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足場倒壊!東急東横線に学ぶ足場点検と事故の内容とは?

2021年3月3日現場知識と勉強,現場豆知識

この記事では、2021年3月2日(火)22時20分頃に発生した新築工事における足場の倒壊事故についてまとめてみました。

個人的な主観が一部ありますがなぜ線路側に足場が崩れたのか自分なりにまとめてみました。

この投稿に記載してる内容としては

事故の発生場所と関係会社と足場の倒壊原因と強風の関係に対する注意内容と
足場の壁つなぎとシートの撤去の重要や異常時の足場の点検の重要性をまとめています

個人的な意見なので皆さんとは少し考えが違うかもしれませんが、日常的に足場を点検を怠ると、このような事故が起きるかもしれません。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

足場倒壊した東急東横線の事故現場は?

(仮称)河合塾自由が丘校新築工事の現場になります。

  • 建築場所は東京都目黒区自由が丘1丁目15-

竣工予定は2021年5月予定(今は綺麗に竣工してます。)
S造RC造鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建

  • 敷地面積:約700.57㎡(平方メートル)
  • 建築面積:約458.13m (平方メートル)
  • 延べ面積:約2,082.14m(平方メートル)容積
  • 備対象延べ面積約2,004.91m (平方メートル)
  • 考高さ:約19.1m(メートル)軒高さ

請負建設会社は松井建設が足場倒壊現場のゼネコン

老舗のゼネコンでも公衆災害を発生させるのかあ…

松井建設株式会社(まついけんせつ)は、東京都中央区新川に本社を置く総合建設会社(ゼネコン)である。創業天正14年(1586年)の、日本国内の上場企業では最も歴史の古い会社。社寺建築に高い技術力と実績があり、「社寺の松井」とも。

Wikipediaより

以下のサイトは松井建設に関するホームページとなります。

設計監理会社は安井設計事務所

株式会社安井建築設計事務所(やすいけんちくせっけいじむしょ、英語: Yasui Architects & Engineers, Inc.)は、大阪府大阪市に本社を置く組織系建築設計事務所。安井武雄が創設した建築設計事務所を前身とする。

Wikipediaより

以下のサイトは安井設計事務所の情報について掲載しています。

足場が倒壊した原因は?と倒壊防止点検は

施工手順や施工計画書は大丈夫だったのかな?
原因は何だったんだろう?

工事では、足場や仮囲いの設置に影響を及ぼす恐れのある周囲の状況を事前調査し、調査結果に基づき検討した安全対策を仮設計画を工事着工前に事前に計画が必要です。

壁つなぎや控えについて、算出した風荷重(基準風速18m)以上に強度を確保し、かつ、法定間隔及び 強度計算を上回る数の壁つなぎや控えを設置しないとならないです。

過去送検された足場倒壊の事例もある

北海道・小樽労働基準監督署は、足場を組み立てる際に、労働者に足場の倒壊防止措置である「控え」の組立て範囲および順序を周知しなかったとして、建設業の㈱トラクション(北海道札幌市厚別区)と同社現場責任者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で札幌地検小樽支部に書類送検した。平成28年8月、同社の下請会社に所属する労働者が死亡する労働災害が発生している。

 被災者は、組立て中の足場が倒壊したことを原因とする墜落災害に巻き込まれている。

 同労基署によると、作業現場は若い職人が多く「建物のないところに足場を建てるのが初めて」という状況だったという。「控え」をつけるタイミングなども把握しておらず、足場が倒壊する原因となった可能性がある。

【平成29年7月4日送検】

労働新聞社引用

安全を第一とした足場を作らなければこうした墜落災害が発生している、ということを頭に入れて作業しなければいけません。

ゼネコンでも足場組立解体の施工計画は大丈夫?

足場施工計画は、おそらくこんな感じで四方が囲われているのが一般的ですが、テレビの上空写真でも現場は仕上げが開始されて竣工間近で一部の足場が撤去されてる状態でした。

現場の実際の内容はこのような感じだったと予想されます。

事故当日は足場が倒壊しやすい条件だった

だから、足場が倒壊した日は線路側の面だけが足場残っており、不安定な中で強風が吹いたとその際に外壁面も仕上げが始まっていたので、足場が倒れないようにする為の控え(壁つなぎ)が外されていたのでは?と推測されます。

注意: シート養生の種類、防音パネル・シート等、様々な複合要素を十分考慮して、補強方法を具体化することが重要になります。

足場点検の重要性について (根がらみ以外の点検内容とは)

過去の災害事例として、建物の外壁等の強度に対し、ケミカルアンカーの強度が弱く足場が倒壊した事例が報告もあります。(アンカーボルトの強度不足が原因となった災害事例。)

壁と壁つなぎの接続方法、各部材の強度が十分確保されていることを確認することが重要です。

壁つなぎ金物の圧縮・引っ張り強度:4.41kN/本(仮設工業会)

RC造の建物の場合

アンカーボルトによる壁つなぎをしっかりと取る

S 造の建物の場合の設置

鉄骨に専用クランプを使用して 設置し、外壁の施工状況に応じ て、アンカーボルト等に切り替えて設置

※アンカーボルトへの切り替えに ついては外壁の形状等、設計条 件を慎重に見極めて判断する。

ハウスメーカーや木造住宅は、外壁版に合わせた専用壁つなぎ等の金物を使用しているかをチェック!

足場作業は天候によって作業中止しないとダメ

異常時の点検はすぐに行動しないと事故は止めれない
雨風に注意してみてもわからないときはこれ!風速を機械で確認。

高さが2m以上の箇所で作業を行なう場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想されるときは、作業を禁止する。
強風:10分間の平均風速が毎秒10メートル以上の風。
※ 大雨:一回の降雨量が50mm以上の降雨。
※ 大雪:一回の降雪量が25cm以上の降雪。


施されていることや部材の取付位置、ゆるみ、変形、脱落等、部材の取付状況を点検し、必要な対策を実施しています。

シートや防音パネル等、風荷重が大きくなる要因となる養生材を早めに撤去等し、風を逃がすなどの対策を行う必要があります

足場等の組立て・変更時等の点検実施者については、足場の組立て等作業主任者、元方安全衛生管理者等が行いますが、足場の点検について、労働安全衛生法第19条の2に基づく足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受講している等十分な知識・経験を有する者を指名してから点検するのがポイントです。

足場組立作業に関する特別教育について解説しているので、是非合わせてチェックしておくとより安全対策を講じれるのではないかと思います。

追記:皆さんから頂いたコメントを入れました。

facebookより

記事の写真を見ると、シートも張ったままの様ですね。目黒区内は今でも風は強いですが、昨晩は区内仕事先のマンションでも、雨漏りと思うほどに水の入らぬ建屋内の非常階段まで濡れていて驚いた次第です(21時頃)。自由ヶ丘というと、知り合いが大井町線側の線路わきで、一人で幼稚園を新築管理監督していましたが、一番心配していたのは線路側への倒壊でした。残業等が問題視されるこの頃ですが、時々見に行く程の警戒は欲しかったでしょうね。

facebookより

強風警報が出たら即現場に行って対処するのが常識。ゼネコン、協力業者の連携が悪かったのでは。

facebookより

既にお書きになられていますが、壁繋ぎも重要ですが、やはりシートですよね。。。強風予報が出たら真っ先にシートは取り外すなり巻き上げるなりしておかないとダメですね。。。天候悪化直前に外壁に傷つけて繋ぎを増やすってのはちょっと現実的ではないと思いますし。。。