熱中症になるリスクは屋外より屋内の方が高い?屋内で熱中症対策をする軽減して、夏の体調管理を行う方法

この記事では、屋外で起こると思いがちな熱中症が室内でも十分に起こる理由について解説していきたいと思います。

また、合わせて風通しの悪い屋内で作業する建築現場の方向けにおススメの扇風機を紹介していきたいと思います。

普段の仕事で内装工事を請け負っている方にとって、熱中症というのは少し無縁な症状と感じるのではないでしょうか。

しかし、屋内でも熱中症になる危険性は十分にあるのです。

なぜ炎天下でもない屋内で作業していても熱中症になってしまうのか解説していきます。また、屋内で熱中症にならないためにできる対策も解説していきます。

このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。

建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました

新人保険屋
千尋

熱中症って夏はニュースで盛んに言ってますよね

ネコマル

そう、僕らの現場での最初は熱射病でしたね

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

熱中症になるリスクは屋外より屋内のが多い?

熱中症になるリスクは屋外より屋内のが多い?

「熱中症」と訊けば、やはり炎天下の作業でなるのでは?と感じるかもしれません。

ですが、熱中症になってしまうのは屋外での作業だけではありません。その対策にはこのような方法で確認する必要があります。

WBGT測定器のおススメのポイントと扱い方の大事使用する方法の知識と今年人気の熱中症アラームは?

こちらの図を見てみてください。

熱中症になるリスクは屋外より屋内?屋内で熱中症対策をする方法

意外にも半々の割合で熱中症は発生しているのです。

つまり、屋内での作業は屋外と同じくらいのリスクがあるということです。

では、なぜ直射日光の当たってない屋内で熱中症になってしまうのでしょうか。

熱中症が屋内で起こってしまう原因

熱中症が屋内で起こってしまう原因

熱中症が屋内で起こってしまう原因は大きく3つあります。

新人保険屋
千尋

実際に熱中症の経験ってありますか?

ネコマル

現場でコンクリート打設のときに職人さんが
当時は酷いから涼しい詰所にぶち込んだ記憶あります

新人保険屋
千尋

めっちゃ労働環境悪そう。。。

①風通しの悪い場所で作業をしている

「風通しの悪い場所」では、風が通らないので室温が上昇しやすく、湿気が溜まりやすくなっています

室温の上昇に伴い、体内で急激に体温が上昇します。

屋外では、汗をかけば汗が蒸発して体の表面温度を下げてくれるのですが、湿度の高い屋内では汗を蒸発させることができません。

すると、汗をかいても蒸発せず体温が下がりにくくなり、急激な体温上昇で熱中症を引き起こしてしまうのです。

風通しの悪い場所で作業をするときは、扇風機を設置したり、冷感・速乾性のあるインナーを着用するなどして体内に熱がこもらないようにするようにしましょう。

特に扇風機は体の表面温度を下げる役割をしてくれるので、風通しの悪い場所では設置することをおすすめします。

おススメの扇風機もいくつか紹介しているので、是非設置するときに参考にしてみてください。

②体調が万全ではない

そもそも、寝不足であったり、何かしら体調が万全でないときも熱中症が起こるリスクが高くなります。

特に猛暑日になるほど、夏バテをしやすく、食欲が減退しやすくなります。

食欲が減退してしまうと、体力を回復するのにも時間がかかります。

寝不足も体力回復を妨げてしまう原因になるので、日ごろから生活リズムを整えるように意識しましょう

③水分補給することを怠る

あまり暑くない日の作業だと、汗をかいていないと感じ、水分補給を怠りがちになります。

しかし、先述したように風通しの悪い場所では、体内に熱がこもりやすくなっています。

水分補給をあまりしていないと汗もあまりかかなくなるので、余計水分補給をしなくても大丈夫だと思いがちです。夏に必須!現場用のクーラーボックスのおススメと夏場作業に必須スポットクーラー・大型扇風機の選び方

常にどんなときでも、風通しの悪い場所で作業をするときはこまめに水分補給をするようにしましょう。

屋内で熱中症を予防するなら扇風機がおススメ!

新人保険屋
千尋

現場では暑さ対策どうしてますか?

ネコマル

最近はこんな感じで扇風機使ってます

先述したように、風通しの悪い場所で作業するときは、扇風機を設置すると熱中症のリスクを大幅に下げる効果があります。

そこで、風通しの悪い屋内でも使えるおススメの扇風機を紹介していきたいと思います。

HiKOKI コードレスファン UF18DSAL

「HiKOKI コードレスファン UF18DSAL」は、コードレスタイプの小型の扇風機です。

小型ですが風量調節も弱・強の2段階調節をすることができます。

自動首振りもしてくれるので、調節するのもあまり手間取らないのがよい点だと思います。

ただ、モーター音がやや大きいので静かな現場であれば少し音がきになるかもしれません。

コードレスなので持ち運びに便利ですし、狭い現場でもしっかり活躍することができるのでおススメです。

マキタ 工場用扇風機床置用/充電式CF300DZ

「マキタCF300DZ 工場用扇風機床置用/充電式」も、コードレスになっています。

電気設備のない現場でも利用することができ、持ち運びも取っ手がついているので便利です。

自動首振りもついているので、狭い現場でも広い現場でもしっかり風量を感じることができます。

ただ、パワフルな分少し充電の持ちが悪いかなというところがありますが、ACアダプタもついているので電気設備があればコード付きで使用することができます

現場で使う扇風機で迷っているのであれば、無難に使える「マキタCF300DZ 工場用扇風機床置用/充電式」をおススメします。

新光電機 工業扇 三脚型 KS-45T

「新光電機 工業扇 三脚型 KS-45T」はコード付きで使用する扇風機です。

三脚は足の収納に手間取ってしまうものですが、「新光電機 工業扇 三脚型 KS-45T」は足を折りたたんでコンパクトに収納することができます

質量も5.3キロと軽量設計になっているので、楽に設置することができます。

ただ、コードつきなので電気設備のない現場では使えませんが、充電する手間がないのでシンプルに使うことができるのではないかと思います。

他にヘルメットに取り付ける熱中症対策グッズと首元を冷やすことで体を冷やす大切なポイント

このようなグッズもいいですね。

まとめ

今回は、屋内でも熱中症になる危険性があることと、屋内でも熱中症予防になる扇風機を解説しました。

まとめますと、

  • 屋内での作業は屋外で作業するときと同じくらい熱中症になるリスクがある
  • 屋内で熱中症になるのは、風通しの悪い場所でなりやすい
  • 風通しの悪い場所で作業するなら、扇風機を設置するとよい

ですね。

内装工事をしている、現場によっては無風の中で作業しなければならないときが多くあるかと思います。

また、内装によっては、狭い現場で作業しなければならないときがあると思います。

そうした現場でも快適に作業ができるようにするためにも扇風機を設置するようにしましょう。