一級建築施工管理技士を目指す皆さん、屋根工事における「心木なし瓦棒茸における壁との取合い」など、難解なキーワードに悩んだことはありませんか?本記事では、私が勉強した頻出キーワードや類似問題を分かりやすく解説します。例えば、「こはぜ掛けの折返し」や「水上の雨押え・水返し」など、正しい内容とひっかける要注意ポイントを丁寧に解説していきます。マンガを交えながら、一級建築施工管理技士試験にしっかり備えましょう!
目次
- 1 1級建築施工管理技士過去問マンガで説明屋根工事出題頻度ポイントを解説
- 1.1 マンガ屋根工事をわかりやすく一級建築施工管理技士解説
- 1.2 マンガ抑える一級建築施工管理技士説明屋根工事2
- 1.3 1級建築施工:屋根・板金工事の重要ポイントと「ひっかけ」まとめ
- 1.4 特に注意すべき「ひっかけ」の一級建築施工管理技士解説
- 1.5 建設業界の未来をリードする施工管理技士へ
- 1.6 合格の「鍵」は経験記述にあり
- 1.7 資格を活かして次のステージへ
- 1.8 1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ
- 1.9 心木なし瓦棒茸における壁との取合いをマンガで説明
- 1.10 第1問:金属製屋根工事(水上の処理)
- 1.11 第2問:アスファルトルーフィングの施工
- 1.12 第3問:折版屋根の固定
- 1.13 第4問:ルーフドレンの設置
- 1.14 第5問:キャップのはぜ締め
- 1.15 一級建築施工管理技士の屋根工事【解答と解説】
1級建築施工管理技士過去問マンガで説明屋根工事出題頻度ポイントを解説
マンガ屋根工事をわかりやすく一級建築施工管理技士解説

マンガ抑える一級建築施工管理技士説明屋根工事2

1級建築施工:屋根・板金工事の重要ポイントと「ひっかけ」まとめ

| 項目 | 正しい内容(合格基準) | ひっかけキーワード(要注意!) | 出現頻度 |
|---|---|---|---|
| こはぜ掛けの折返し | 折返しの幅は「15mm程度」とする | 「25mm」や「30mm」にする | ★★☆ |
| ルーフドレンの設置 | コンクリートに打込み、「床面より下げた」位置とする | 「床面と同じ高さ」や「上げた位置」 | ★★★ |
| といの掃除口 | 横走り管が長い、曲がりが多い箇所には「掃除口を設ける」 | 「掃除口を省略する」 | ★☆☆ |
| 幅広の雨押え | 流れ方向と「直角方向にも水勾配」を付ける | 「直角方向は水平」とする | ★★☆ |
| 溝板立上りの切欠き | 切欠き部の裏面に「当て板をはんだ付け」する | 「シール材のみで処理」する | ★★☆ |
| 水上の雨押え・水返し | 雨押えを設け、溝板には「水返しを設ける」 | 「水返しを設けない」 | ★★★ |
| ルーフィングの重ね | 流れ方向の重ね幅は「100mm以上」とする | 「50mm」や「150mm」に入れ替え | ★★★ |
| ドリリングタッピンねじ | 「平座金を付けた」ねじで母屋に固定する | 「座金なし」や「釘打ち」とする | ★★☆ |
| キャップのはぜ締め | 「均一かつ十分」にはぜ締めを行う | 「部分的に」や「緩めに」締める | ★☆☆ |
特に注意すべき「ひっかけ」の一級建築施工管理技士解説
1. 数値のひっかけ(15mm / 100mm)
- こはぜの折返し: 15mmという数値はよく出ます。これより大きすぎても小さすぎても施工不良になります。
- ルーフィングの重ね: 上下(流れ方向)は100mm以上、幅方向(長手方向)は200mm以上というセットで覚えましょう。
2. 現場の常識「水はけ」と「勾配」
- ルーフドレン: 水は高いところから低いところへ流れます。ドレンが床より高いと水が溜まってしまうので、必ず「下げて」設置します。
- 幅広の雨押え: 面積が広い板金の上で水が溜まらないよう、屋根の流れ方向だけでなく、横方向(直角方向)にもわずかに勾配をつけるのがプロの仕事です。
3. 雨仕舞いの「水返し」
- 水上部分: 屋根の高い方(水上)と壁がぶつかる場所は、風で雨が押し上げられて入ってきやすい場所です。そのため、雨押えだけでなく、板金の端を折り返す「水返し」が必須となります。
4. 異種金属と腐食対策
- はんだ付け: 銅板などの板金工事では、切欠き部に当て板をして「はんだ付け」で一体化させます。ここを「コーキング(シール)だけで済ませた」という選択肢は間違いです。
1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ
心木なし瓦棒茸における壁との取合いをマンガで説明
「心木(しんぎ)なし瓦棒葺き」の壁との取合いとは、屋根の端が垂直な壁とぶつかる部分の防水処理のことです。

第1問:金属製屋根工事(水上の処理)
金属製屋根の施工において、屋根の最上部(水上)の雨押えと溝板(屋根板)の接合部の記述として、最も不適当なものはどれか。
- 水上の雨押えを設け、溝板の端部には水返しを設けた。
- 雨水の浸入を防ぐため、雨押えと溝板の隙間にシール材のみを充填して処理した。
- 溝板の立ち上がり部分に切欠きが生じたため、その裏面に当て板をはんだ付けした。
- 幅広の雨押えを用いるため、流れ方向と直角方向にも水勾配を付けた。
第2問:アスファルトルーフィングの施工
屋根の下葺材(アスファルトルーフィング)の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ルーフィングの上下(流れ方向)の重ね幅は、100mm以上とした。
- ルーフィングの左右(長手方向)の重ね幅は、200mm以上とした。
- 棟部は、片側のルーフィングを棟の反対側へ250mm程度巻き下ろして重ね合わせた。
- 材料の節約のため、流れ方向の重ね幅を50mmとして施工した。
第3問:折版屋根の固定
折版屋根をドリリングタッピンねじで母屋に固定する場合の記述として、最も不適当なものはどれか。
- 雨水の浸入を防止するため、平座金を付けたねじを使用した。
- 固定を確実にするため、ねじではなく釘打ちによって母屋に固定した。
- ねじの打ち込みは、部材に対して垂直に行い、締め付け過ぎないようにした。
- 下穴をあけずに、直接母屋にねじ込んで固定した。
第4問:ルーフドレンの設置
屋上防水工事におけるルーフドレン(排水口)の設置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ルーフドレンは、コンクリートに打ち込み、堅固に固定した。
- 水はけを良くするため、ドレンの周りは周囲の床面よりも下げた位置に設置した。
- 施工を容易にするため、ドレンの天端を周囲のコンクリート床面と同じ高さとした。
- 落ち葉などの詰まりを防ぐため、ストレーナー(落ち葉よけ)を装着した。
第5問:キャップのはぜ締め
折版屋根のキャップ工法における「はぜ締め」に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- キャップの脱落を防止するため、はぜ締めを均一かつ十分に行った。
- はぜ締め機(シーマー)を用いて、隙間がないように締め付けた。
- 工期短縮のため、接続部の中央付近のみを部分的にはぜ締めした。
- はぜ締め後、接続部に緩みやガタツキがないことを確認した。
一級建築施工管理技士の屋根工事【解答と解説】
- 第1問:正解 2
- シール材(コーキング)のみの処理は不十分です。「水返し」を設けるのが基本です。
- 第2問:正解 4
- 流れ方向の重ねは100mm以上必要です。50mmでは雨漏りのリスクが高まります。
- 第3問:正解 2
- 母屋への固定は平座金付きのねじです。釘打ちは防水性と保持力の観点からNGです。
- 第4問:正解 3
- ドレンは「床面より下げた」位置にないと、水が溜まってしまいます。
- 第5問:正解 3
- 「部分的」ではなく、端から端まで「均一かつ十分」に締める必要があります。