ここで注意!生コンの補正強度を考えないとならない
滋賀県生コンクリート工業組合の▶構造体強度補正値の適用期間カレンダーです…
わかりやすく、生コンは気温に左右されます。
だから強度の補正が必要になります。
気温によって構造計算で考えた設計強度より補正して品質を確保しないといけません。
構造体強度補正値mSnは、特記のない場合はmを28日、nを91日とし、セメントの種類およびコンクリートの打ち込みから材齢28日までの予想平均気温の範囲に応じて決めます。
一体なんのことなのでしょうか?
滋賀県生コンコンクリート工業組合のカレンダーがわかりやすかったので引用します。
打ち込みの日を連休前で考えた場合24-15-25Nの配合
- 5月1日打設は24に3を足して27(N/mm2)
- 8月10日打設は24に6を足して30(N/mm2)
- 12月25日打設は24に3を足して27(N/mm2)
こういう考えになります。
以上のことから、コンクリートの補正強度をしっかり算出したうえで作業をしなければ強度の弱いものになってしまう可能性があります。
しっかり算出して安全性を高めるようにしましょう。
生コン注文は自分(現場の好み)で変えれる
先述したように現場監督自身が生コンをカスタマイズ(現場ごとにオーダー)することが出来るのです。
粉の種類変更(旨み増し) | 早強とか中庸熱セメント |
キャベツ少なめ | 軽量コンクリート |
粉に強力粉を混ぜて作った | 舗装コンクリート |
粉を自然薯たっぷり水少なめ | 高強度コンクリート |
と、注文すると現場に合わせたコンクリートが出来上がります。
現場監督の腕も見せどころですね。
補足:生コン打ちはバイブレータが必須。
今は、充電器式の軽便バイブレータで締め方も楽勝!になりますね
実際の生コン注文流れのフロー
では、改めて電話注文するときの流れを確認していきましょう。
生コン注文お願いします。
配合と取りは?
27-15で1m3 場所は〇〇でトリは2tポンプで10m3の土間になります。
道が狭いので2tの13時希望
2tは保有数少ないので3台折り返し
※①通常は一度確認しますって折り返しの連絡になります
折り返し時間は?
往復で40分になります。
。。。。待ちを考えてもできるか
わかりました。※②
出し切りでお願いします。
あとが控えてるので※③
あと、潰し試験取りと配合報告書もお願いします。※④
- ①プラントを探すのにデリバリーから折り返し連絡。注意打設において、狭小部や標識確認しないと違反になる。
- ②瞬時の答えを出さないと生コンは他の会社に取られる
- ③不足したら追加で、もう一台追加のおかわり出来ない場合がある
- ④つぶし、型枠支保工などではサポートを外す為の圧縮試験で必要な強度が出てるか確認が必要で、現場で生コンが基準通りの配合かを確認するため、現場で材料抜き取り検査と圧縮試験の生コン採取(供試体)試験も頼める
さらに、プラントが適切な材料を使って混ぜたよって証明書を配合報告書を出してももらうことができます。
配合報告書はモスバーガーのレタスは何産みたいな間隔で、細かな添加したレシピと使った材料が報告書に書いてあります
生コンの値段と費用と価格表
生コンは一概に1m3いくらとは言えず、使う材料や車によって全て値段が変わります。
現場でお残しして持ち帰りや条件によっても変わります。
少量の小口では、こんな感じのやりとりになります。m3数が多いと生コン途切れたら打設に空き時間が生じて、躯体工事が死活問題になるので綿密な打設計画が必要になります。
参考に生コンの単価はこちらから確認できます。
生コン注文のまとめ
生コン注文方法はわかりましたか?大口と小口では生コンの注文が違います。また、プレーンにオプションをつけていくようになる料金体系になります。
ただ、生コンはデリバリーで注文が終わるとFAXで出荷するプラントに当日打設時間より前に予測して出していいよって出荷連絡が必要。打設日はバタバタしてるので忘れやすいです。
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