壁床:溝部分はウレタン塗膜防水工事
狭い場所においても施工性が良いのがウレタン塗膜防水の施工です。
塗付されたウレタン防水材の硬化は時間を要しながら、何度か塗り重ねを行います。ウレタン防水は汚れやすく、摩耗に弱い為、部分的に剥がれたりする場合があります。
メンテナンスは、掃き掃除、拭き掃除、水流し程度しかできません。デッキブラシ等でこすっての清掃は不可になります。 雨が降り込むバルコニーにおいて、その床面コンクリートに雨水が侵入するのを防ぐために行われます。
狭い場所においても施工性が良いのがウレタン塗膜防水工法の利点です。
それぞれの壁と床の溝部分がウレタン塗膜防水を採用しています。
ウレタン塗膜防水は塗料を床面に塗布し、硬化させて防水塗膜を形成する工法で、硬化する際水分を嫌うため、施工時の天候および湿度に充分注意する工法もあります。
階段・廊下も長尺シート工事で張替え?
階段や廊下では、長尺シートの周囲をウレタン防水で仕上げ、数センチ重ねてシートを貼る工事の検討を行いました。
組合では以外と業者社任せてになっていますので、下のようにシートもいろんな種類があります。
バルコニー・ルーフバルコニー・廊下の修繕は塩ビシートは大きな金額を工事業者に払う中でも重要な工事にあたるので、思い切ってグレードアップを頼んでみてもいいかと思います。
サービスで今の改修品番のグレードアップして欲しいと言えば違う材料も提案してくれます。
グレードアップすることは自分のマンションの資産価値が上がる要素になるのでおススメです。
例:外階段の長尺シート工事の施工の流れ
1.階段の既存材料の古いシート剥がして撤去します。
2.階段のモルタルでの下地調整ノリとかでボコボコになってますので
3.巾木部分のウレタン防水工事、防水処理を行います。
4.長尺シートを貼る前に接着剤の塗ります
5.長尺シートの設置
6.長尺シートのジョイント部分の接合(シーリング)
7.ドレンまわりのシーリング
補足:大規模修繕工事監督と常に交流することがポイント
工事中は常に監督が常駐している為、監督と仲良くなるのは得策です。
監督のほとんどが1級建築士や2級建築士・1級建築施工管理等の方々なので建築の知識は豊富です。
例えば、監督にこんな相談してみるといいかと思います。
マンションに住んでいると、今後必ずリフォームや衛生器具の交換等出て来ます。
- 給湯器交換の値段を聞いてみる
- 部屋の建具の交換を聞いてみる
- クロスの張替等はいくら聞いてみる
当然、監督は建設会社の担当ですから、受注の見込みになりそうなものは親切に聞いてもらえます。
また、「値段も大規模修繕でやってるのだから値引きしてほしい」というように伝えると言い易いのではないかと思います。
大規模修繕中に情報集めるノウハウ
- 増圧ポンプの交換いくらか見積もりを取る
- 次回のメンテナンス必要なのはいつなのか?
- 防犯カメラ交換でいくら他の安い提案はないのか?
このように監督が日々いる中で上手く利用するのも一つの方法ですので、安価で交換できることも出来るので相談してみてはいいのではないでしょうか?
さまざまな設備や器具に対して情報集めるのも、大規模修繕完了後も必要な知識を吸収するメリットにもなりますよ。
まとめ
今回は、
- タイル撤去工事の続き
- タイル張り替え作業
- バルコニー改修(シート敷き込みと防水工事)
- 廊下や階段のシート敷き込み工事
- 溝部分の防水工事
を行っていきました。
いよいよ本格的にマンションが生まれ変わる作業に入りました。
まだまだ、課題山積みですが、引き続き工事の動向をお伝えしていこうと思います。
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