【1級建築施工管理技士】1次検定「測量・墨出し」の頻出キーワード解説&類似問題対策

一級建築施工管理技士を目指す皆さん、測量・墨出しに関する頻出キーワードを完全攻略しましょう!過去問の類似問題5問を通じてチャレンジしていきます。第1問では、測量の種類と道具に焦点を当て、不適当な記述を見つける究極のトレーニング!直接水準測量や平板測量など、しっかりと理解していきましょう。建築のプロフェッショナルに必須のスキルを身に付けるために、一緒に楽しく学んでいきましょう!

1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ

【第1問:測量の種類と道具】

測量に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 直接水準測量は、レベルと標尺を用いて2点間の高低差を求める方法である。
  2. 平板測量は、アリダードを用いて測定した結果を、その場で平板上に直接作図していく方法である。
  3. トラバース測量は、測点を結んだ多角形の各辺の長さと角度を順次測定していく方法である。
  4. スタジア測量は、アリダードと平板を用いて、2点間の距離と高低差を測定する方法である。

【第2問:真北と磁北】

測量に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 磁北は磁針が指す北の方向であり、真北とはいくらかの傾き(偏角)を持っている。
  2. 真北と磁北の偏角の大きさは、場所によって多少異なる。
  3. 測量用の標識は、一般に永久標識、一時標識、仮設標識の3つに大別される。
  4. 磁北は常に一定の方向を指すため、建物の正確な配置図を作成する際の基準として「真北」の代わりに使用される。

【第3問:基準墨の転送(垂直転送)】

建物の基準墨を上階へ移す(垂直転送)際の記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 建物4隅の基準墨を上階に移す場合は、スラブに設けた小穴を通して「下げ振り」を使用する方法がある。
  2. 下げ振りで求めた位置を、トランシット等を用いて測角・確認し、上階の基準墨を引く。
  3. 垂直転送の精度を確保するため、常に「直下の階」の床にある墨だけを基準にして順次上の階へ転送していく。
  4. レーザー鉛直器などを用いて、基準点を直接上階のターゲットに照射し転送する方法も用いられる。

【第4問:高さ基準(レベル)のルール】

RC造における基準高さ(レベル)の墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 各階の躯体工事用の基準高さは、累積誤差を避けるため、常に1階の基準(BM)から確認する。
  2. 各階の床面を基準(±0)として、そこから各階ごとに高さを計測してレベル墨を出す。
  3. 鉄骨造では一般に、鉄骨柱に表示された基準高さを利用してレベルの墨出しを行う。
  4. 基準となるレベル墨は、一般に床の仕上げ予定面から1mの高さに表示することが多い。

【第5問:墨出しの管理】

墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 床面の通り心などの基準墨は、工事で消えないよう、一般に1m離れた位置に「返り墨」を設ける。
  2. 仕上げ部材用の墨は、床の躯体基準墨から鉛直に立ち上げた墨と、基準レベル墨をもとに算出する。
  3. 返り墨を設ける距離は、どの現場でも一律に10cmとし、作業の邪魔にならないようにする。
  4. 測量機器(レベルやトランシット)は、使用前に必ず調整(点検)を行い、誤差がないことを確認する。

1級建築施工管理技士類似問題【解答と解説】

  • 第1問:4
    • 解説:スタジア測量は、トランシットと標尺を使います。アリダードと平板を使うのは「平板測量」です。
  • 第2問:4
    • 解説:建築基準法上の日影規制などは「真北」が基準です。磁北は場所によってズレがあるため、真北の代わりにはなりません。
  • 第3問:3
    • 解説:直下の階だけを基準にすると、「ズレ(誤差)が積み重なっていく」ため不適当です。常に下層の基準点から確認します(マンガ4枚目の考え方と同じです)。
  • 第4問:2
    • 解説:第3問と同様、各階の床を±0にしてしまうと累積誤差が出ます。必ず「1階の基準(BM)」から追い出します(マンガ4枚目の通り)。
  • 第5問:3
    • 解説:返り墨は、一般的に「1m(1,000mm)」離すのが標準です。10cmだと部材の下に隠れてしまう可能性が高く、実用的ではありません。

1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高い測量ポイントと解説

AI によって生成された画像

1. 測量の種類:ツールと目的をセットで覚える!

試験では「どの道具で何を測るか」の組み合わせがよく出ます。

  • トラバース測量(多角測量)
    • 内容: 折れ線の長さと角度を順に測る。
    • イメージ: 多角形(多角)を作って領地を囲む感じ。
  • 直接水準測量
    • ツールレベル + 標尺(スタッフ)。
    • 目的高低差を測る。
  • 平板測量
    • ツールアリダード + 平板
    • 特徴: 現場で直接図面をかく
  • スタジア測量
    • ツールトランシット + 標尺
    • 目的: 2点間の距離と高低差を測る。
  • 三角測量
    • 内容: 三角形の内角と辺長を測って位置を決める。

2. 墨出しのテクニック:現場の知恵

  • 返り墨(かえりずみ)
    • 通り心(基準線)そのものだと工事で見えなくなるので、一般に1m離れた位置に予備の線を引く。
  • 上階への転送(縦のコピー)
    • 下げ振り(重り)を小さな穴から垂らして、下の階の基準点を上の階へ持ち上げる。
  • 高さの基準(レベル)
    • 累積誤差を防ぐため、各階の高さは「下の階から順に」ではなく、「1階の基準(BM)」から直接または確認しながら決めるのが鉄則です

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