DIYでもそうですし、日常の家庭菜園でも穴掘りの作業は大変です。現場では【人力掘削】と言われて、配管工事・外構工事・土工事では必ず伴ってきます。 現場の基本的な作業となりますね。
先日、現場で若い監督(仮名:斎藤くん)がスコップを使用して通路の残土を移動しようとしている姿を目撃しました。その際に、斎藤くんのスコップの使い方にていねいさや効率性が欠けていることに気づきました。
そこで本記事では、穴掘りスコップの使い方に焦点を当て、上手な扱い方や避けるべき失敗、肉体労働での筋肉痛を避ける方法などをまとめて紹介していきます。
さらに、スコップとシャベルの違いや専門性のあるスコップについても紹介し、正しい使い方を身につけるためのポイントを解説していきます。
穴掘りスコップ 使い方:上手に扱う方法の知識

現場での基本的な作業ですが、スコップにはいろいろな種類があります。
見た目は簡単ですが、下手な人・真面目に触ったことない人は10分ぐらいでヘトヘトになります。若いと言っても勢いで掘れるかも知れませんが、翌日筋肉痛で体がカチカチになります。
職人さんの前で監督がスコップの使い方知っていると、おっ!いいね!って感じになります。
スコップ一つで現場では経験が必要になりますね。
下手なスコップの使い方
まずは、ありがちなスコップの使い方で下手だなぁ と思われる。ありがちな作業方法はこちらになります
①スコップ 使い方/手で押す:スコップを手の力で使う。

よくスコップを持たせると、一生懸命に手で土を崩そうとスコップを押してる人
(;゚∀゚)=3ハァハァって息切れしてる人がいます。これはムダな動きですね。
手の力をムダに使っていると翌日の筋肉痛はスゴイことになりますね
②スコップ 使い方/ムダに体重をかける

さぁ、次は一生懸命に踏んで、踏んで飛び跳ねて、飛び跳ねて頑張る人がいます。
スコップはなかなか土に差さらずフラフラして掘削もままならい人がいますね。
こちらもムダに上から一生懸命に押しても土は掘れません。
③スコップ 使い方/ムダな動きで掘れない・穴掘りで筋肉痛になる

結果、上記のような作業をしてヘトヘトで進まずに翌日は体がカチカチになった経験がある人もいると思います。
掘り方のコツはこのあとで説明してみましょう。
なれない、掘削作業を行った場合には、筋肉痛にならない為の対策方法も紹介しておきます
ペインフリーな肉体労働:筋肉痛を回避する方法

これは、私の経験なんでなんの根拠も何もないですが、肉体労働して本当に疲れたなぁと思ったら、やはり銭湯にいくと翌日の筋肉痛のリスクを低減出来ます。
熱い風呂にずーっと入ってると、筋肉の筋が伸びるのか・・・翌日の痛みをかなり軽減出来ます。
つまり、作業後のビールが更にうまくなるということですね。
さて根拠の無い話ではなく、根拠のある疲れないスコップを紹介しましょう
疲れないスコップがショベルは今現場で人気の商品
現場作業において欠かせないスコップ(ショベル)は、金象印が提供するZ型パンチャーショベルが人気の商品として注目を集めています。このスコップは、腰への負担が少ない設計で、現場のプロから高い支持を受けています。
金象スコップは、作業性の向上だけでなく、日常的な利用にも便利なアイテムとして愛用されています。本記事では、金象印の優れたZ型パンチャーショベルがなぜ人気を博しているのか、その特長や使い勝手について詳細に検証していきますので、こちらの記事もチェック!
最強スコップ!金象Z型パンチャーショベルは、作業効率向上と使いやすさを追求した逸品。軽量な柄部と耐久性抜群の頭部が特長。…
「スコップ」と「シャベル」の名前の用法と意味の違いに迫る
さて、【スコップ】と言ってますが現場では職人によっては【ショベル」っていう人もいます。
日本の国家規格であるJIS規格では
「スコップ」は足を掛ける部分がない物を指します
「シャベル」は足を掛ける部分がある物を指します
ただ、現場ではどちらでも大丈夫です、どちらでも伝わりますので、日本工業規格のJIS規格には「スコップ」と「シャベル」の大きさの違いについても何も記載ないので、「スコップ」を土や砂をすくう道具、「シャベル」を土や砂を掘る道具としてザックリ記載すると区分けされてるみたいです
私もスコップの方が呼びやすいので、スコップで呼んでます。それでも種類は色々なものがあるので少し説明していきます。
穴掘り・掘削する工具の名前:剣先スコップは【剣スコ】
剣先スコップは土木工事で水道・電気・ガス工事に始まり、一般的な工事に始まり造園、家庭園芸など様々な場面でプロから一般まで幅広く用いられています、軽量でコンパクトなので狭い場所での掘る・すくう作業に利用されています。
そのなかでも、やはり剣先ということなので、先が尖っていることが重要ですね。丸まっていると掘るのも大変です
穴掘り・掘削する工具の名前:角型スコップは【角スコ】
次は角スコというものですね。土をさらうのにもってこいのスコップ
土木、舗装工事、造園などでは土や砕石などを均すこと場合やチリトリとみたいにゴミ掃除でマルチに利用します、
・かき混ぜ、すくう作業に適していますね
砕石や土をスコップですくって! 投げる! 砕石をダンプから手卸しするのは楽しいです
穴掘り・掘削する工具の名前:アメスコ(ダブスコ)と呼び名が多い:正式名称は?
複式ショベルと言われるんですが、これがもう呼び名がバラバラ用途しては、ポール、杭等を立てるための縦穴を掘る下穴掘り作業に使います。 1mぐらいまで掘ることができます。慣れないうまく土をすくうことも出来ません。
私は、鳶土工の会社で試掘するツボ掘りするのに【アメリカンスコップ】と教えてもらいました。
- ダブルにショベルがついてるから【ダブスコ】と言われたり
- 【トラばさみ】・【抱きスコ】・【穴ポリ)とか呼び名は様々ですね
他にも専門性のあるスコップ(穴スコ・配管スコップ)
雨の次の日の掘削とか水がでるような場所の掘削では、ヘドロ状態で掘ればスコップに泥がスコップにまとわりついて、土が重たい。
掘削した残土を掘り上げるのも大変です。そんなときにはこのような穴あきのスコップを使うと便利ですね。
スコップで掘削していく中で住宅などの水道管、ガス管などの埋設工事では、スコップも入らず掘削がかなり大変な現場も多いです。
農業でも畝のかきあげや、排水の為の溝掘りなど狭い場所での掘る・すくう作業に使えます。
溝掃除に最適なスコップはこちら
「溝掃除に最適なスコップはこちら」と題された本記事では、現場のプロに絶大な人気を誇るトンボ工業の強排水溝の掃除道具に焦点を当てます。このスコップは溝クリンスリム1000として知られ、排水溝掃除を簡単かつ効率的に行うことができる優れた性能を持っています。
トンボ工業のシャベルは、現場での使いやすさと安心の価格設定が特徴であり、日常的にも役立つ便利な道具として高い評価を得ています。本記事では、このトンボ工業のスコップがなぜ現場で人気を博しているのか、その理由と利点について詳しく説明しているのはこの記事
現場で活躍する作業員に絶大な支持を得ている溝クリンスリム1000。長時間の作業にも快適な軽量設計とバランスの取れた重量が…
柄のサイズで違いがあるアメリカンスコップ

日本で使われるスコップと海外で使われるスコップは大きな違いがあります。先ほどのダブスコやアメリカンスコップではなく柄の長いものアメリカンスコップと呼ばれることがあります。
それは柄の長さの違いです。
日本で使用されるスコップ | 海外で使用されるスコップ | |
スコップの全長 | 全長:970mm前後 | 全長:1450mm前後 |
つまり、長さが違います日本人の身長と外国人では大きく違います。 海外の人にしてみれば日本のスコップは短くて使いずらいのです。
ただし、外国人と日本人とでは身長だけでなく筋肉も違います。
長いスコップを振り上げて、突き崩し、体を曲げることなく掘りあげていくスタイルです
日本人の体形では短いスコップで足と腰の力を利用して掘っていくイメージですね。
穴掘り スコップ 使い方/土を上手に掘る方法

スコップはテコの原理で考えてみる
スコップで土を掘ることは、先ほどの柄の長いスコップで考えると外国人の場合では、柄が長いのでほぐれた土を体を曲げずにテコの原理で掘削していくことです。軸が長いので土を持ち上げるときに余計な力が不要と言うことです
ただ、日本人サイズは短めですが、日本人の体形にあったモノです。腰を落として前に押し出す、そして掘る。
スコップでは持ち方を少し工夫することで、腕の負担を軽くすることがポイントになります。
- 片方の手でスコップの持ち手を握る。
- もう一方の手で、スコップの先に近い(なるべくギリギリまで近い)柄の部分を握る
- 掘削したい箇所にできるだけ近寄って作業します。
「テコ」の支点の位置が掘りやすい位置になります、スコップの持ち手にかけた力を掘削しやすい力として軸を作れます。
【掘削の作業体勢】
- 腰に力を入れて・足の力でスコップを押す感覚で
- スコップを踏み込んで土に差し込む
- テコの原理で柄の先端に手を握り直す
- 持ち上げる感覚で土を起こす
- ほぐれた土をかきあげる
穴掘り・掘削を集中するあまり、気がつけば中腰の姿勢を長時間続けるのは危険です。少し掘ったら体を伸ばしムリなく作業することがポイントですね
まとめ
現場で使うスコップには種類はたくさんありますが、現場でもそうですし一般的にも【シャベル 】と【スコップ】で名前が違いますがその、違いは日本工業規格 JISで違いがありますが現場ではそんなに気にもしてません。
ただ、ポール等を建てる為の縦掘り掘削の複式ショベルは職人によって名前の呼び方が違います。由来も不明な部分もあります。
その中でも、海外の使用するスコップと日本で流通されてるスコップの長さは40センチ以上長さが違います。海外の方からしてみれば使いにくいてですが、掘削・掘り方のポイントは両方ともテコの原理を利用して作業性のいいものとなってますので是非一度試してみてはどうでしょうか?