一級建築施工管理技士を目指す皆様、こんにちは。本記事では、建築材料シーリング・塗料に焦点を当て、学科試験で頻出するキーワードを徹底攻略します。筆者自身もこの分野に苦労した経験があり、合格に必要なポイントを整理して解説します。
目次
1級建築施工施工管理技士塗料過去問(ペイント・エナメル)のポイントマンガで解説

1級建築施工施工管理技士塗装工事ペイント種類特徴暗記ノート・出題ポイントをまとめ

塗料は「どう固まるか」「どこが優れているか」がセットで出題されます。
| 塗料名 | 覚え方キーワード |
|---|---|
| 合成樹脂エマルションペイント | 水が蒸発して粒子が融合。水性で臭いが少ない。 |
| 合成樹脂調合ペイント | 溶剤蒸発+酸化重合。光沢・隠蔽力が良い。 |
| 塩化ビニル樹脂エナメル | 短時間乾燥。耐水性が強い。 |
| フタル酸樹脂エナメル | 耐候性・平滑性に優れる。 |
1級建築施工施工管理技士シーリング材のポイント

① 種類と性質
- シリコーン系:耐候・耐熱・耐寒に優れた万能型。
- 不定形シーリング材:施工時はペースト状。
- 1成分形:そのまま使用可能。
- 2成分形:現場で混合して使用。
② JIS分類と用語
- タイプG:Glazing=ガラス周り
- タイプF:Facade=外壁などガラス以外
- クラス:ムーブメント追従性の大きさ
- モジュラス:一定伸び時の引張応力LM=柔らかく伸びやすい
- 2面接着:動く目地で底を接着させない
- クレージング:亀甲状の細かいひび割れ
1級建築施工施工管理技士試験対策ひっかけパターンまとめ
- ひっかけ1:タイプFを「ガラス用」と書く → 正しくはG
- ひっかけ2:モジュラス=伸び量 → 正しくは応力
- ひっかけ3:エマルション=酸化重合 → 正しくは水の蒸発
1級建築施工管理技士シーリング・塗料過去問類似問題5問にチャレンジ
【第1問:シーリング材の用語】
最も不適当なものはどれか。
- 「モジュラス」とは、シーリング材の引張応力で、一定の伸びを与えたときに生じる応力をいう。
- 「クレージング」とは、シーリング材の表面に発生する亀甲状の細かいひび割れをいう。
- 「低モジュラス(LM)」のシーリング材は、高モジュラスより硬く伸びにくい。
- 「ワーキングジョイント」では、目地底の動きを拘束しないためボンドブレーカーを用いて2面接着とする。
【第2問:JIS分類と用途】
最も不適当なものはどれか。
- タイプG(Glazing)は、ガラス周りの目地に用いられる。
- タイプF(Facade)は、外壁目地(コンクリート・ALC等)に用いられる。
- 耐久性区分(クラス)の数値が大きいほど、ムーブメント追従性が低い。
- シリコーン系シーリング材は耐候性・耐熱性・耐寒性に優れ、ガラス周りに広く用いられる。
【第3問:シーリング材の構成と特徴】
最も不適当なものはどれか。
- 1成分形シーリング材は、そのまま使用できる状態に調製されている。
- 2成分形シーリング材は、施工直前に主剤と硬化剤を練り混ぜて使用する。
- 不定形シーリング材とは、施工時にペースト状で目地に充填するものをいう。
- ワーキングジョイントで目地底への接着を避ける理由は、耐久性向上と剥離防止のためである。
【第4問:塗料の硬化機構と特徴】
最も不適当なものはどれか。
- 合成樹脂エマルションペイントは、水が蒸発し樹脂粒子が融合して塗膜を形成する。
- 合成樹脂調合ペイントは、溶剤の蒸発と酸化重合で硬化する。
- 塩化ビニル樹脂エナメルは、エマルションペイントより耐水性が弱い。
- フタル酸樹脂エナメルは、光沢・耐候性・平滑性に優れる。
【第5問:塗料の種類と性質】
最も不適当なものはどれか。
- 合成樹脂エマルションペイントは水性で火災の危険が少なく、臭気も少ない。
- 塩化ビニル樹脂エナメルは常温で短時間に乾燥し、揮発乾燥型である。
- 合成樹脂調合ペイントは隠蔽力や光沢が良い。
- フタル酸樹脂エナメルはアルカリ性に強く、コンクリート面に適している。
1級建築施工管理技士 シーリング防水過去問【解答と解説】
- 第1問:3解説:低モジュラス(LM)は柔らかく伸びやすい。硬いのは高モジュラス。
- 第2問:3解説:クラスの数値が大きいほど追従性が高い。
- 第3問:4解説:2面接着の目的は破断を防ぐために無理な力をかけないこと。
- 第4問:3解説:塩化ビニル樹脂エナメルはエマルションより耐水性が強い。
- 第5問:4解説:フタル酸樹脂は油成分を含むためアルカリに弱い。コンクリート直塗りは不適。