足場組立作業主任者技能講習受講のメリットと特別教育内容について詳細解説

足場組立特別教育とは?現場で必須!
安全講習

足場組立作業業務特別教育とは?
 
千尋さん保険屋
足場組立特別教育とは?
 
千尋さん保険屋
私もこの教育の講師出来ます

平成27年7月1日に改定された新たな特別教育は、足場からの墜落転落や労災事故を減らすため場作業に関わる人は必ず受講をしないとならない特別教育になります。

足場組立作業の指揮命令をするのが作業主任者です。

特別教育は安全衛生法第59条に基づき事業主が作業に従事する人に教育をしないといけない内容です。

足場の高さに関係なく、足場の組立、 解体又は変更の作業に係わる業務(地上又は堅固な床上における 補助作業は除く)に携わる作業者に求められるのです。

ちなみに足場の組み立て解体には特別教育が必要ですが、地上での作業ということで材料の運びで足場へ登らない場合には資格は不要になります。 

足場組立特別教育と足場の種類

足場に関わるものなので枠組足場、張り出し足場、クサビ足場はやはり必要になります。

ローリングタワーでも同じく特別教育は必要です。

特別教育は脚立やはしごの姿をする作業には受講する必要はありません。

ただし、脚立を二台立てて板を渡す場合には、脚立足場となるので特別教育の受講は必要になります。

厳密には脚立ではなく、ウマ足場というものですね。

足場組立特別教育:受講方法について

 
千尋さん保険屋
特別教育はどんな内容?
 
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では、まとめていきましょう

受講に関して受講資格は、18歳未満でも受講は可能ですが、実際には足場の上に18歳未満を登らす事は労働基準法で定められている内容では作業を行わす事はできません

足場の講習は特に制限はなく誰でも受講が可能になります。

受講時間は、経験者と未経験者で講習時間が変わります。平成27年7月以前で足場の作業を携わっていた方は3時間の講習時間となります.

全くの未経験者は6時間の受講資格になります。

足場の組み立て等作業主任者の資格を既に持っている方はこの特別教育の受講は不要です。

足場組立作業:特別教育未受講で労災

続いても実際にあった事例を紹介します。

高知・安芸労働基準監督署は、足場組立てに関する特別教育をしていなかったとして、建設業の㈱石川建工(高知県高知市)と同社取締役現場責任者を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の疑いで高知地検に書類送検した。

平成29年9月、高知県香南市の体育館で吊り天井の改修工事をしていたところ、足場の組立て作業に従事していた関係請負事業者の労働者(21歳男性)が墜落、死亡する労働災害が発生した。同社は、安衛法で義務付けられている足場の組立て作業に関する特別教育を実施していなかった。

また、実態として被災者を派遣労働者として使用していたと認められたため、労働者派遣法第45条(労働安全衛生法の適用に関する特例等)にも違反していたとした。

【平成30年5月29日送検】

労働新聞社引用

特別教育を受講していない人を作業に当たらせるのは、全くの未経験の人を危険な現場で作業させるということです。

そのような状況がどれだけ危険なことなのか現場で作業に当たっている人には分かることかと思います。

必ず作業に当たる作業に関わる人は、特別教育を受講させるようにしましょう

足場組立作業主任者:技能講習を受講するメリット

 
千尋さん保険屋
受講するメリットは?
 
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こちらをチェックください

足場作業組立作業主任者の資格を取得すると、足場組立作業の作業管理責任者として従事することができるのは今までの内容で分かったかと思います。

それだけでなく、この資格を取得するメリットは他にもあります。

作業主任者として従事することができるメリット以外にも、建設キャリアアップシステムでとび職としての評価が上がることがあります。

建設キャリアアップシステムでの評価が上がると、最終的に登録基幹技能者として従事することができる、まさに職長の中の職長として認められるようになります。

是非、とび職のプロフェッショナルを目指すのであればそれに必要な資格や講習を受講するようにしましょう。

下の記事では、その建設キャリアアップシステム・とび職の評価を上げる資格や講習内容を解説しているので、是非合わせて読んでみてください。

また、職長として作業責任を果たす内容についても解説しているので、是非見てみてください。

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資格の勉強も大切でも自分の生活の為

資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)

一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・
遊ぶ時間が合わないということが多々あります。

私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・

本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1

現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。

その1:健康作り

 

 

 

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2

現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。

あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね

その2:旅行

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3

一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。

その3:彼女つくり

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4

職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。

私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・

その4 少しいい車乗りたい

資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう

現場で働いてる以上は、いつも我慢。

他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に

まとめ

今回は足場組立作業主任者とその足場組立作業をする場合の特別教育について解説していきました。

まとめますと、

  • 足場組立作業主任者とは、足場組立作業をする際に現場の安全管理などを行う資格
  • 受講資格があるため、未経験の人では受講することができない
  • 足場組立作業に関わる人は、特別教育を受講しなければならない
  • 特別教育を受講しただけでは、作業主任者になることができない
  • 足場組立作業主任者になると建設キャリアアップシステムでのとび職人評価が上がる

ですね。

足場の組み立て作業主任者の資格があれば鳶職人として作業指揮者として活躍できます。

その中で作業を指揮するには経験と知識が必要です。

足場の資格は「適切な足場の組み方や作業の方法を知らないといけないため」に受講する必要があるとされています。

また、玉掛技能講習フルハーネスの特別教育等のスキルを磨くのも1つです。

一緒に取得しておきたいのが型枠支保工鉄骨作業主任者等の資格などチャレンジしてみてはどうでしょうか。