ロードローラーで公道(道路)を走るには?
特別教育を受講して運転が出来るようにはなりますが、あくまで現場の中だけで運転ができるようになるので、実際の道路工事を行う際には道路を走行しないとならないため大型特殊自動車免許があれば、なおスキルアップ可能です。
全長 | 12.0m以下 |
全幅 | 2.5m以下 |
全高 | 3.8m以下 |
総排気量 | 制限なし |
最高速度 | 制限なし ※時速49km/h以下の 自主規制が有 |
このような、大型の機械であれば操作できますが、ローラーは小型のものもあるので小型特殊でも取得可能です
小型特殊免許で運転できるのは、毎時15キロメートルを超える速度を出すことができない構造の車両で、かつ車両の長さが4.70メートル、幅が1.70メートル、高さが2.00メートル以下の規格の車両です。また、総排気量では、1500cc以下の車両です。
魚市場でよく見かけるターレットという荷物を運ぶ乗り物や、田植えや稲刈り作業に使用するトラクター、コンバインなどの農耕用車両が小型特殊免許で運転できます。
下の記事では、不整地においての車両操作方法について書かれていますので、舗装工事に携わるのであればチェックしておくと良いでしょう。
ローラーを運転できるメリット
ロードローラーの特別教育を受講することは、現場で使用できることだけでなく様々なメリットがあります。
将来的に登録基幹技能者になることができる
土工職人として、一度は憧れる登録基幹技能者になることができます。
後に記述しますが、建設キャリアアップシステムの評価が上がると最終的に登録基幹技能者になるためのゴールドカードにバージョンアップできるようになります。
将来的に登録基幹技能者を目指しているのであれば、受講しておくことをおすすめします。
この記事では、建設キャリアアップシステムを通して、運動施設工事における能力評価制度においてどのような資格を取得してランクアップをすべきか解説してきたいと思います。また、運動施設工事における登録基幹技能者になるにはどのような[…]
建設キャリアアップシステムの土工職人の評価が上がる
土工職人として評価を上げるのであれば、建設キャリアアップシステムの評価は必須条件になります。
先述したように、建設キャリアアップシステムの評価が上がり、ゴールドカードとなると登録基幹技能者としての講習を受講することも可能になります。
ローラーの講習はこのような評価を上げるうえで重要な講習の一つといえるでしょう。
この記事では、建設キャリアアップシステムにおける土工職人として作業に従事するための能力評価基準をそれぞれのレベルに必要な基準を解説していきます。と、自身のキャリア形成で将来的に「大きな仕事に就きたい」「今の仕事環境では不安だ」など[…]
ローラーだけじゃなく様々な重機の運転でスキルアップ
資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)
一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・遊ぶ時間が合わないということが多々あります。私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1
現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4
職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・
資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう
現場で働いてる以上は、いつも我慢。他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に
最後にローラー運転:労働災害の事故事例について
先述したように、現場でローラーを操作するときは、ローラー特別教育を受講修了した者をつける必要があります。
この責任者を配置しなければ、事業者は最悪の場合業務停止などの措置がありますので必ず義務付けるようにしましょう。
愛媛・松山労働基準監督署は、車両系建設機械を使用する際に誘導員を配置しなかったとして、土木工事業の㈲ダイケン土木(愛媛県松山市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、松山地検に書類送検した。
平成30年3月、愛媛県松山市の農道舗装工事現場において、同社労働者が、車両系建設機械であるローラーを運転して道路の締固め作業をしていた。その際、路肩からローラーごと8.5メートル墜落、頭部や胸部の圧迫などにより死亡する労働災害が発生した。ローラーの横に倒れているのを発見されたという。
労働安全衛生規則では、路肩などで車両系建設機械を使用する際に危険が生ずるおそれがある場合、誘導員を配置するよう求めている。しかし、同社は怠っていた。
【平成30年6月14日送検】
労働新聞社引用
更に危険が伴うトラックへの積み込み作業
魚津労働基準監督署は、特別教育をせずに機械を運転させたとして、一般貨物自動車運送業の㈲平和運輸(富山県射水市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の疑いで富山地検魚津支部に書類送検した。
平成29年2月11日、顧客敷地内で同社労働者が締固め用の機械であるローラーをトラックに積み込むため運転していたところ、ローラーとともにトラックの荷台から転落、死亡する労働災害が発生した。同社は、ローラーの運転に必要になる法定の特別教育を行っていなかった。
【平成29年9月8日送検】
労働新聞引用
このようにローラー操作を誤ることで、死亡事件なども発生しているということが分かります。
こうした観点から、ローラーを操作するときは必ず特別教育を受講するようにしましょう。
まとめ
今回は、ロードローラーの使用方法や特別教育について解説しました。
まとめますと、
- ロードローラーは道路工事で舗装した部分を締め固める重機
- ロードローラーは種類があり、それぞれで使用方法や用途が違う
- ローラーの特別教育を受けなければならない
- 大型特殊を持っていれば、移動の際に運転することができる
- 締め固めるだけでも、多くの労災事件があるので受講修了していても慎重に取り扱わあなければならない
ですね。
ローラーにはたくさんの種類があって、特別教育を受講しないとなりません。
その中で大型特殊自動車免許や他の技能講習と組み合わせるとさらにスキルアップが可能です。
道路工事では必須の資格となりますが、操作には死角があり作業中の接触や激突などが多いため、操作には慎重に取り扱わないといけません。
是非この資格を取得してスキルアップを検討してみてはどうでしょうか。
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