この記事では、現役現場監督が現場目線でピックアップした「LEDLENSERのヘッドライト」と「タジマのヘッドライト」を比較してどちらがおすすめなのか解説していきたいと思います。
建設業に関わっている皆さんは、「ヘッドライトのメーカーといえば?」と問われるとLEDLENSERとタジマが思い浮かぶのではないでしょうか。
ただ、これら2つのメーカーそれぞれの特長や品質の違いといった具体的な違いなどよく分からないですよね。
そこで、今回はヘッドライトのメーカーであるLEDLENSERとタジマをそれぞれ比較して解説していきたいと思います。
このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。
LEDLENSER【 レッドレンザー】のヘッドライトの特長
レッドレンザー(LEDLENSER)とは、ドイツに拠点を置く懐中電灯のメーカーです。
商品ラインナップとしては、ハンディライトとヘッドライトが販売されており、建設現場だけでなく様々なシーンに対応した商品が多くあります。
公式サイトについては、以下のリンク先から知ることができるので合わせてチェックしてみてください。
今回はそんなレッドレンザーから販売されているヘッドライトの特長についてまとめてみたので、解説していきます。
独自の技術や機能性を持っている
特にレッドレンザーの技術で注目したいのが「アドバンスフォーカスシステム」という機能です。
アドバンスフォーカスシステムとは、
「近距離で均一な配光を生み出すレンズ」と「遠距離まで光を反射するリフレクター」それぞれの長所を組み合わせた特許取得の集光技術で、隅々まで明るく、広範囲に行き届く「見やすい」配光を実現しました。
引用:LEDLENSER『隅々まで明るい光を生み出すリフレクターレンズの特許技術「アドバンスフォーカスシステム」』
このような独自の機能によって国内外問わず様々な業種などで愛されるメーカーであるといえます。
建設以外の幅広いニーズに対応している
建設に特化したメーカーではなく、あくまでハンディライト・ヘッドライトのメーカーであるため、様々なニーズに対応することができるヘッドライトを展開していることも大きな特徴の一つであるといえます。
例えば、登山をする方が照射範囲の狭いものを使っても危ないので、広範囲もヘッドライトを探すようになるなど、それぞれの業種の悩みを解決できるような商品が多くあります。
価格は高め…でもメーカー保証が7年ついている
価格帯はリーズナブルなものから高めのものまで、幅広く展開しています。
価格が全体的にやや高めではありますが、それぞれのヘッドライトには屋外で作業をすることを想定しているので耐久性や明るさはとても高性能なものとなっています。
さらに、購入時にレッドレンザー公式サイトで製品登録を行っておくと、最大7年ものメーカー保証を付けることができるので、故障などを無償で修理をしてくれます。
タジマ ヘッドライト 最強 特長

建設現場やDIYなど工具などを扱う方であれば、よく知っているメーカーだと思います。
タジマ(TAJIMA)は、日本のメーカーであり、主に建設現場などで取り扱う製品を販売しています。
どの製品も種類が豊富となっており、様々な建設現場のニーズに答えた製品展開をしているメーカーでもあります。
タジマの公式サイトについては、以下のリンク先からチェックしてみてください。
では、そんなタジマからヘッドライトの特長について解説していきます。
照射基準が3段階に分かれている
タジマには独自技術で照射基準を3段階に分けて照射をしています。
人の視野特性に基づき、照射範囲を「手元照射」「大径照射」「周辺照射」の3段階に分類し、ライトの中心光と周辺光の照射範囲を表しています。
引用:タジマ『人の視野特性に基づいた独自の照射基準』
つまり、

と、このように照射基準を3段階にすることで広く照射し、且つ中心部分が眩しいすぎるといった問題を解決することができる技術となっています。
他にも「超広角」レンズを採用することで、均一に照らしてくれる技術もタジマ独自となっています。
様々な建設現場で柔軟に対応できる
建設業といっても高所で作業する職種、地下で作業する、夜間に屋外で作業する、狭い場所を作業するなど建設現場といっても様々な作業があります。
こうした幅広い職種に対応できるようヘッドライトには様々なタイプのものが多くあります。
例えば、「普段はヘッドライトとして頭に装着しているけど、手持ちで広範囲を照らすこともできたらいいなあ…」といったニーズに答えたヘッドライト兼ハンディライトといった製品も販売しています。
また、脱着が簡単なタイプのものもあるので、昼夜問わず建設現場で働く方の味方となるといえます。
今日明日で作業が変わる建設現場ではこういった柔軟な対応に適応することができる工具はとても重宝されるのではないかと思います。
ヘッドライトはメーカー保証がつかない
タイトルにあるように、ヘッドライトはタジマのメーカー保証の対象外となっています。
そのため、万が一壊れてしまうと有償で修理しなければならないので少し痛手に感じるかと思います。
基本的に耐久性に優れた製品が多くあるので、長持ちする声が多いメーカーではありますが、修理することになったらと考えると少しデメリットに感じるかもしれないですね。
つぎに、LEDLENSER ヘッドライトと タジマ ・ジェントスのヘッドライトをまとめていきたいと思います。
おススメの商品はどれがいいのかをまとめていきたいと思います
現場のプロがおすすめするLEDLENSER ヘッドライト タジマ ジェントス 比較
では、それぞれのメーカーでおすすめなヘッドライトを紹介していきます。
レッドレンザーのスタンダードモデル「H7R Work」
レッドレンザーの中でも、スタンダードなモデルとして幅広いニーズに対応しているモデルとなっています。
明るさが1000ルーメンとありながらも、太陽光と同等の明るさを再現しているのでライトの眩しさを軽減してくれる設計となっています。
また、ほこりや水に強い耐久性があるので、建設現場でも難なく使用することができるヘッドライトとなっています。
防爆型として機能性が充実したレッドレンザー充電式iLH8R
有機溶剤や可燃性のある現場などで作業を行う場合、ライトによる熱で爆発する恐れがあるため、引火しないように密閉や保護をしなければなりません。
ですが、防爆型のヘッドライトは保護されているので、暗くて見づらいというデメリットがありました。
しかし、この製品は完全防塵・完全防水を備えた高機能なライトになります。
もちろん、従来の明るさによる難点も解決した設計となっているので使い勝手がよくなっているといえるでしょう。
タジマのベーシックな脱着可能LEDヘッドライトM501D
乾電池式のベーシックなヘッドライトになります。
簡単に脱着することが可能なのでハンディライトとしても便利に使用することができます。
最大500ルーメンの明るさがあり、さらに三段階に調節することが可能な設計となっています。
最適な照射タイプを調整できるペタLEDヘッドライトU301セット
特にこの製品で特長的なのが、最適な照射が選べる「2灯式3照射」という機能です。
この機能では、大径照射、2灯照射、スポット照射と現場や作業に合わせた照射タイプを選ぶことができます。
ワンプッシュで照射切り替えができるので、手袋をはめていても調整することが可能となっています。
結論:LEDLENSERかタジマのヘッドライトだとどちらがいい?
ズバリ、メーカー保証を付けるのであればレッドレンザーを検討することをおすすめします。
一概にこちらのメーカーが絶対とは言えないのでなんとも言えませんが、いずれにせよどちらのメーカーも機能面では劣っていないということは言えます。
そのため、好みの問題でもあるのですが、照射精度・価格・付属機能の3点から選ぶと失敗しにくいのではないかと思います。
ヘッドライトの購入に迷うのであれば、是非以下の記事も参考に検討してみてください。
この記事では、夜間作業の多い建設業で使えるおススメのヘッドバンド型ライトを、現役で現場監督をしている筆者が厳選して紹介していきたいと思います。皆さんは、現場で使用するヘッドバンド型ライトを購入するときにどのような点を重視されますか[…]
補足:建設現場で使えるヘルメットにつけられる工具
ヘッドライト以外にも建設現場では、ヘルメットに様々な工具を取り付ける方が多いです。
そうしたヘルメットに取り付けられる工具に関していくつか紹介していきます。
ヘッドライト用 ヘルメットホルダー HOL-01にてズレないようにする
ヘッドライトをヘルメットに装着するときに、ヘッドバンドの種類によってはどうしてもズレてくる場合があります。
このヘルメットホルダーを使用するとヘッドライトがずれにくくなり、ハードな現場でも快適に作業を行うことができる便利な商品です。
トーヨーセフティー ホイッスルホルダーは昔からの定番
建設現場では、職種によってはホイッスルを多用することがあります。
首にかけているのが煩わしく感じる方は、こうしたヘルメットに装着することができる工具を扱うと良いのではないかと思います。
TOYOSAFETY マーカーホルダー 73L−OK
こちらのマーカータイプも定番の商品になりますね。
材木を扱う職人さんは、よく耳に鉛筆を挟んで作業をしていましたが、ヘルメットに差し込む工具があれば、耳に挟まずとも安定してホールドしてくれますね。
DBLTACT ヘルメット用ペンホルダー DT-PH-01
見ためがごつい印象を持つかと思いますが、その見た目通りがっちりペンをホールドしてくれる商品です。
ボルトで挟むように装着するので、簡単には外れにくくなっています。
まとめ
今回は、ヘッドライトを販売しているレッドレンザーとタジマ、2つのメーカーを比較しておすすめ商品を紹介していきました。
まとめますと、
- レッドレンザーは独自開発特許を取得した「アドバンスフォーカスシステム」を採用している
- 値段は高め…でも、メーカー保証が7年もついている
- タジマは、建設現場の様々なシーンに合わせた機能を持っている
- メーカー保証はつかない
ですね。
どのメーカーも様々な商品が多く販売されています。
どのメーカーで買うか迷ったら、まずは価格から決めると範囲が狭まるので個人的におすすめですよ。