コンクリート橋架設等作業主任者 講習概要(受講内容)
では、講習の内容について解説していきます。
受講の条件を満たした上で講習を受け、終了時に修了試験を受けることで合格となります。
(※終了試験は講習を普通に受けていれば落ちることはほぼありません。)
受講料はテキスト代を込みで10,000円~15,000円前後となっています。
コンクリート橋架設等作業主任者受講資格
受講資格は以下のようになります。
満18歳以上に達した後、次のいずれかに該当する者。
- 橋梁(りょう)の上部構造であって、コンクリート造のものの架設又は変更の作業(次号において「コンクリート橋架設等の作業」という。)に関する作業に3年以上従事した経験を有する者
- 学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校又は中等教育学校において土木又は建築に関する学科を専攻して卒業した者で、その後、2年以上コンクリート橋架設等の作業に従事した経験を有するもの
- 次の各号に掲げる者で当該訓練を修了した後2年以上コンクリート橋架設等の作業に従事した経験を有する者。
- (1) 能開法に基づく普通職業訓練のうち、建築施工系とび科の訓練の修了者。
- (2) 旧能開法に基づく養成訓練のうち、とび科の訓練を修了した者。
- (3) 能開法に基づく普通職業訓練のうち、別表第4のとび科の訓練(旧能開法の準則訓練である能力再開発訓練として行われたもの及び旧訓練法の能力再開発訓練として行われたものを含む。)を修了した者。
- (4) 職訓法に基づく専修訓練課程の普通職業訓練のうち、とび科の訓練の例により行われる訓練を修了した者又は旧訓練法に基づく養成訓練のうち、とび科の訓練を修了した者。
※経験年数については事業主の証明が必要となります。また、上記の2.及び、3.に該当する者は、訓練を修了したことを証明する書面又は、卒業したことを証明する書面が必要です。
コンクリート橋架設等作業主任者受講科目
学科(多肢選択式)
- 作業の方法に関する知識(5時間)
- 橋梁りようの種類、材料、構造、設計図及び工作図
- 工法の種類及び作業の方法
- 架設等に係る点検の方法
- 工事用設備、機械、器具等に関する知識(1時間30分)
- 工事用設備及び機械の取扱い
- 器具及び工具
- 電気
- 作業環境等に関する知識(1時間30分)
- 墜落防止のための設備
- 落下物による危険防止のための措置
- 悪天候時における作業の方法
- 服装及び保護具
- 作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
- 作業者に対する教育及び指導の方法作業標準
- 災害発生時における措置
- 関係法令(1時間30分)
- 労働安全衛生法
- 労働安全衛生法施行令
- 労働安全衛生規則及びクレーン等安全規則中の関係条項
修了試験(1時間30分)
講習科目について、筆記試験又は口述試験によって行われます。
受講科目は基本上記のようになっていますが、講習の内容については実施先によって若干違ってくるので、気になる方は受講前に受講を受けようと思っている実施先に問い合わせてみてください。
コンクリート橋架設等作業主任者になるなら知っておきたい便利グッズ
コンクリート橋架設等作業主任者は、季節関係なく高所での作業を強いられる仕事です。
そのため、夏場は直射日光にさらされるなかでの作業になりますので、熱中症になるリスクが高まります。
逆に、冬場は冷たい風にさらされるので体温を急激に奪い、作業パフォーマンスを低下させる可能性があります。
橋梁の上は天気に左右おススメ空調服とヒートベスト
そこで、そういった環境でも快適に効率よく作業を行うときにおススメしたいのが、空調服とヒートベストです。
架設工事は、フルハーネスを付けて作業をする職種となります。
安全のために両手を開けておく必要があるので、両手をふさがず、フルハーネスをつけても体温調整をしっかりできるものを選ぶ必要があります。
空調服はメーカーによって、吸湿性抜群のものや、インナーのように汗を吸収してくれる素材を採用している製品などもあるので是非チェックしてみてください。
ヒートベストについては、帯電性を軽減してくれるものや気密性が高いものなどがあります。
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バッテリータイプは重みを感じやすいデメリットがありますが、年々軽量化されたものが登場していますので重装備の架設工事でも快適に作業ができるのではないかと思います。
下の記事では、それぞれ空調服とヒートベストを紹介しているので是非読んでみてください。
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高所作業では必須フルハーネス
2019年から高所作業を行う場合は、原則としてフルハーネスを使用するよう義務づけられるようになり、今年から完全に移行しています。フルハーネスを使用する機会が以前よりも増えてきました。
フルハーネスは、様々な形があり、それぞれ作業環境に合わせて使い分けるようになっています。
中には、落下防止ブレーキがついているものがあったり、ランヤード部分が蛇腹になっており、落下吸収をしてくれるものなどがあります。
安全性に注目したフルハーネスを今回はまとめているので、是非架設工事に携わるのであれば参考にしてみると良いですね。
また、フルハーネスを使用する場合は安全教育を受ける必要があります。
そこで、フルハーネスを使用する場合の安全教育内容をまとめた記事もありますので是非読んでみてください。
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資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)
一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・
遊ぶ時間が合わないということが多々あります。
私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・
本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1
現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。
あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4
職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。
私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・
資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう
現場で働いてる以上は、いつも我慢。
他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に
まとめ
今回は、コンクリート橋架設等作業主任者について解説していきました。
まとめますと、
- コンクリート橋架設等作業主任者とは、コンクリート部材を用いた架設工事をする作業主任者資格
- コンクリート橋架設等作業主任者は、橋梁の上部構造が、高さが5m以上のもの又は当該上部構造のうち、橋梁の支間が30m以上である部分に限るコンクリート造のものの架設又は変更の作業を行う
- コンクリート橋架設等作業主任者と鋼橋架設等作業主任者の大きな違いは架設工事をする際に使用する部材が違う
- コンクリート橋架設等作業主任者講習を受ければ資格を取得することができる
ですね。
資格取得をすること自体は、そんなに難しくはないのですが受講条件に様々な決まりがあります。
実務経験がともなう資格なので、受講するまでになかなか難しい資格だと思います。
ですが、取得しておくと作業主任者として従事することができるのでチャレンジしてみるのもよいかと思います
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