WBGT測定器おすすめのポイントと扱い方・使用する方法の知識と今年人気の熱中症アラームは?

今年も暑い夏が近づいてきましたが、現場監督でも実はWBGTの測定器の使い方知らない人もいると思います。同じく熱中症対策グッズもそうですが、今日は意外と知らない熱中症のWBGT測定器の選び方から操作の大切なポイントを今回はまとめてみました。

私も建設業災害防止協会で以前、熱中症管理者の講習を受講してきましたが、年々WBGTの測定器の進化はすごく進んでいます。

現場であなたが使っているWBGT計間違っていないか再度見直ししてもらえればと思いますし、今どんな計測機械があるのかチェックしてみてください。

ちなみに私も熱中症予防管理者教育の受講もしてますので、会社でも教育させてもらってます

WBGTとは?暑さ指数・熱中症指数(湿球黒球温度)

WBGT測定器おすすめのポイントと扱い方・使用する方法の知識と今年人気の熱中症アラームは?
WBGT測定器おすすめのポイントと扱い方・使用する方法の知識と今年人気の熱中症アラームは?

Wet Bulb Globe Temperature 建設業で熱中症対策するときに活用したいおススメの快適空調服3選!でも説明しましたが、もう少し詳しく説明していきたいと思います。 

暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的として提案された指標です。
暑さ指数単位は気温と同じ摂氏度(C)で示されますが、その値は気温とは異なります。

WBGT)暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入た指標です。

この測定値を指針などの数値として大きいのか小さいのかを比べて、今日の作業はどうしよう? 休憩は何分ぐらいにしようという目安として判断します。

WBGT測定器おすすめのポイント:熱中症アラート活用方法

今はアプリやインターネット環境でもすぐに確認できます。またテレビでも熱中症アラートという夏になると気を付けてと呼びかけが入ります。

先ほどリンク先を貼りましたが、環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数 (env.go.jp)でも確認できます。

このWBGT値が28以上のときには熱中症になりやすい。気候になっているという目安として管理する対策数値と思ってください。

WBGT測定器おすすめのポイント:黒球が有るか?無いかが重要

WBGT測定器おすすめのポイント:黒球が有るか?無いかが重要
WBGT測定器おすすめのポイント:黒球が有るか?無いかが重要
  • ①黒球:この黒い玉は日射の熱を吸収しやすい黒球で、周囲の輻射熱を測ります。つまり握るな持つな!ってことが大切になります。
  • ②表示部:WBGT、気温(TEMP)、湿度(RH)、黒球温度(Tg)を示しています。メーカーによって表示は変わりますが、ここのWBGT31.8を超えていると作業するには計画考えて行わないと熱中症リスクが高くなります。
  • ③通気口:機械が小さいので下の方を今後握ってしまいがちですが、通気口に風を通すことで、適切な気温・湿度をセンサーが感知し測定します。日向では計測器自体が熱くなりやすく、正確な温湿度を計測するには、計測器内部に熱をこもらせないように、常に外気を取り入れるための通気口が必要となります。

WBGT測定器おすすめのポイント:正しい知識

WBGT測定器おすすめのポイント:正しい知識
WBGT測定器おすすめのポイント:正しい知識

黒球がないタイプのものがWBGT計として販売されていることがありますが、黒球がないものは日射を測定出来ないので、室内用で販売されています。屋外では正しくWBGTが計測されないため、黒球付きのものを購入しましょう。

WBGT測定器おすすめのポイント3つ:WBGT・ 計測と測定場所

その1:測定器に日射が当たらない。測定器が建物の陰などで日陰になると、日向の輻射熱(日射や地面からの照り返しによる熱)が正確に測定できない可能性があるので注意が必要になります。日差しが強いに測定してみたら黒球温度の値が低くいという場合には正しく測定出来てない

その2:地面、朝礼台等の上に直接置くとか。地面などにおくと地面が冷えて冷たくなっている場合、輻射熱によって黒球が影響を受けるため黒球温度が正確に測定できない可能性があります(黒球温度の値が高くなる、または低くなるなど)。

その3:さきほども、説明しましたが黒球を握る、通気口をふさぐ。黒球を直接握ったり、通気口をふさいだりすると、体温によってセンサーに影響が出る可能性があるため、直接握ったり、ふさいだりしないようにします。特に、通気口をふさぐと正確な測定ができません

最後に、朝・昼など作業が変わる度、時間帯が変わる度に測定をこまめに行うことが重要です。そのなかで、単管パイプにぶら下げたり・三脚に設置したりして、吊るして使用するといいですね。

手で持つ際は高さ的にも腰以上の高さで測定することが大事ですね

WBGT測定器使用のポイント

電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計規格「JIS B 7922」が制定されました。WBGT値をより実用的に、かつ高い信頼性で測定するための計測器が対象となります。こちらのものを買うことで正確な測定が出来るので安心ですね。

そのなかでおすすめの商品はこちら

つぎにおススメのWBGT計をまとめていきたいと思いますのでチェックしてみてください。

カラーコーンにも取り付け可能なWBGT測定器おすすめのポイント

WBGT測定器おすすめのポイント
WBGT測定器おすすめのポイント

携帯式より、少し大きめのサイズ。

固定型のタイプを探すならこちらがおススメですね。大きさとサイズはH310×W400×D185mmになります。

アタッチメントを利用すればこれはスゴイ、いままで設置場所に困っていたような現場でも付属のアタッチメントで壁やコーンに取付けられるのは便利

熱中症の危険性を5段階の指標ランクとしてランプの色と点滅でお知らせしてくれるので、固定型で自動的に10分ごとに気温・湿度・輻射熱を自動計測してくれるので、全員に周知しやすい確認しやすいのいいですね

タニタ黒球式熱中症計 携帯型:WBGT測定器おすすめのポイント

現場でも常に確認したいという場合の携帯性があるのもを探すのはこちらになります。
小さいけど高性能な防じん防水機能付きの黒球式熱中症指数計になります。

吊下げ用アタッチメント・カラビナを装備されています。また、三脚への設置も可能な商品です。

電源を入れてから10分間隔で熱中症レベル、4段階の状態にあったアラームが鳴ります。
屋内はもちろん屋外での測定が可能です。そのサイズも小さくてW60×D33×H112mmとコンパクトなサイズです。
重さも79グラムで軽いのはいいですね

自動でデーターが取れるWBGT測定器おすすめのポイント

モニターデーターロガー HO-1515は熱中症測定器の中でもかなりのおススメ品です。何がおススメなのかというと自動でデータを記録データロガ式のタイプになります

何それと思いますが、最高値、最低値を記憶するメモリー機能を備えているが特徴ですね。使用場所に合わせて屋内と屋外のモード選択が可能ですし、データー活用することで今後の現場対策を考えるときにも使える一品ですね

使いやすくオーソドックスな熱中症アラームはおススメ

熱中症予防指針をアラーム音と数値でお知らせするオーソドックスなタイプです。
「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の4区分、11段階で熱中症の危険度を分類してくれるタイプです。

現場でアラーム音が出るとビックリすることもあるので、警告アラームの音量は「大」「小」「無し」の3段階に切り替えられます。

首掛けからヘルメットに取り付けることも出来ます。また 熱中症対策のヘルメットを冷やすグッズもあります。

ヘルメット 冷やす熱中症対策グッズと首元を冷やすことで体を冷やす大切なポイント

2025年安全衛生法熱中症対策の義務化の内容とは?

労働安全衛生規則の一部を改正する省令のことであり、公布日は令和7年4月上旬(予定)となっており、施行日は令和7年6月1日です。この改正の背景には、近年増加している熱中症による死亡災害があります。一部では、年間30人以上もの方が熱中症で亡くなり、その内訳は労働災害全体の約4%に上ります。

この省令では、これまで定められていなかった熱中症による健康障害への対応が義務付けられます。具体的には、事業者は熱中症リスクの高い作業を行う際には、作業従事者が自覚症状や健康障害の兆候を早期に報告できる体制を整備し、関係者へ周知する必要があります。

また、熱中症リスクがある場合には適切な措置を講じることも求められます。例えば、作業中止や身体冷却、医療機関への搬送などが含まれます。これらの改正内容は労働者の健康と安全を守るために重要な措置です。

熱中症による重大な災害を予防するため、改正の趣旨は、熱中症のリスクがある労働者を迅速に発見し、適切に対処できるようにすることです。これにより、事業者へ「早期発見の体制整備」「重篤化予防の手順作成」「関係者への周知」が義務付けられます。

2025年安全衛生法熱中症対策の義務化の内容のポイント

この改正では、以下の内容が事業者に義務付けられます。まず、熱中症リスクのある作業を行う際に、「自覚症状のある労働者」「リスクがある労働者を発見した者」が報告できる連絡先や担当者を定め、関係者へ周知することが求められます。そして、必要な措置や実施手順(作業からの離脱、身体冷却、医師受診・処置など)や緊急連絡先情報も事業場ごとに取り決めておく必要があります。

官報 <労働安全衛生規則の一部を改正する省令(令和7年厚生労働省令第57号)>
https://www.kanpo.go.jp/20250415/20250415h01445/20250415h014450002f.html

衛生学的な指標であるWBGT(湿球黒球温度)が28度以上又は気温31度以上の場合、特に注意が必要です。この要件を遵守し、熱中症予防策を着実に行いましょう。作業現場での安全確保及び労働者の健康管理は非常に重要です。それぞれの会社や労働現場で改正内容を十分周知し、実践していきましょう。

WBGT計 設置場所と計測のまとめ

暑さ指数(WBGT)とは、熱中症を予防することを目的として提案された指標です。
暑さ指数単位は気温と同じ摂氏度(C)で示されますが、その値は気温で表示されますが、①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入た指標になります。

現場で測定した数値と、基準となる数値を対比して熱中症のリスクが高いのか作業して大丈夫か確認して作業指示や現場作業にも役立て安全環境や休憩時間の目安として使用しますが、計測機械がない場合には環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数 (env.go.jp)なども参考にして日常生活でも注意喚起にも役立ちますね

そのなかで計測機械の黒い玉の部分は輻射熱の計測する部分になるので掴んだり・握ったりしたら正確な数値が測れず、コンパクトなサイズも多いので通風口をふさがず、ある程度の高さで測定することが正確な数値を図ることが出来ます。

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