1級土木施工管理技士に合格するためには、過去問を解くこと、解説を読みこむことが重要ですが実施試験に関しては非常に苦戦している人がたくさんいると思います。
学科試験ではテキストや参考書はあくまでも過去問を理解するために必要ですが、一番は過去問に取り組むのが重要になりますが経験記述はそうはいきません。
ただ、過去問だけでは詰まってしまうこともあると思うので、下の記事で試験対策方法をまとめていますので合わせて読んでみてください。
今回は土木施工管理技士の経験記述を作成する簡単な考え方をまとめてみました。実際の施工管理技士が自分の経験をまとめてみました。
このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。

新人保険屋
施工管理の経験記述ってなんですか?

学科試験を合格したら、2次試験での記述試験で自分の経験が重要になります


実地試験では、安全・品質・工程が毎年お題が変わり出題されます

新人保険屋
ネコマルさんが合格したときは?なんでした?

安全だった記憶がありますね。
記述の考え方をまとめていきたいと思います。
土木施工管理技術検定実地試験問題:安全管理
その前におススメのテキストのご紹介です。
【問題の課題内容】2018年の問題から
【問題 1】 あなたが経験した土木工事の現場において,工夫した品質管理又は工夫した安全管理のうちか1つ選び,次の〔設問1〕,〔設問2〕に答えなさい。
〔注意〕 あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。
〔設問1〕 あなたが経験した土木工事に関し,次の事項について解答欄に明確に記述しなさい。
〔注意〕 経験した土木工事は,あなたが工事請負者の技術者の場合は,あなたの所属会社
が受注した工事内容について記述してください。従って,あなたの所属会社が二次下請業者の場合は,発注者名は一次下請業者名となります。
なお,あなたの所属が発注機関の場合の発注者名は,所属機関名となります。
では実際に2019年の実地試験をもとに、私なりの解答を記載してみたいと思います。
問題は安全・品質・工程などの分野から出題されますが、今回の2018年は品質管理か安全管理から選ぶ問題なので今回は安全についてまとめみます
品質管理についてはこちらを参考にしてください。
工事名
工事名の正式名称は以外と元請け以外の下請けの場合には正式名称を覚えてない場合もあるので整理しておきましょう。
〇〇工事〇〇構築工事 第〇区画 築造工事(実際の現場名は覚えておきましょう) |
⑵ 工事の内容
【問題の課題内容】
① 発注者名
② 工事場所
③ 工 期
④ 主な工種
⑤ 施工量
この簡単そうに見える経験記述の問題課題の①~⑤は自分の経験記述をまとめていく中で非常に重要になるので、特に工種は作文作成ていく中で重要なポイントになりますので、自分の経験に沿ったものを選びましょう。
発注者名 | 〇〇県 建設土木課 〇〇建設株式会社 〇〇支店 POINT:問題の解答にも書いてあるのでわかると思いますので、あなたの所属会社が二次下請業者の場合は,発注者名は一次下請業者名となります |
工事場所 | 〇〇県〇〇市〇〇字1-3-8 POINT:具体的に書きましょう |
工 期 | 例:平成〇〇年〇〇月〇〇日~平成〇〇年〇〇月〇〇 POINT:和暦でも西暦でもどちらでも良いようですが、どちらかに統一してあと、施工量に比べて工期短いとか見ればすぐわかりますので・・・ |
主な工種 | 地下構造物工事・地下駐車場工事 POINT:申込書に指定工種が実務経歴で記載ありましたよね?外構工事・囲障工事(フェンス、門扉など)とか建築工事とか書いちゃうとダメ ※建築工事におけるPC杭、RC杭、鋼杭、場所打ち杭の基礎工事は認められませね。 よーく申込の手引きを見てみましょう |
施工量 | コンクリート450m3とか鉄筋工70t・型枠工320m2などなど・・ POINT:躯体工事一式とかはダメですね自分のやった現場なんで・・・人によって施工した現場が当然違うので |
経験記述問題品質管理を簡単作成
【問題の課題内容】
〔設問2〕 上記工事で実施した 現場で工夫した品質管理又は 現場で工夫した安全管理のいずれかを選び,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
ただし,安全管理については,交通誘導員の配置のみに関する記述は除く。
【1級土木の場合は9行で2級土木は7行に記述記載になりますので】
私正直、もう忘れたなぁ・・・ 私が施工管理技士合格したときの文章構成していく経験記述対策の方法は安全の場合は、内容を理解すれば品質より少しに見えますが安全衛生法・規則など難しい話ではなく朝礼とかで話している内容をよーく思い出せば上手くできるかもしれません。言葉をつなげるだけで作文上手く作れます。
施工技士補から技士になるための5W1Hでの経験記述対策

新人保険屋
経験内容をまとめやすく考えることが重要ってこと?

そうです。その方法と実際の内容をまとめてみます
〔注意〕 あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。
と問題に書いてありますので、この先の内容を丸写ししようとして不合格になっても私は責任は負えません。施工管理技士として自分の経験を記述するものですので、経験がないなら受講しない方がいいです。あくまで私の記載していることは考え方をまとめているだけです。
まずは、河川工事から始まり、道路工事からいろいろな工事種別があると思います。私は地下躯体工事をメインにして土木に携わった経験があるので、冒頭で地下構造物工事・地下駐車場工事を選んでみましたが、この5W1Hに自分の工事経験で得意して経験を実際に積んだ現場を記載してみましょう。
①When いつ(季節、時期) | 夏・冬?とか季節はどうでしたか? ここでは夏としてみましょう。 |
②Where どこで(場所) | 地下構造物工事・地下駐車場工事の現場(床・壁・スラブどこの場所を施工したときか?) 今回はスラブとしてみましょうとしてみましょう。 |
③Who 誰が(関係者、協力者) | 自分の建設現場ですよね。現場では職人や監督や発注者など多数いますよね 今回は型枠大工職と事前周知会してみて自分以外の人も考えてみます |
④What 何を(内容) | どのような工種なのか打設なのか、型枠組みたて・鉄筋組立・掘削なのか? 今回は型枠支保工組立作業・型枠建込としてみましょう。 |
⑤Why なぜ(理由、動機) | 労働災害が多い職種なのか?それとも労働災害や死傷病災害が多い工種か? なぜ?危ないかの理由を考えみましょうか?墜落・転落・丸のこなどの労災要因 |
⑥How どのように(手順、方法) | 施工手順は? 作業主任者が必要になるのか? 機械を使うのか? 作業主任者を伴う場合や機械を使う場合には技能講習が必要 |
つまり順番に何をまとめていくが自分でも整理しやすく、キーワードを作る方法になります。
例えば舗装ならどうなのか?温度管理にするのか?合材の敷均し転圧とか、河川なら仮締切で構築していく護岸の方法など経験分野が違うのが土木施工管理技士の経験が1人1人違うので明確な答えはないと思います。

新人保険屋
へぇ こんな感じでまとめるといいんですね。
しかし施工管理取得すると違うんですか?建設業で

少し話それますが、かなり会社での立場は変わりますね
転職も楽になりますね
資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。
ただ、なかなか転職サイトをみても建設業に特化した求人が少ないですよ。
そこで、建設業に特化した正社員求人が満載のこちらのサイトを紹介します。登録しておくと、職人や施工管理など81種類の職種から求人を検索できるのであなたの希望する求人を見つけやすくなります。
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施工管理で有れば、人材紹介会社を使うことで建設コンサルタント、ゼネコン施工管理、建設機械営業など施工管理の希望の転職も可能になります。
では、実際に私なりに問題を解答をまとめていきたいと思います。どんな経験記述になるかまとめていきたいと思います。
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