【1級建築施工管理技士】1次検定「ガラス(硝子)」の頻出キーワード解説&類似問題対策

1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ

建築材料「硝子(がらす)」に関する知識は、一級建築施工管理技士の試験では欠かせない要素です。特に、ガラスについての理解は設計や施工において重要な役割を果たします。

この記事では、硝子に関する頻出キーワードを完全攻略するために、過去問類似問題を通じて学習を深めます。例えば、ガラスの物理的性質や安全・防災ガラス、省エネ・機能性ガラスなど、幅広い視点から問題を解析し、一級建築施工管理技士試験に備えます。硝子にまつわる重要なポイントを押さえ、合格への一歩を踏み出しましょう。

【第1問:ガラスの物理的性質】
ガラスの性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. ガラスの密度は、一般に約2.5  である。
  2. ガラスの圧縮強度は、引張強度よりも著しく大きい。
  3. ガラスの表面は、アルカリ性の洗浄剤に対しては耐性があるが、ふっ化水素酸には浸食される。
  4. ガラスの線膨張係数は、コンクリートや鋼材とほぼ同程度である。

【第2問:安全・防災ガラス】
ガラスの種類とその特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 強化ガラスは、板ガラスを熱処理して表面に強い圧縮応力層を形成したもので、衝撃強度が高い。
  2. 強化ガラスは、破損した際に鋭利な破片となり周囲に飛散するため、防犯性に優れている。
  3. 合わせガラスは、2枚以上の板ガラスをプラスチックの中間膜で接着したもので、破損しても破片がほとんど飛散しない。
  4. 合わせガラスは、中間膜の種類や厚さによって、防犯、防災、遮音などの性能を付加することができる。

【第3問:省エネ・機能性ガラス】
ガラスの機能に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 複層ガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を密封したもので、断熱性や結露防止に効果がある。
  2. 熱線吸収板ガラスは、原材料に金属を加え着色したもので、主として近赤外領域を吸収する。
  3. 倍強度ガラスは、フロート板ガラスを熱処理したもので、耐風圧強度が元のガラスの約2倍程度である。
  4. 型板ガラスは、片面に型模様を転写したもので、視線を遮る効果はなく、光の拡散のみを目的とする。

【第4問:製造方法と名称】
ガラスの名称と製造方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. ロールアウト法は、溶融したガラスをローラーで引き出し、模様などを転写する型板ガラスの製造に用いられる。
  2. 倍強度ガラスは、加熱後に空気を吹き付けて冷却するが、その冷却速度は強化ガラスよりも遅い。
  3. 複層ガラスの中間層には、断熱性能を高めるために常に水蒸気を含んだ湿った空気を封入する。
  4. 強化ガラスは、出荷後の現場での切断や穴あけ加工ができない。

【第5問:ガラスの強度と破壊】
ガラスの強度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 強化ガラスは、表面の圧縮応力層により、通常のフロート板ガラスの3〜5倍程度の強度を持つ。
  2. 強化ガラスが破損したときは、全体が粒状の破片となって砕け散る。
  3. 倍強度ガラスは、破損しても強化ガラスのように粒状にはならず、通常のガラスに近い割れ方をする。
  4. 複層ガラスは、2枚のガラスを合わせているため、同じ厚さの単板ガラス1枚よりも衝撃に対して数倍の強度を持つ。

1級建築施工管理技士類似問題5問にチャレンジ【解答と解説】

  • 第1問:4
    • 解説:ガラスの線膨張係数は約で、コンクリートや鋼(約)よりわずかに小さいです。「ほぼ同じ」とされることもありますが、試験では比較として出ることがあります。また、3も正解(ふっ化水素酸のみ浸食)です。
  • 第2問:2
    • 解説:強化ガラスは割れると「粒状(ツブツブ)」になりますが、ポロポロと崩れ落ちるため防犯性はありません。防犯には「合わせガラス」が適しています。
  • 第3問:4
    • 解説:型板ガラスは、表面の凹凸によって光を乱反射させ、「視線を遮る」のが大きな特徴です。
  • 第4問:3
    • 解説:複層ガラスの中間層は、結露を防ぐために必ず「乾燥空気」(またはアルゴンガス等)を封入します。
  • 第5問:4
    • 解説:複層ガラスは「断熱」が目的であり、強度が数倍になるわけではありません。衝撃強度は構成するそれぞれのガラス単体の性能に依存します

1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高いポイントと解説

1. ガラスの種類と特徴(重要度:高)

ガラス名作り方のポイント主な特徴・メリット
型板ガラスロールアウト法(型模様を転写)片面に模様。視線を遮る。
熱線吸収ガラス金属を混ぜて着色近赤外線を吸収。日射を遮る。
倍強度ガラス加熱後に空気冷却フロート板ガラスの約2倍の強度。
強化ガラス熱処理で表面に圧縮応力層衝撃に強く、割れても粒状になる。
複層ガラス2枚の間に乾燥空気層断熱結露防止に効果的。
合わせガラスフィルムを挟んで接着防犯飛散防止に優れる。

2. 試験に出る「ひっかけ」と物理的性質

  • 強度の比較
    • 圧縮強度 > 引張強度:ガラスは押される力には強いですが、引っ張られる力(曲げなど)には弱いです。
  • 薬品への耐性
    • ふっ化水素酸:ガラスを激しく浸食します(これ以外の酸には比較的強いです)。
  • 物理定数(数値)
    • 密度:約 2.5  です。(※単位のひっかけに注意:ではなくです)
    • 線膨張係数:コンクリートや鋼材の約0.8倍。金属より少し伸び縮みしにくい性質があります。

3. 暗記のショートカット

試験直前にここだけは見直してください!

  • 「熱線吸収」ときたら → 「近赤外線」をガード!
  • 「強化ガラス」ときたら → 「圧縮応力層」で衝撃に強い!
  • 「合わせガラス」ときたら → 「フィルム(中間膜)」で防犯!
  • 「複層ガラス」ときたら → 「空気層」で結露対策!
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