この記事では、電動工具シリーズの一つである「マキタ40Vmax」と「hikoki multi volt」について解説していきたいと思います。
以前、こちらの記事で振動工具での「振動被ばく」について合わせて解説しました。
この記事では、電動工具を使用するにも、特別教育を受講しないといけないのか解説していきたいと思います。また、振動工具を取り扱う場合、将来的に病気や後遺症に苦しむ可能性があることと考えた上で、特別教育を受ける必要性も合わせて解[…]
講習や資格を取得することも安全に使用するための対策ではありますが、何よりも使う道具を見直さなければ振動被ばくのリスクを軽減させることはできません。
そこで、電動工具シリーズである「マキタ40Vmax」と「hikoki multi volt」を比較して解説していくとともに、二社の関連商品も合わせて解説していきたいと思います。
このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。
建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。
「マキタ」と「hitoki」比較:電動工具の40Vmaxについて
まず、「マキタ40Vmax」について解説していきます。
マキタの電動工具40Vmaxの基本スペック
パワーを最大限に引き出すことで、高負荷作業時でも作業時間をアップさせています。
商品名に「40v」と謳っていますが、実際には36vの出力をなっているようです。
「IP56」が採用されているため、防塵・防水・耐久性等に優れている点は大きな利点といってよいでしょう。
ただ、従来製品である18vと互換性がないため、40vシリーズを使用するのであれば新たにそろえる必要があります。
バッテリー寿命も長いので、物持ちのよい工具ではないかと思います。
マキタ40Vmaxの関連商品
マキタ公式HPから、関連商品をいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。
①充電式インパクトドライバTD001GRDX
「40vmax」シリーズといえば、まさに「インパクトドライバ」の名前が挙がるのではないでしょうか。
金物ビスに対しては、業界トップクラスの速さを誇ります。
バッテリーパワーがあるので、気持ちよく使えるのではないかと思います。
②28mm 充電式ハンマドリル HR001GRDXV
集塵機能がついているため、作業時に汚れてしまう不快感が軽減されます。
また、集塵したチリなどは捨てることができるので、繰り返し使用することができます。
モーターの力を最大限に発揮できるので、穴あけスピードが速く、作業効率をアップしてくれます。
「マキタ」と「hitoki」の比較:multi voltについて
次に、「hikoki multi volt」について解説していきます。
hikoki(ハイコーキ) multi voltの基本スペック
「マルチボルト」と謳っているように、18vシリーズとの互換性があるのが大きな特徴ではないかと思います。
互換性があるため、今まで18vを使っていた方でもそのまま使用することができるということです。
互換性がある分、18vをつなげるとパワーが落ちると思いがちですが、バッテリー内部の配線切り替えを「直並列切り替え」が使用されているため、パワーが劣ることなく切り替えができます。
また、互換性のある工具を含めて多くの工具を使用できるのも一つの利点ではないかといえます。
hikoki(ハイコーキ) multi voltの関連商品
マルチボルトもhikoki公式サイトから関連商品をいくつかピックアップしてきます。
①マルチボルト(36V)コードレスインパクトドライバ WH36DC
ビット振れを軽減しているのが大きな特徴といえます。
更に、工具自体の重さが1.6キロと業界最軽量になっているため、小回りが利き、手への負担が軽減されるのも良い点ではないかと思います。
ドリルにも切り替えることができるので、様々な現場で活躍するのではないかと思います。
②マルチボルト(36V)コードレスインパクトレンチWR36DD
強力トルクでパワーに申し分がない上、コンパクトサイズで使うことができるのでとても小回りが利きます。
オートストップ機能がついているため、しめすぎを軽減させることができます。
防塵・耐水にも優れた「IP56」が採用されているので、とても頑丈な作りになっています。
「マキタ」と「hitoki」の比較:「40Vmax」と「 multi volt」は失敗?
ズバリ、互換性のある「hitoki multi voltシリーズ」でしょう。
単体で新たに使うのであれば、「マキタ40vシリーズ」で良いと思います。
しかし、既存の18vシリーズを主に使っているのであれば、マルチボルトシリーズを使う方が良いのではないかと思います。
パワーやバッテリーに相違が大きくないので、普段使っている工具から考えて選ぶのもよいのではないかと思います。
まとめ
今回は、電動工具シリーズの一つである「マキタ40Vmax」と「hikoki multi volt」について解説していきました。
まとめますと、
- マキタ40vmaxシリーズは、耐久・防塵・防水に優れたバッテリー機能
- 18vとの互換性がないので、新たに使うか単体で使う時にはおすすめ
- hitokiマルチボルトシリーズは、18vとの互換性がある
- 18vへ切り替えてもパワーは変わらない
- 使うなら、hitokiマルチボルトシリーズがおすすめ
ですね。
36vの工具は今後ますます商品が続々と登場するシリーズではないかと思います。
18vよりもパワーに優れている分、いずれ36vと、とってかわる日が来る…なんてことになるかもしれませんね。
普段の現場から判断し、ご自身に合った工具を見つけるときに是非参考にしてみてはいかかでしょうか。