プロの視点から見た足場組立特別教育と作業主任者講習の比較

足場はいろいろな職人が使う

 
千尋さん保険屋
足場にはどんな事故があるの?
 
ネコマル
記憶に新しいのではこのような大事故がありました

足場組立で注意が必要なのは、様々な人が使うということです。足場倒壊!東急東横線に学ぶ足場点検と事故の内容とは? でも足場倒壊の話を記載ましたが、足場は倒壊の「リスク」もあります。

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その他にも、他の職種が外したりして、復旧しないことによる、取り外した手すりに気づかずに開口から落下したケースもあります。例えば、作業で足場の手摺等が外壁仕上げ工事に邪魔になる場合に外したりした場合には復旧義務があります。

足場は作業に応じて組み替えることを盛り返しと盛り返すとか言います。そこで足場にはこのような規定もあります。

注文書責任:注文者の処置・組み換えの場合の点検簿の記録保持が必要となる。つまり元請は足場会社に足場会社に組立等を依頼します。その際に元請が注文者として記録する必要があります。

脚立作業は足場特別教育は必要?

脚立に関しては7尺脚立以上用いる場合で床面から地上まで2.0mになります。その際には高所作業にはなるが、平成27年3月25日の労働基準局通達のパブリックコメントで、脚立を単独で使う場合には受講は必要ないです。

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じゃ脚立を使うような馬足場ではどうなのか?

うま足場組立作業は資格必要?

脚立のような、うまを使用した足場を見たことがある人もいると思います。

足場板を脚立(うま)に掛け渡して作業する場合には、うま足場になります

標識 332-06 脚立・うまの転倒防止

このような作業する場合には、足場の組み立て解体の変更作業に該当する為、足場組立特別教育の受講が必要になります。

さらに、うま足場は作業手順書とゴムバンドの固定が必要であり、番線での固定をしたのち、足場板は脚立からの張り出しは20センチ以上 が必要であります。その中で基本的な施工例を記載周知が必要になります。

うまの角度にも基準があり75度という明記もあります。ちなみにローリングタワーも「足場」の一種であり、その組立て等の作業は特別教育の対象です。

足場特別教育と技能講習の違い

 
千尋さん保険屋
技能講習と特別教育の違いは?
 
ネコマル
うーん。作業主任者でまとめます

足場の安全教育には、特別教育とは別に作業主任者技能講習があります。技能講習の特徴は下記の足場組立を行う際に選任が必要になります。

作業主任者選任(安衛則 第6条第15条)する必要がある作業としては

  • 吊り足場
  • 張り出し足場
  • 高さ5m以上

その中で足場の場合は作業指揮者が必要となる(※直接指揮が必要となる)

ただ、足場の組立は指揮するものは必要なので、安全則第529条にて決められいるので5m未満でも適応になるので注意なので、当然ながら、うま足場でも必要になるのでタイル工事・シャッター工事・屋根工事等での軽微作業でも必要になる。つまり簡単な足場でも直接指揮が必要になる。

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資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)

一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・遊ぶ時間が合わないということが多々あります。私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1

現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。

その1:健康作り

   

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2

現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね

その2:旅行

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3

一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。

その3:彼女つくり

あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4

職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・

その4 少しいい車乗りたい

資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう

現場で働いてる以上は、いつも我慢。他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に

まとめ

平成15年から先行手摺が始まり、更に平成 27 年 7 月 1 日より足場の高さに係りなく、足場の組立、 解体又は変更の作業に係わる業務が特別教育の受講義務となりました。

足場からの落下防止の基準として手すりの高さ・足場板の隙間などが基準を特別教育の受講で学びます。足場組立特別教育のカリキュラムは6時間教育の中で、注文書の点検保管などの義務も必要になります

そのなかでも、ウマ足場やローリングタワーなどの簡易的な足場でも特別教育が必要なります。特に年少者の足場作業は注意が必要なので事業主・職長は知っておくべき必要内容になりますね

是非、足場作業を行う前には特別教育を受講しておきましょう。