たくさんの電動工具が世の中にありますが、プロの業界に新たなパワーツールの会社が参入してきましたのをご存じでしょうか?今回はこの電動工具を紹介していきたいと思います。
電動工具市場に新たな風を巻き起こしている注目のプレイヤー、Milwaukee【ミルウォーキー】。その赤い特徴的な電動工具のブランドは、最近ではホームセンターなどで目にする機会も増えてきました。
日本国内においては、従来からの電動工具メーカーに加え、Milwaukeeのような国外メーカーも注目を集めています。本稿では、Milwaukeeの電動工具が日本での利用に適しているのか、その性能や口コミ、販売店情報などについて詳細に探っていきます。
日本国内の電動工具メーカーと言えば?

日本のプロ向け電動工具市場は様々な工具が販売されています。
有名なところでは、電動工具メーカーのマキタ、HiKOKIなどが職人には人気でホームセンターに行けば目に見かけることは普通ですが、その他には
国内メーカーのKYOCERA, Panasonic, マックスなどが有名などのブランドがあります。こちらは電気屋さんとかコアなファンも多いですね。
有力海外メーカーのBOSCH, HILTIなどは製造会社や車両整備などの企業でも使っています。
現在、日本の電動工具は計7社が牽引していますね。
職人は道具には愛着がある
例えば、2016年にタジマがインパクトの先のビットなどから更に展開して電動工具のタジマのパワーツールを販売開始しましたが残念ながら、2020年にタジマパワーツール撤退となりました。
私は色が好きなカラーだったので、カッコいいなぁと思ってましたが、残念です。
有名な職人メーカーですら撤退になったという事は、それだけ販売が難しいんでしょうね。
その中で新たな電動工具メーカーの参入です。
世界規模の電動工具:Milwaukee/ミルウォーキー 工具 評判

昨年になりますが、ミルウォーキーブランドの電動工具を取り扱うオンラインストアがオープンしましたが、全く日本では聞いたことのないブランドです。
1924年にアメリカウィスコンシン州ミルウォーキーで創業したミルウォーキーツールで、これから日本のホームセンターなどで販売が広がっていくと予想されます。
先日はカインズのホームセンターで売っているのを見かけましたが、その他ではどこで売っているのでしょうか?
販売店は?どこで売ってる? Milwaukee/ミルウォーキー取扱店
公式ホームページでは、こちらの販売店で販売されているということになっていますので、合わせてチェックしてみてはどうでしょうか?
MILWAUKEE HEAVY DUTY CENTER 直営店としては1店舗が東京都板橋区中丸町13−1 ゲオタワー池袋 にあります
まだまだ、販売店は公式サイトを見ても、関東近辺にしか販売拠点が無く、まだ日本でのネームバリューも低いようですね。
Where to buy…
最近は独自ブランドの電動工具も沢山ある
コメリの電動工具のUBERMANN
最近多いのは、独自ブランドのホームセンターのコメリが展開を始めた独自ブランドとして、プロ向け本格仕様のオリジナルブランド「UBERMANN」などがあります。こうした取り組みは、コメリが地元のプロを支援し、さらなる品質や利便性を提供するための一環として注目されています。
UBERMANNは、専門家や建設現場で活躍する方々に向けて開発された製品群であり、高い性能と信頼性を備えています。充電式電動工具など幅広いアイテムがラインナップ
ホームセンター「コメリ」の新ブランド『UBERMANN』(ウーバマン)は、プロが求める耐久性、操作性、パフォーマンスを実…
ビバホームのエレバリオシリーズ
バホームの共通バッテリーで電動工具が使える、充電式「エレバリオシリーズ」も最近人気を集めています。WIZA(ウィザ)プレミアム電動工具シリーズと同様に、ビバホームのエレバリオシリーズでは、1つのバッテリーで複数の電動工具を使用できる便利な仕組みが提供されています。この設計により、DIYやガーデニングなどの作業を効率的かつ手軽に行うことが可能となっています。
エレバリオシリーズの中でも特に人気を博しているのが、ドリル&ドライバーLDD-144です。本体単体で販売されており、14.4Vの共通バッテリーを使用します。このドリル&ドライバーは、ネジやボルトの締め付けから木工の穴あけまで幅広い用途に活躍し、作業効率を高めます。さらに、ライトが付いており、作業時に手元を明るく照らすことができるため、精密な作業も行いやすくなっています。
ホームセンター「ビバホーム」の公式通販サイト ビバホームオンラインは、業務用品から生活用品、ペット用品まで豊富な品揃え。…
他にもアークランドのWIZA ウイザコード式 電動工具シリーズもDIYに人気です。
そんな中で海外から来たブランドが日本に定着出来るかですよね?
実際に電動工具にどんな違いが各社あるのか?特色がなければ、市場に乗っかる事が出来ないと思います。
そこで日常的に使われることの多いグラインダーで対比して行きたいと考えてます。
日本メーカーとの比較 Milwaukee/ミルウォーキー工具 口コミ

まず、日本の大手ので電動工具の電動工具を見ていきましょう。
今回、比べてみようと思うのは100mmのグラインダーで見ていたいと思います。その前にMilwaukeeの工具箱は今とても人気です。こちらで道具箱の特徴をまとめていますので是非見てください
職人が使いたい人気の道具箱・工具箱は選ぶのが難しい使いやすい収納箱のまとめ(ミルウォーキー・マキタ・ハイコーキ)
日本製品とMilwaukee/ミルウォーキーの製品の違いと性能
100mmのグラインダーです。
少し日本のものより少し大きいようにも見えますが、18Vの電動工具で比べていきましょう。
充電器も赤で、おしゃれな感じですね。肝心な性能はどうでしょうか?
M18 FUEL™ 100mmグラインダー | |
バッテリー種類 | M18 8.0Ah パワーブーストバッテリー |
作業時間 | 12.7mmの鉄筋を高速で切断する高い作業効率 1充電で最大135本の鉄筋 |
回転数 | 毎分8500回転 |
重さ | 2.6kg(5.0Ahバッテリー装着時) |
特徴 | レンチや工具を使わずにアクセサリーを交換 |
まず、バッテリーの性能ですが、マキタと比べると8.0Ahと6.0AHですね。これが何が違うか?充電してからの使用する時間がミルウォーキーの使用できる時間が長いですね
その為、作業時間で見ると鉄筋の切断本数で見る変わりがないように見えますが、D13の鉄筋と太さでの使用時間で国内製品より使用時間が圧倒的に違いますね。
でもその分やはり、重さが少しデカいのが特徴になりますね。回転数に関してはあまり差がないですね。
マキタ | ハイコーキ | 京セラ | パナソニック | マックス | |
型番 | GA412DRGX | G18DBBA | BG-11XR | EZ46A1LJ2G | PJ-DG101 |
バッテリー | 6.0h | 5.0Ah | 6.0h | 5.0Ah | 5.0Ah |
回転数 | 8,500 | オートモード時5,500min-1(回/分) 全速モード時 9,000min-1(回/分) | (高速) 8,000min-1 (中速) 6,000min-1 (低速)3,000min-1 | 10,000回転/分 | 10,000回転/分 |
作業時間 | 特に明記なし | ø10mm 鉄筋の切断 120本切断 | 特に明記なし | ø10mm 鉄筋の切断 130本切断 | ø10mm 鉄筋の切断 100本切断 |
バッテリー込みの重量 | 2.4㎏ | 2.2㎏ | 1.9㎏ | 2.15㎏ | 2.0㎏ |
特化した内容 | ワイヤレスユニット | ブラシレスモーター | ブラシレスモーター | 14.4vとの切替 |
日本製品とMilwaukee(ミルウォーキー)の製品の違いと性能について、日本製品は高品質な製品として世界的に評価されており、信頼性や精密さが特徴です。
一方、Milwaukeeは米国を拠点とする電動工具メーカーであり、堅牢さやパワフルさが特徴であり、特にプロフェッショナルユーザーから支持されています。日本製品は細部までの精密さと使いやすさが評価されており、Milwaukeeはパワフルで耐久性に優れていると言われています。
Milwaukee・Bosch・ヒルティの違いは?
やはり各社特徴がありますね。やはり海外製の商品なのでバッテリーは5.2Ah が共通になります。
回転数はボッシュの回転数が一番高いですね。またヒルティーなどは段階切り替えで使用が変わってきます。海外製でも重さはヒルティは少し重たいように感じるかも知れませんね。
回転力はボッシュ、段階切り替えはヒルティ、パワーならMilwaukeeですね
ヒルティ | ボッシュ(Bosch) | |
バッテリー種類 | 5.2Ah バッテリー | 5.2Ah バッテリー |
回転数 | ギア 1: 3400 rpm ギア 2: 3800 rpm ギア 3: 4400 rpm ギア 4: 5200 rpm ギア 5: 6300rpm ギア 6: 7600 rpm | 11,000 min-1(回転/分) |
バッテリー 込みの重量 | 3 kg | 2.1kg |
特化している内容 | 6段階の速度調節ダイヤル | 新ブラシレスモーター |
まとめ ミルウォーキーは日本で販売はうまくいくのか?
ミルウォーキーの電動工具についてご紹介しました。日本国内では、赤い特徴的な電動工具のブランドが徐々に目にする機会が増えています。ミルウォーキーは世界規模で評価されており、日本でも注目を集めています。
販売店も増えており、コメリやビバホームなどでも取り扱われています。日本製品との比較や性能についても検証されており、ミルウォーキーの独自性が評価されています。
Milwaukee【ミルウォーキー】の販売に関してはどうでしょうか?通常と同じように販売していてもなかなか浸透していかないと思いますね。 冒頭に記載したように電動工具は職人に対して大事な仕事道具になります。
その為、現場で浸透させていくには、今のようにホームセンターにただおいてあっても誰も買いませんね。
まぁ、私ならと思う考えもありますが・・・・SNSなどでは日本製の会社はバンバン広告売ってだしていますので、この市場を攻略するには、やはり職人さんなどへのPRになるでしょうね。
Milwaukee【ミルウォーキー】の電動工具は直営店は現在は1店舗です。ホームセンター展開していく中で、その工具にはバッテリー等も日本製と海外製とも違いがないです。
このMilwaukee【ミルウォーキー】の電動工具が伸びていくかはわかりませんね