最近の記事

建設業特定技能ビザ:土工職人として外国人採用する場合にできる作業範囲

2020年11月16日建設キャリアアップ(外国人雇用),特定技能採用

この記事では、土工職人として建設業特定技能ビザを取得している外国人を採用した場合に可能な作業内容について解説していきたいと思います。

外国人実習生とは違う、特定技能ビザという就労資格を取得した外国人を採用する場合、

どこまで作業をやらせていいのかな?技能実習生と同じくらい?

など、明確な作業範囲は一体どこまでなのかよく分からないかと思います。

土工は全てにおいて複数の作業をこなす多能工と呼ばれる職種であり、日本の建設業界では最も作業員の多い職種とも呼ばれています。

また、土工という職種はコンクリートの知識から鳶の知識や重機の知識を持った専門職であるため、外国人ができる範囲は限られてきます。

今回は、土工職人として特定技能ビザを取得した外国人を採用する場合、どのくらいの作業をこなしていいのか、その作業範囲について解説していきたいと思います。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

建設特定技能試験(土工)で合格した外国人が行える作業範囲

前提として、

外国人採用者は指導者の指示・監督を受けながら、掘削、埋め戻し、盛り土、コンクリートの打込み等の作業に従事することが条件となっています。

そのため、できる仕事も、また使う機械も制限があります。

どのような制限があるのかまたどのようにしたら雇用できるかをこれから解説していきたいと思います。

外国人採用で可能な主な土工作業

土工職人は多能職人なので、外国人ができる作業も幅広いです

主な土工の仕事で行えることは、人力掘削、機械等の土を運搬したり積み込んだり移動する作業ができます。

具体的には以下の通りです。

  • 掘削
  •  ①人力、機械、火薬及び薬剤等による掘削作業
  •  ②押土、運搬、積込み等の土砂を移動する作業2
  • 埋め戻し
  •  ①人力、機械等による埋め戻し作業
  •  ②敷き込み、敷均し、転圧、締固め等による表面、斜面の整形作業3
  • 盛り土
  •  ①人力及び機械での盛り土作業
  •  ②盛り土した表面、斜面の整形作業
  •  ③塗布、植付け等の施工表面処理作業4
  • コンクリートの打込み
  •  ①人力、機械等による打込み、充填、締固め等の作業
  •  ②残コン処理作業

外国人就労の土工はどちらかという土をいじったり、コンクリートをいじたっりする作業がメインになる感じですね。

制限のある外国人採用付随する関連業務

特定技能の土工職人は埋め戻し掘削作業以外に、品質維持や作業効率向上等のための管理、整備、養生等の作業を行います。

資機材や土砂等の搬入搬出作業やその材料の運搬、楊重、移動作業などが含まれます。

具体的には以下の通りです。

  • 品質維持、作業効率向上等のための管理、整備、養生等の作業
  • 資機材、土砂等の搬入、搬出、運搬、移動作業
  • 設備、施設、足場、通路、備品等の設置、組立、解体作業
  • 工具、器具、資機材等の点検、確認、準備等作業
  • 測量機器、検査機器を使用したレベル出し、位置出し、出来形検査等の作業
  • 薬品等の散布、撹拌、混合又はモルタル等の注入、充填作業
  • 現場内作業の準備、補助、手元、片付け等の雑作業
  • その他、土工業務の実施に必要となる安全衛生作業(点検、整理整頓、清掃等)

これ以外にも車輛系建設機械移動式クレーン・玉掛け作業などといった技能講習や特別教育を受講することで作業範囲内をほとんどカバーすることができます。

現場の設備や施設等の足場通路や基礎に関わる作業を行うことができるので、多能工として業務の幅は多少広く従事することができるといえます。

玉掛け作業に関しては、以下の記事にまとめいますので是非合わせてチェックしてみてください。

現場で扱える作業資材は決まっているのか?

外国人就労者の中で使える機械工具はありますが一部は特別教育や技能講習を受けないと扱えないものもあります

資格をとれば作業出来るが、使用する工具にも決まりがあるけど多いなあ…

土工職人の特定技能は以下の工具をメインに使えます。

油圧ショベルクラムシェルブレーカ、さく岩機、さく井機、パワーショベル不整地運搬車、一輪車、モッコ等、ピックハンマ、スコップ、ブルドーザ、振動ローラ、タイヤロ ーラ、モーターグレーダー、タンパやランマ、振動プレート、コンクリートバケット、バイブ レータ、 測量用機器、施工用各種試験機、高所作業車クレーン車、ポンプ、ケーシングやスクリーンパイプ、空気圧縮機、モルタル吹付機、電源車、作業船、点検や整備用器工具 等

こちらの記事はキャリアダンプに関する資格を取得する方法を解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

特定技能外国人労働者を採用するには?

ふむふむ…採用するなら企業側も条件をクリアしないといけませんね

これらの特定技能ビザを取得した外国人を受け入れるには、受入側が建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録していることが必須となります。

この必須条件は「特定技能受入計画」といわれる、建設業における特定技能ビザを取得した外国人を雇用するために事業者が遵守する基準であり、この「特定技能受入計画」の認定を受けなければ外国人を採用することができません。

以下の記事で、雇用する企業側が必要となる条件についてもこちらから見ることができるので合わせて読んでみてください。

また、特定技能ビザとはどういった資格なのかよく分からない方もいるかと思いますので、是非下の記事を合わせて読んでおくと今回の記事が分かりやすくなるのでおススメです。

補足として、現場入りした新人教育や外国人に対しての安全教育に役立つ教材をまとめているので是非活用してみてください。

特定技能を試験とは?テキストダウンロード

外国人採用には試験に合格すると面接などを受けられます

外国人技能の採用を行うには、外国人本人が特定技能の試験を合格してもらわなければならないです

テストには学科試験と実地試験があり、そのテキストはこちらからダウンロードできますので是非参考にしてみてください。

補足:回転セフでどんな角度でも着脱可能!衝撃吸収!

土工職人におすすめしたい回転式のセフコンベックスになります。

円形セフになっているのでどんな角度でも着脱可能なので、ベルトに角度を気にして差し込まなくてもいいのです。

また、狭い通路にぶつかった際にコンベックスが壊れてしまうリスクがありますが、ぶつかっても本体が回転するので衝撃を緩和してくれます。

是非、職人さんからも人気が高い商品となるので是非チェックしてみてください。

まとめ

今回は、土工職人として特定技能ビザを取得した外国人が行える作業範囲について解説していきました。

まとめますと、

  • 土工に関わる幅広い作業をカバーすることができる
  • 作業を行うには、指導者に指導・監督の下行うことが前提である
  • 関連業務、土工に関わる重機については特別教育や技能講習を受講すれば作業範囲内の作業を行うことができる
  • 作業範囲は細かく規定されているので、土工としての作業範囲をしっかり確認し共有していく必要がある

ですね。

外国人が土工職人として行える範囲は限られていますが、他の職種に比べて多くの作業が行えるのではないかと思います。

しかし、採用する側も外国人技能者側も様々な条件をクリアしなければ作業にあたることが難しい制度となっています。

是非、一度検討してみて、自社に取り入れられるのか確認して制度を活用するようにしましょう。