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失敗しないフルハーネスを選ぶポイント!おすすめ安全帯も紹介

2021年6月20日現場アイテム,現場豆知識

この記事では、フルハーネスを選ぶポイントを分かりやすく解説していきます。

また、おすすめのフルハーネスを3つほど紹介していきます。

フルハーネスを選ぶ際、調べてみると意外と種類が多くて結局何がいいか分からないなんてことありますよね。

また、今年から施行された安全帯の義務化によりどんなフルハーネスを使えばいいのかますます分からないかと思います。
そこで、フルハーネス選びを失敗しないおススメのポイントと、新基準にも対応したフルハーネスを紹介していきます

フルハーネス(墜落防止用具)について

まず、フルハーネスの基本的なことについて解説していきます。

フルハーネスとは?

そもそも、フルハーネスとはハーネスタイプの墜落制止用器具のことをいいます。

一見すると「ハーネス」と「フルハーネス」は意味が違うように感じますが、意味としては一緒になります。

そのため、略称としてフルハーネスのことを「ハーネス」と呼ばれることも多いです。

フルハーネスの「フル」とは、フル装備のことを指すわけではありません。

厳密にはフルハーネスの「フル」の意味はよくわかっていないようです。

フルハーネスを使用する場所・条件

主に5メートルを超える建物で使用します。

また、柱状作業では2メートル以上の箇所でも使用します。

使用するか否かは足場など作業床の設置が困難な場所や手すりなどがないところで使用するか判断します。

但し、フルハーネスの着用者が地面に到達する恐れがある場合は一本つりという安全帯で対処するようになっています。

フルハーネスの着用は義務化される?

ここ最近話題になっていた、「フルハーネスの着用義務」どの点が今までと違うのでしょうか。

2019年2月から新基準が施行されている

下記のリンクから、厚生労働省が新たに2019年2月から施行される内容についての情報を閲覧することができます。

この改正のポイントとして挙げられるのが

  • 「安全帯」という名称を廃止し、新たに「墜落制止用器具」と名称を変更すること
  • 「墜落制止用器具」として使用できるのは「胴ベルト型(一本つり)」「ハーネス型(一本つり)」の2種類のみ
  • 「墜落制止用器具」は「フルハーネス型」を原則として使用すること
  • 「安全衛生特別教育」を受けなければならない

となります。

原則としてフルハーネス型を使用しなければなりませんが、

墜落制止用器具はフルハーネス型が原則となりますが、フルハーネス型の着用者が墜落時に地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75m以下)は「胴ベルト型(一本つり)」を使用できます。

安全帯が「墜落制止用器具」 – 厚生労働省

ということです。

少し、しばしば建築現場での落下事故が多発していることからこうした政令が改定されたのだと思います。

ただ、今まで「胴ベルト型(U字つり)」を使用していた方は、墜落制止機能がないため、新たに買い替える必要があります。

そこで、買い替える際のポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

フルハーネスを選ぶポイント

フルハーネスを選ぶポイントをいくつかあげていますが、基本的には作業現場に合わせて選ぶようにすると間違いはないのかなと思います。

①フルハーネスのタイプ(背中のタイプ)から選ぶ

フルハーネスのタイプは主に3種類の中から選ぶことができます。

フルハーネスのタイプ X型

最もオーソドックスなタイプです。

背中にハーネスがクロスして装着することができるのでとてもフィット感があります。

フルハーネスのタイプ Y型

腰道具や腰回りを使う作業をする際は、Y字型のタイプを推奨します。

安定感の心配が懸念されますが、ベルトが腿ベルトまで到達して使うことができるので安全に使うことができます。

とび職でボンタンを着る職人さんでも装着することができます。

フルハーネスのタイプ H型

前面部分がH字のように腰部分にベルトがかかるようになっています。

背中部分はX型と同様の形になっています。

前面がサスペンダーのようになっているので着崩れがしにくくなっています。

②腿ベルトのタイプから選ぶ

腿ベルトにな主に2種類のタイプがあります。

V字型

腿の付け根からV字のようにハーネスが通っているタイプです。

逆さまになった時も体を圧迫することがないので安全に使うことができます。

ただ、少し締め付け感があるので慣れないと動きにくいと感じるかもしれません。

水平型

腿の付け根それぞれで、ベルトがついているタイプです。

締め付け感がないので、快適に使うことができます。

しかし、宙づりになった場合にベルトがズレて体を圧迫してしまう危険性があります。

③胴ベルトのタイプから選ぶ

胴ベルトには主に3種類の中から選ぶことができます

軽量バックルタイプ

バックルを装着して指定の位置までずらして、装着することができるタイプです。

装着に手間がかかりますが、軽量化に優れているので、重みを感じることなく使用することができます。

ワンタッチバックルタイプ

文字通り、ワンタッチで装着することができるタイプです。

装着時のストレスがないので、急いで作業しなけれならないときでも素早く装着することができます。

胴ベルトなし

胴ベルトがなく、背中のベルトと腿ベルトが直接つけることができます。

腰回りにベルトがないので、腰道具を装着することが可能ですが、作業によってはやりづらいタイプでもあります。

④ランヤード(命綱)のタイプから選ぶ

リール式

いわゆる巻取り式になっているランヤードです。

巻取り式になっているので、収納に場所を取らずに作業をすることができます。

中でも「ロック式」がついているものは、衝撃が来たときに安全ロックが作動してくれるものもあります。

ロープ式

ロープ式は、巻取り式のように収納することはなく、余ったロープは作業中も垂れ下がったままになります。

また、落下時はロープの長さの分だけ落下することになるので安全面に不安が残るものではないかと思います。

ダブルランヤード

ダブルランヤードは、作業中にロープを付け替える際に無防備状態にならず、ランヤードを一方付けたまま付け替えることができます。

ダブルランヤードでなければ作業ができないという義務が生じる現場もあります。

⑤身長・体重に合わせたサイズを選ぶ

フルハーネスそれぞれで体格に合わせての規格を無視して着用をしてしまうと製品が壊れたり、危険な事故に繋がる可能性があります。

フルハーネスそれぞれの規格に見合ったフルハーネスを選ぶようにしましょう。

⑥新しく施行された政令に対応しているか

先述したように、今まで「胴ベルト型(U字つり)」を使用していた方は、墜落制止機能がないため、新たに買い替える必要があります。

他にも、現場のルールに準じているのかということも重要視しなければなりません。

おすすめのフルハーネス

では、新しく改訂された規格にも準じているフルハーネスを紹介していきます。

タジマ ハーネスGS 赤 Mサイズ+蛇腹ダブルL2セット A1GSMJR-WL2RE

ランヤード部分が蛇腹式になっているので、万が一落下した場合でも伸縮により衝撃を吸収してくれる構造になっています。

腰回りが広々としているので、腰道具を装着しながらも邪魔にならずに作業をすることができます。

ダブルランヤードになっているので、ダブルランヤードの装着義務にある現場でも使用することができます

[新規格適合] 3M フルハーネス DBI-サラ EZ-Stop 1246461N

墜落時に荷重を分散してくれる構造になっているので、体を圧迫することなく安全に落下防止をしてくれます。

回転式ベルトアジャスターになっているので、装着も簡単にすることができます。

ランヤードを掛けて休止ができるランヤードキーパーがついています。

藤井電工 新規格 フルハーネス TH-504-2NV93SV-OT-DG-M-2R23 ツヨロン

フルハーネスといったら定番の企業である「藤井電工」から販売されているフルハーネスセットです。

水平型腿ベルトを採用しており、胴ベルトがない分骨盤ベルトがついているので安全に作業をすることができます。

また、X型になっているので腰回りを邪魔することなく簡単に着こなすことができます。

まとめ

今回は、新しく改訂されたフルハーネスの規格に合わせて、おススメのフルハーネスを解説していきました。

まとめますと、

  • 新改訂されたフルハーネスは「胴ベルト型(一本つり)」か「ハーネス型(一本つり)」のみ使用可能
  • 用途や着心地に合わせて考えてみる
  • フルハーネスの種類はいっぱい!自分にしっくりくるものを選ぶ

ですね。

フルハーネスは、大体2年ほどで買い替えるタイミングが来ますが、ほころびが見えない限り使い続けるのではないかなと思います。

また、政令が改訂されたのでこのタイミングでフルハーネスを見直してみてはいかがでしょうか。