木造建築物の組立て等作業主任者 ってどんな資格?仕事内容から 技能講習資格 取得方法まで徹底解説!

この記事では、木造建築の現場監督するのに必要な「木造建築物の組立て等作業主任者」という資格について解説していきたいと思います。

大工さんや宮大工など、木造建築に関わる現場では必須の資格になります。

木造建築といえば最近では、隈研吾さんが設計した木造の国立競技場が結構話題になりましたよね。

最近の建築業界は、木質化建築構造物がブームとなっています。

このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。

 
千尋さん保険屋
木造建築とは?
 
ネコマル
最近では国立競技場ですね

木造組立作業主任者とは?

木造建築物の組立て等作業主任者ってどんな資格?

木造建築物の組立て等作業主任者(もくぞうけんちくぶつのくみたてとうさぎょうしゅにんしゃ)は、労働安全衛生法に定められた作業主任者(国家資格)のひとつであり、木造建築物の組立て等作業主任者技能講習を修了した者の中から事業者により選任される。

また、主任者となるための技能講習を修了した者すなわち資格取得者のこと、あるいは資格そのものを指すこともある。

引用:ウィキペディア

つまり、木造建築物の組立て等作業主任者は技能講習を受けた方が作業主任者(作業リーダー)になれる資格、ということです。

この技能講習については後ほど解説していきたいと思います。

木造建築物の組立て等作業主任者を必要とする条件と作業

木造建築物の組立て等作業主任者を必要とする条件と作業

木造建築物の組立て等作業主任者を必要とする条件は以下の通りです。

 
千尋さん保険屋
作業主任者は何の仕事がメインですか?
 
undefined
この条件が作業主任者の仕事です。
  • 軒高5メートル以上の木造建築物の構造部材の組立て
  • 軒高5メートル以上の木造建築物の屋根下地、外壁下地の取付けの作業

つまり、軒高が5メートル以上の木造建築現場においては、木造建築物の組立て等作業主任者を事業者が選任しなければならないということです。

木造建築物の組立て等作業主任者になるメリット

木造建築物の組立て等作業主任者になるメリットは一体どのようなことがあるのでしょうか。

建築キャリアアップシステムの評価が上がる

事業者は建築キャリアアップシステムの登録をしているところであれば、以下の建築キャリアアップシステムの評価が上がります。

こうした技能者認定ランクが上がると、給与・処遇が改善されるだけでなく、後々職人の中のトップである登録基幹技能者になることができます。

建築業に携わるのであれば、是非ランクをアップして自分の市場価値を上げるようにしていくと良いかと思います。

関連記事

この記事では、建設キャリアアップシステムにおける建築大工として作業に従事ための能力評価基準をそれぞれのレベルに必要な基準を解説していきます。と、自身のキャリア形成で将来的に「大きな仕事に就きたい」「今の仕事環境では不安だ」などと考[…]

建設キャリアアップシステム:建築大工/登録建築大工基幹技能者の資格取得するメリットとは?スキルアップを解説

就職の幅が広がる

先述したように、昨今の建築業界は木質化のブームが台頭しています。

今までは、木造建築=住宅といったイメージが強かったものが、施工費用が莫大な中高層の建築物も木質化する動きが高まってきています。

そのため、こうした木造建築の専門的な知識を必要としている企業がますます増えてくると思うので、就職・転職できる幅が広がるのではないかと思います。

現場監督・指導者になれる

木造建築物の組立て等作業主任者の資格を取得すると現場管理責任者(作業指揮)に従事することができます。

厳密にいえば、現場監督になるには施工管理技士という資格も建築規模によっては必要になってくるのですが、木造建築物の組立て等作業主任者の資格だけでも現場監督になることができます。

1級建築施工管理技士補・技士とは?受験内容と合格するための対策を徹底解説

木工資格で転職サイトを選ぶなら

ただ、なかなか転職サイトをみても建設業に特化した求人が少ないですよ。

そこで、建設業に特化した正社員求人が満載のこちらのサイトを紹介します。登録しておくと、職人や施工管理などの職種から求人を検索できるのであなたの希望する求人を見つけやすくなります。

新しい仕事をこちらで登録してチェックしてみましょう。



木造建築組立作業主任者の内容とは?

 
千尋さん保険屋
講習は簡単ですか?
 
ネコマル
私も受講してますが、2日間かかります

では、木造建築物の組立て等作業主任者の資格講習の概要を解説していきます。

受講する講習名は木造建築物の組立て等作業主任者技能講習となります。

木造建築物等の組立て等作業主任者 技能講習取得と内容

木造建築物の組立て等作業主任者の仕事

では、実際には木造建築物の組立て等作業主任者のお仕事はどういったことをするのでしょうか。

 
千尋さん保険屋
木造組立作業主任者の仕事は?
 
undefined
家を建てるときも必要になりますね

木造建築物の組み立て、取り付け

木造建築物の組立て等作業主任者は、当然その資格から木造建築物の組立て、取り付けといった作業を行います。

また、そうした作業だけではなく作業に必要な工具・器具の点検、使用状況にチェック・安全に施工するための作業監督など多岐に渡ります。

木造建築組立作業主任者の受講資格

受講資格は以下の通りです。

満18歳以上であることを条件に以下の1・2のどちらかの条件を満たしている方は受講することができます。

  1. 木造建築物の構造部材の組立て等の作業に3年以上従事した経験を有する者
  2. 大学、高等専門学校、高等学校において土木又は建築に関する学科を専攻し卒業した者で、その後2年以上構造部材の組立て等の作業に従事した経験を有する者(※2.の対象者は卒業証書(写)又は卒業証明書を添付すること)

木造建築組立作業主任者の受講内容

講習は2日間にで開催されて受講するようになります。

スケジュールに関しては、受講するときに必ず確認するようにしましょう。

受講内容は、以下の通りです。

  1.  木造建築物の構造部材の組み立て、屋根下地の取付等に関する知識(7時間)
  2. 工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識(3時間)
  3.  作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
  4. 関係法令(1時間30分)
  5. 修了考査

木造建築組立作業主任者の資格習得

最後の「修了考査」という修了試験で合格すると資格を取得することができます。

、作業従事者として働くことができるのは事業者が選任した場合に木造建築物の組立て等作業主任者として働くことができます。

では今後のこの作業資格はどうなんかもまとめていきたいと思います。