この記事では、地鎮祭に関する内容とその費用・流れ・用意すべきものなどを解説していきたいと思います。
実際に家やアパートを建てる人は気になる地鎮祭は始めて住宅を建てる場合、地鎮祭をやるときって何から始めればいいのだろう?
と、このように実際に人生で経験するかしないかの行事だと何をすればいいのかよく分からないかと思います。
また、ハウスメーカーや工務店で建設するにあたっても、どのように進めていいのかわからない場合があります。
そこで、今回は地鎮祭に関する内容を分かりやすく解説していきたいと思います。
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地鎮祭とは?(とこしずめのまつり)
地鎮祭とは、建物を建築するにあたってその土地を守っている氏神様に対して、建設にあたり無災害や無事に竣工出来るようにお願いをする儀式のことです。
地鎮祭を行う際には、神社から神主さんを呼ぶのが一般的ですが、宗教によっては考え方も違う為仏教型やキリスト教の様々な形式があります。
例えば、仏教型の考えになりますが仏教においても安全を祈願する儀式があります。
仏教では、地鎮法といわれ、敷地の四方を竹で結界をつくり流れはさほど変わりませんが、儀式の名前は「起工式」といわれて執り行われます。
密教の場合は、不動明王を本尊として行う「鎮宅不動法」という儀式があります。
山伏の姿で登場され、螺貝を吹くという珍しい儀式です。
一度だけ立ち会った事がありますが、呆気にとられました。
地鎮祭の大まかな流れと注目すべきポイント
では、地鎮祭の大まかな流れとそれぞれの過程で注目するべきポイントを解説していきたいと思います。
地鎮祭の日程の良い日決め方のポイント
地鎮祭には冠婚葬祭等と同じようにポイントがあります。
- 「六曜」での大安吉日をもとに選ぶ
- 「十二直」で選ばれることも
- 2つの組み合わせて日程を決める場合もある
- たまに、三隣亡(さんりんぼう)」という建築での大凶日を気にされる人もいる
こうしたポイント押さえた吉日は以下の通りとなります。
地鎮祭が吉日とされる日
- 六曜:大安・先勝・友引
2024年4月の六曜カレンダーです。「結婚式は大安がよい」「葬式は友引を避ける」など、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて…
- 十二直:建・万・平・成・開
地鎮祭の凶日とされる日
- 六曜:仏滅
- 十二直:破・危・閉
カレンダーに六曜はあっても、十二直や三隣亡までは知らない人がたくさんいるとおもいます。
ただ、日程にこだわると、地鎮祭が日程が決まらなくなるので予定と吉日のバランスを取りながら日時決めるのがポイントです。
地鎮祭の神社の手配はどうする?
地鎮祭を行う際には、その土地の氏神様を祀っている神社の神主さんに依頼するのが一般的ですが、今の時代に神社との付き合いもない人が多いです。
そのため、ハウスメーカーや工務店で手配してくれる場合がありますので営業に聞いてみるのもポイントです。
自分たちで行う場合には、神社への予約は電話等で行います。
ただ工務店やハウスメーカーとかと擦り合わせをしていないとトラブルになる場合もあります。
事前にしっかりと確認・共有をすることが大切になります。
また、地鎮祭をしてくれる神社を探せるサイトもあるので是非調べて確認しておくとよいかと思います。
地鎮祭の神主への費用はどれぐらい?
地鎮祭の費用相場は、土地や建築の大きさによって前後します。
神社などの地域ごとによって変動しますが、だいたいの目安として
- 初穂料・玉串料 3万円~5万円程度
神主に支払う分として「初穂料(玉串料)」と「お車代」初穂料(玉串料)とあります。
どちらも神社の神主さんに対して、祈祷や祭事の際に納める謝礼です。
「初穂料」と「玉串料」のどちらも謝礼なので、地鎮祭ではどちらの名前で出してもいいです。
のし袋には「御初穂料」書くのが一般的で水引が紅白で蝶結びのもので出せば大丈夫です。
出すタイミングがわからないと思いますが、初穂料は最初の時点で祭壇に奉納しておくようにします。
それか神主到着の際に渡せば大丈夫です。
設営費用などは以下の通りになります。
- 設営・各種資材レンタル料 3万円~5万円程度
- お供え物代金 5,000円~1万円程度
合計すると、だいたいの目安で7万円から15万ぐらいになります。
お供え物に関しては、神社やハウスメーカーや工務店が用意してくれる場合もあります。
その料金があらかじめ含まれていることもあるので、契約の前にも確認しておく必要があります。
神主さんが車で来られるので、別途「お車代」として1万円程度をお渡ししましょう。
包みはお祝いごとなので同じでいいです。
地鎮祭の準備するもの
地鎮祭の準備自分たちで用意す必要なものは、ハウスメーカーとかなら祭壇まるごと用意してくれますが、従来なら地鎮祭のお供え物類は施主側で用意します。
このようなものを一般的に用意します。
- 米(一合)
- 神酒(一升瓶)
- 塩(一合お清めする為)
- 水(一合)
- 野菜(3~5種) 土の下に生える芋や人参、土の上から生える白菜や茄子とか
- 海の幸(3種)鯛の尾頭、昆布、スルメなど
- 果実(3種)
- 神酒の盃 紙コップ
- サカキ5本を花屋とかで購入
- 半紙1帖(20枚から30枚)
従来であれば、施主側で予定基本的には上記のものを準備しなければなりません。
今は営業が用意してくれる事がほとんどです。
地鎮祭のテントやセットは誰が手配するのか?
地鎮祭は儀式ですから、設営にも準備が必要です。
祭壇等は神社から借りられたり、業者が手配してくれます。
設営で必要な機材は以下の通りです。
- 青竹(笹竹) しめ縄を張り巡らせるために必要
- しめ縄 祭壇を設営する際に必要
- 盛り砂 祭壇の右手前に盛り、鎮め物を埋める
- 鍬と鎌 土地を耕し鎌で刈る儀式で使う
- 紅白幕・テント
- 地鎮祭用簡易椅子
- 祭壇 お供え物などを奉納する
地鎮祭において一般的に使われるものです。
テントや紅白幕については必ずしも必要ではありませんが雨が降って来ると大変なので、用意するようにしましょう。
ただ営業任せだと高くなるかもしれないので、営業の方と事前に打ち合わせをしておくようにしましょう。
自分たちで用意するのであれば、こうしたセット販売も行われているので是非こうしたサイトを利用してみてください。
地鎮祭参加:監督や出席者へのご祝儀は必要?
地鎮祭において、神主への初穂料や玉串料は必ず必要ですが、ハウスメーカーや工務店の関係業者に対して、ご祝儀は必要ではありません。
ハウスメーカー側の出席者は以下の通りです。
- 営業担当者
- 現場監督
- 設計者とインテリアコーディネーター
- 外構設計(エクステリアデザイナー)
- 水道工事業者やガス工事業者の監督
- 外構監督や基礎工事業者監督
- 大工内装工事業者の監督
- 銀行融資担当や支店長等
場合にもよりますが、かなりの人数が来る場合もあります。
皆さん工事着手前に事前に確認や把握したいこともあり、参加されています。
工事関係者は施主と同じく、神主に無事に竣工することを祈願されてますので参拝者ですので謝礼は入りません。
ただどうしても払いたいと思うなら祝儀袋で
- 監督は1万5千円程度
- 工事関係者は5千円程度
を地鎮祭終了の際に渡しせば大丈夫です。
ちなみに、ご祝儀袋に迷ってしまったらこのようなご祝儀袋を選ばれるとよいかと思います。
様々なお祝いで使用することもできますので、是非合わせてチェックしてみてください。
では、次に地鎮祭の流れと進行していく順番を説明していきたいと思います。当日の流れをチェックしておくといいですね。
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