この記事では、ロードローラーの使用目的とその種類及び、資格の有無や必要性について解説していきます。
また、資格の取得方法と特別教育の内容について合わせて解説していきます。
工事現場でよく走っているのを見かけるけど、ロードローラーって何をする機械なのかな?と、このように実際に工事現場で見ても、何をしている機械なのかよくわからないですよね。
そこで、ローラーの特別教育の取得の方法とローラーの種類や労災事例等をまとめて解説していきたいと思います。
また今回はこのブログを見て連絡してきた、「練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん」が「建設業の実態教えて欲しい」ということなので、これから一緒に建設業界の実態を見ていきたいと思います。
この資格は重機土工や舗装工事では必須の資格になりますので、是非道路工事に携わる方は知っておくといいでしょう。
このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら
ロードローラーって何?資格取得方法は?

工事現場では大きな現場や道路を作る現場では頻繁に見かけます。
道路工事では車輪でアスファルトを固める作業を行うことを「締め固め」といいます。
この締固めをする機械、ロードローラーの基本的な内容と運転に必要な資格について解説していきます。
ローラーとは?転圧と締固め方法
ローラーとは、道路や造成地やグランドなどを車両の車輪でローラーで押し固め締め固めする機械をいいます。
代表としては、グランドのように間平でフラットな仕上げにするための整地ローラーなどもあります。
大きな車輪で地面の上を走り車体の重量と車輪の重量で締め固めていきます。
ローラには湿地帯や沼でも対応可能な車種もあり、その種類は大きく分けて以下のように分かれます。
ロードローラーは資格の講習や書面等ではややこしく書かれていて【鉄輪クローラー】や【スムーズローラ】と記載されております。
土木や道路工事の経験が浅いと、ローラーの種類の多さでどれを選んで良いか新人の監督ではわからない場合もあります。
ランマーとプレートは資格は必要?
締め固め機械とはローラーとかにも記載されてますが、プレートやランマー等の小さな低圧機械も締め固め機械に該当しますので、こちらの資格は特に不要です。では小さな機械から順番に紹介していきます。
ローラーの種類・転圧する機械の特徴は?
小ぶりなハンドローラーは労災事故が多い

ハンドローラーとは、見た目も小ぶりでも、意外と労災事故の多い機械になります。
特にどんな事故が多いかというと、
資格講習の教育未受講者が無資格で操作し、ハンドル操作を誤って激突や機械の止め方がわからず操作ミスによる事故が多いです
道路工事や大きな重機が入らないところでは、ハンドローラー(1トン程度)の機械が頻繁に使われます。
座って動かせるコンバインドローラー

次は一般の車と同じ位のサイズのコンバインドローラです。
ポイントとして見分けるためには、
前輪が鉄の車輪で後ろの車輪はタイヤです。
鉄の車輪は鉄の重さで土を締め固め、ゴムのタイヤの部分を使って空気圧で締め固めます。
こちらは両方を兼ね備えたマルチなローラーになので、現場でも多く見かけます。
コンバインドローラーの重量と3t・4tなどあり
道路工事でよく見かけるタイヤローラー

タイヤローラーは名前の通りゴムのタイヤで車輪がついています。ポイントとして
前輪がゴムのタイヤ、後もゴムのタイヤ
タイヤの空気圧で均等に道路の締め固めを行う舗装工事やアスファルトの転圧に向いています。
夜間になればアスファルトの仕上げで大きな幹線道路等で見かけることがあります。
タイヤを左右一列に並べ、ローラー代わりにしたのがタイヤ式ロードローラーになります。
タイヤはゴム製で、前に3つ、後ろに4ついてるものもあります。
タイヤローラー3t・4tの重さは?
タンデムローラーとは?

タンデムローラーは大きな工事現場で後から地盤が沈下しないように土を締め固めるための工事などに使います。
ポイントとしては
前輪の車輪が鉄、後輪の車輪も鉄
車輪の鉄の自重で均等に締め固めを行っていきます。
道路工事等でも舗装はタイヤローラー下の路盤を、舗装をタンデムローラーで行うこともあります。
ダム現場等ではコンクリートの締め固めに使うこともあります。
締め固める理由としては、ダムではコンクリートは水の量がマンションなどと違って少なく、硬く水を通さないように、キツく締め固めるという目的があるからです。
タンデムローラ:3t・4tの機械の重量は?
マカダム式ローラーとは?

車輪が3つあり、前に2つ後に1つ-3輪タイプのローラーになります。
ポイントは
前に2つ、後ろに1つのローラーとなっています。
3つのローラーで、踏み残しがないように均等に転圧できます。
マカダムローラの重量とカタログは?10t
下の記事では、ロードローラに似ているホイールローダーとショベルローダーの資格について解説していますので、道路工事に携わるのであれば是非取得するためにも読んでおくと良いでしょう。
この記事では、ショベルローダーの資格取得方法について解説していきたいと思います。また、見た目がそっくりなホイルローダーとの違いについても合わせて解説していきたいと思います。ショベルローダーとホイルローダーってなんでしょうか[…]
このようなロードローラーを使用する道路工事において、下のような測量機械は必須の道具となります。
特に道路工事は土煙などがひどいので、機械が防塵であったり耐久性のあるものを選ぶようにすることをおすすめします。
このタジマの測量機がとても使い勝手がよいのではないかと思います。
ケース付きの上、目盛表示も分かりやすく、汚れや衝撃に強いので工事において活躍すること間違いないといえます。
ロードローラー運転するための特別教育とは?
ローラーを運転するには資格が必要です。ただ、操作を誤ると死亡事故につながるので資格を取得しても注意しましょう。
ただし技能講習や免許と違って特別教育の受講で運転ができます。
締固め用機械(ローラー)運転者の特別教育を受講することで運転が可能になります。
安全衛生法の第59条第参考の特別教育の中で安全衛生規則36条の住所で決められている特別教育の講習時間をクリアすると運転が可能になります。
ローラは、運転者の死角から周囲の人が見づらく、接触事故や激突事故が多いため、事業主はローラーの作業をする労働者に対して特別教育を受講させる義務があります。
合計10時間で二日間にわたって講習を受け資格を取得することができます。
- ローラーに関する知識4時間
- 運転に必要な一般的事項に関する知識1時間
- 関係法令1時間
- 実技教育4時間
実技は実際に走行させたり、転圧操作実技を勉強します。
資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。
ただ、なかなか転職サイトをみても建設業に特化した求人が少ないですよ。
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ローラーが道路で工事している事を見ることもありますがその免許は必要なのか?その中で知っておきたいローラーの講習を受講するメリットはどのようなものがあるのか?次のページでまとめていきたいと思いますので合わせてチェックしてみてください。
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