1級建築施工管理技士の1次検定において、仕上げ工事の中でも「タイル工事」は、数値の暗記が合否を分ける得点源です。
しかし、「接着剤張りは3㎡?密着張りは2㎡?」「時間は20分だっけ、60分だっけ?」と、似たような数字が並ぶため、試験本番で「どっちがどっちだっけ……」と混乱してしまう受験生が後を絶ちません。
実は、タイル工事の出題パターンは決まっています。
「工法ごとの面積・時間の違い」を整理して覚えるだけで、ひっかけ問題は怖くありません。
この記事では、試験に出る重要ポイントをマンガで分かりやすく解説し、さらに「うっかりミス」を防ぐための比較表を用意しました。
スキマ時間でサクッと確認して、確実に1点をもぎ取りましょう!
1級建築施工管理技士過去問タイル工事マンガ出題頻度の高いポイントを解説

タイル工事の重要ポイント・引っ掛け一級建築施工管理技士タイル対策表

| 項目 | 出題頻度 | 正しい内容(暗記ポイント) | 引っ掛けキーワード(要注意) |
|---|---|---|---|
| 接着剤張り(面積) | ★★★ | 1回の塗付け面積は3㎡以内。 | 「5㎡以内」 |
| 接着剤張り(時間) | ★★★ | 20分以内に張り終える。 | 「60分以内」 |
| 外部床タイルの目地 | ★★☆ | 伸縮調整目地の面積は10㎡以内。 | 「20㎡以内」 |
| 密着張り(面積) | ★★★ | 1回の塗付け面積は2㎡以内。 | 「3㎡以内(接着剤と混同)」 |
| 密着張り(時間) | ★★☆ | 塗付けから張り終わりまで20分以内。 | 「40分以内」 |
| 改良積上げ張り | ★★☆ | 1日の積み上げ高さは1.5m以下。 | 「1.6m(ブロックと混同)」 |
| タイルの引張試験 | ★★☆ | 100㎡以内ごとに1箇所、かつ3個以上実施。 | 「200㎡ごと」「1個でよい」 |
ここが狙われる!「うっかり」を防ぐコツ
- 「3㎡」と「2㎡」の使い分け
- 接着剤は乾きにくいので、広めの3㎡まで一気に塗ってOK。
- モルタルを使う密着張りは乾きやすいので、狭めの2㎡まで。
- 試験では「密着張りで3㎡塗った」という入れ替えが定番です。
- 「20分」という共通ルール
- タイルの工法は違っても、ほとんどが「20分以内」に張り終えるのがルールです。これを「60分」などの長い時間にする誤文がよく出ます。
- ブロックとの数字の差
- さきほどの漫画で覚えた「ブロック」は1.6mですが、タイルの改良積上げ張りは1.5mです。0.1mの差を突いてきます。
- 伸縮調整目地(床)
- 外の床タイルは、太陽の熱で伸び縮みして割れやすいため、10㎡(およそ3m×3m程度)ごとにクッションとなる目地を入れます。「10」という数字をしっかり覚えましょう。
今回のまとめ:数値暗記のススメ
「タイル」は【接着剤=3 / 密着=2 / 時間=20】と呪文のように覚えてしまうのが得策です。
1級建築施工管理技士タイル張り問類似問題5問にチャレンジ
第1問:接着剤張り
タイル工事の接着剤張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 接着剤の1回の塗付け面積は、3㎡以内とした。
- 接着剤の塗付けからタイル張り終わりまでの時間は、20分以内とした。
- 接着剤は、くし目ごてを用いて平坦に塗り付けた。
- 接着剤の1回の塗付け面積は、5㎡以内とした。
第2問:密着張り
タイル工事の密着張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- モルタルの1回の塗付け面積は、2㎡以内とした。
- モルタルの塗付けからタイル張り終わりまでの時間は、20分以内とした。
- 密着張りは、振動機(ヴィブラート)を用いてタイルを埋め込む工法である。
- モルタルの1回の塗付け面積は、接着剤張りと同様に3㎡以内とした。
第3問:改良積上げ張り
タイル工事の改良積上げ張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 1日のタイルの積み上げ高さは、1.5m以下とした。
- 1日のタイルの積み上げ高さは、1.6m以下とした。
- 改良積上げ張りは、タイル裏面に張付けモルタルを盛り、下から順に積み上げる工法である。
- 張り付けモルタルの厚さは、4〜7mm程度を標準とする。
第4問:外部床タイルの目地
外部床タイルの伸縮調整目地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 伸縮調整目地は、床面積10㎡以内ごとに設けた。
- 伸縮調整目地の間隔は、縦横3m程度の間隔とした。
- 伸縮調整目地の面積は、内部床と同じ20㎡以内とした。
- 伸縮調整目地の深さは、タイルおよび下地モルタルを貫通し、コンクリート面に達するものとした。
第5問:タイルの引張試験(接着力試験)
タイルの引張試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 試験箇所は、100㎡以内ごとに1箇所とした。
- 1箇所の試験につき、タイル3個以上の引張試験を実施した。
- 試験箇所は、タイル張付け後、2週間以上経過してから選定した。
- 試験の効率化のため、200㎡につき1箇所の試験とした。
1級建築施工施工管理タイル張り解答とポイント解説
| 問 | 正解 | ポイント |
|---|---|---|
| 第1問 | 4 | 接着剤張りは「3㎡以内」です。5㎡はよく出る引っ掛け数字です。 |
| 第2問 | 4 | 密着張りは「2㎡以内」です。接着剤の3㎡と混同しやすいので注意! |
| 第3問 | 2 | タイルは「1.5m」。1.6mはコンクリートブロックの規定です。 |
| 第4問 | 3 | 外部床タイルの伸縮目地は「10㎡以内」です。 |
| 第5問 | 4 | 引張試験は「100㎡ごとに3個以上」が鉄則です。 |