるのが利点です。

アスファルトカットなどはチョークラインで通り出しして、スプレーなど仕上げるのがオススメです。

マーキングするにも、マジック、赤鉛筆、チョーク、石筆などはするにはいろいろなアイテムがあります。

H鋼や鉄板にマーキングするなら石筆での墨出し

H鋼や鉄板にマーキングするなら石筆での墨出し

『石筆』とは、現場でH鋼やLアングルなどの加工取り付けする際に切断墨などを墨付けするときによくつかいます。石筆とは字のごとく石の筆なります。


 
千尋さん保険屋
石筆?聞いたことないね
 
ネコマル
まぁ 知らない人も多いですね

石筆とは?

石筆はろう石や滑石(タルク)が主原料になります。
なんや?それと思いますがたぶん、子供の頃には一度は目にした事があるかも知れませんが、【勾玉】って覚えてませんか? 歴史で見たことあると思います。

彫刻刀で彫り出しとかした人もいるかも知れませんね。

そういう事で、ろう石とは蝋のように半透明で柔らかく、名前の通り石から出来てます。

鉛筆が普及していなかった明治時代初期の小学校では、ノート代 わりに石板を用い、ろう石で書き取りを行っていたそうですね。

石の板に石筆でノートにメモを取る役割だったと言う事ですね。

石筆の使用用途は?

石筆は、H鋼などの鋼材を切る時に墨付けに使います。

赤鉛筆で墨付けをした場合にはガスで炙ってる際に、墨が焼けて消えてしまう。墨がわかりにくい。

石筆で墨付けをした場合では、石筆で書いた線や文字は炎や水で消えにくい。1200℃までの熱に耐えられる製品もあり、高温でも印が消えないことが特徴

面白いのが、石筆は地面とかに擦り付けて尖らすと鉛筆の先をカッターで削ると同じように簡単に尖らす事が出来ます。

それだけ石筆ら柔らかいです。

チョークで墨付けをした場合のメリット・デメリット

 
千尋さん保険屋
チョークも使うんですね
 
ネコマル
私は今も車に積んでます

例えば、チョークは万能ですが、先程のH溝を切断する際にはガスで炙ってる途中で墨が焼けて消えてしまう。雨の時にはチョークが鋼材の表面で濡れて溶けてしまうとかデメリットがあります。

チョークの墨付け

チョークは現場監督としては常に現場写真を撮影するのに持ち歩いてました。黒板と一緒に持ち歩くのですが、何故かポケットに入れてしまい、洗濯物からチョークが出て来る事もありました。

今は皆さんが電子化に変わって来てますので黒板に書くのも減った感じです。

チョークは墨出しにも便利ですね。

  • アスファルトへの墨出し
  • タイルへのチェックする
  • ブロック塀などに印をつける
  • 鉄筋の加工の墨付け

私はベニヤ板や敷鉄板にチョークで日割り工程や職人さんへ施工納まりを落書きするのに使ってました。

ただ、雨に弱いので耐水性使ってアスファルトとか仕上げ物とかだと、残ることもあるので

新品のH鋼やコンパネ(パネコート)などにはチョークで描いても表面がツルツルなので墨付けが出来ない事あります。

現場で有名なのはこちらの会社ですね

黒板アート作品|天神白墨 日本白墨工業株式会社 (tenjin-chalk.co.jp)

天神チョークでは卵の殻をリサイクル利用した自社基準製品の製造を始めました。チョーク業界では初のエコマーク認定商品卵の殻を…

蛍光マジックで墨付けした場合

鉄骨やH溝は少し表面に錆があっただけで、マジックでは書けない場合があります。

錆てるH鋼なんて無いでしょと思いますが、現場では以外とあります。

地下掘削で中間杭や連壁になどには書きにくいです。

 
千尋さん保険屋
へぇ・・マジックですか
 
ネコマル
そうそう、胸ポケットに皆入れてます。

コンクリートにも使えるし、どこでも使えますね。
雨降ると、下地が濡れてる面とかはダメと言うデメリットはあります。

ですが、今はタジマのペイントマジックは進化しています。濡れていても対応可能なマジックです。

マジックも同様にH鋼切断する際に炙って、切り出ししてる時点で墨が焼けて分からなくなります。

どこの駅舎かは教えませんが、屋根のタイトフレームに私の落書きが残ってます。
屋根敷き込みする前に記念に落書きしてます。隠蔽部分で本当に小さな落書きしましたね。

マッキーは必ず現場監督は必要です。工具点検とか持込機会のシールなどに私も書き書きしてました。

赤鉛筆は墨出しの基本的なアイテム

現場では赤鉛筆は皆さん普通に使ってますね。以前は、黒の鉛筆一択だったような記憶がありますが、いつからか、赤が支流になっていますが、いつ変わったか記憶にありませんが、、

 
千尋さん保険屋
ねじり鉢巻きで鉛筆
 
ネコマル
そうそう、そのイメージ

大工さんから、沢山の仕上げ職人さんが使われますね。

墨出しと言えば株式会社たくみ

こちらの企業は有名です。建設会社、職人をやっていたら一度は見た事あるかも知れないロゴですよね?

水糸、チョークラインとかの有名な会社です。

赤鉛筆は墨出しで使ってましたが、私らの時は雨で芯が溶けて胸ポケットに胸元が赤く染まってケガしたように真っ赤になった事がありますが、今の赤鉛筆は芯が硬く、雨にも強いものがほとんどです。

ツルツルした面だと赤鉛筆がのらず墨付けが出来ない事は多々あります。

では最後にメジャーと巻き尺・コンベックス・スケールの違い?

メジャーと巻き尺・コンベックス・スケールの違い?

現場では、常に測る行為の作業が作業でも伴います。ただ人によっても道具の呼び名が違います。

 
千尋さん保険屋
えっ?メジャーじゃないの?
 
ネコマル
私も最初迷いました

一応正式な名称があるのでまとめていきたいと思います。

メジャーと巻き尺・コンベックス・スケールの違い?

①から④の名前を教えてくださいというと皆呼び方がバラバラなんですよ。でも現場では共通言葉なので伝わらないということはありません。

①の測るものは現場だけじゃく裁縫などでも使いますよね?
こちらはメジャーといいます。英語の “measure” には、動詞で「測る、測定する」、名詞で「測定器具、計量器、物差し」といった意味になるので、測るものの総称になります。

だから現場でメジャー貸してって言えば伝わります

②建設業では三角スケールという名前で用いていますよね。この測る道具なのですが、例えばキッチンスケールと料理で使いますが、こちらは重さを測るものです。つまり測る意味が重さも測る意味を持ってます。

だけど、現場でスケール貸してって言えば伝わります

③こちらは現場で皆腰にぶら下げてますが、コンベックスと言います。「コンベックス」とは金属製のメジャーのことで、正式には「コンベックスルール」と言います。ちなみに、「コンベックス(convex)」は「凸型の」という意味、「ルール(rule)」とはスポーツなどのルールのことで、「物差し」の意味でもあります。

こちらは、必ず皆現場でぶら下げてますが、引っ掛けのある鋼尺テープになります。

でも、現場でコンベックス貸してって言えば若手の人には伝わらないことあります

④巻き尺とは?日本の「巻尺」は、英語にすると「measure」だけでもよいのですが、正確には「tape」をつけて「tape measure(テープ状の計測器具)」となります。鋼製と布製があります。ハンドルが付いて30m・50m・100mなど長さにもイロイロあります

現場で巻き尺貸してって言えば、巻き尺が出てくるかコンベックスを出してくれる人も多いです

私が経験してきた中で、やはりメジャーと言う人が一番多い、その次にメジャーという人ですね。コンベックスっていう人は意外と少ない中で、更に略されて【コンべ】貸してとか言い人もいます。

墨出しもそうですし、器具の使い方・呼び名もそうですが、相手に適切に伝わり問題がなければ現場なんで問題なしですね