1級土木施工管理技士 過去問「橋梁基礎の構造」を徹底攻略!図解級の無料解説で独学合格への最短ルート

【No. 12】 道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1) ケーソン基礎の場合、鉛直荷重に対しては、基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで抵抗させることを原則とする。

(2) 支持杭基礎の場合、水平荷重は杭のみで抵抗させ、鉛直荷重は杭とフーチング根入れ部分で抵抗させることを原則とする。

(3) 鋼管矢板基礎の場合、圧密沈下が生じると考えられる地盤への打設は、負の周面摩擦力等による影響を考慮して検討しなければならない。

(4) 直接基礎の場合、通常、フーチング周面の摩擦抵抗はあまり期待できないので、鉛直荷重は基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで抵抗させなければならない。

一級土木施工管理技士過去問暗記ノート【無料解説】

【No. 12】 道路橋の基礎形式とその特徴

正解:(2)

支持杭基礎において、鉛直荷重は「杭のみ」で抵抗させるのが原則です。フーチング底面での抵抗(根入れ部分)は通常期待せず、すべての荷重を杭が負担すると考えて設計します。

  • (1) 〇:ケーソン基礎は、底面の鉛直地盤反力のみで鉛直荷重を支えるのが原則です。
  • (3) 〇:軟弱地盤での鋼管矢板基礎は、地盤沈下による「負の周面摩擦力(ネガティブフリクション)」を考慮する必要があります。
  • (4) 〇:直接基礎は、フーチング側面の摩擦は無視し、底面の地盤反力だけで支えるものとして計算します。

💡 試験で狙われる!逆転ポイント

  • 杭基礎の鉛直荷重:×「杭とフーチングで分担」 → 〇「杭のみで抵抗」
  • 杭基礎の水平荷重:×「地盤で抵抗」 → 〇「杭のみで抵抗」
  • 直接基礎の抵抗:×「側面摩擦も考慮」 → 〇「底面反力のみ」
  • 鋼管矢板の注意点:キーワードは「負の周面摩擦力」。沈下地盤では必須検討項目!

出題難易度:★★★☆☆(標準)

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さらに深掘り!一級土木施工管理技士試験対策ポイント

  • 選択肢(2) 杭基礎の負担ルール(最重要):
    • 原則: 杭基礎では、上からかかる重さ(鉛直荷重)も、横から押す力(水平荷重)も、すべて「杭」が引き受けるという前提で設計します。
    • なぜフーチング(コンクリートの土台)は計算に入れない?: フーチングの下の土は、施工中に緩んだり、将来的に隙間ができたりする可能性があるため、安定した「支え」としてはカウントしません。「杭だけで持たせる」方が安全側(厳しめ)の設計になるからです。
  • 選択肢(1) ケーソン基礎の鉛直抵抗:
    • ケーソンとは: 巨大な箱や筒を地面に沈めて作る基礎です。
    • 考え方: 非常に重い構造物ですが、これも「側面」の摩擦抵抗はあてにせず、「底面」がしっかりした地盤に乗っている力(地盤反力)だけで支えるのが原則です。
  • 選択肢(3) 負の周面摩擦力(ネガティブフリクション):
    • 現象: 杭を打った後に周りの軟弱地盤が沈下すると、沈む土が杭を「道連れにして下に引っ張る力」が発生します。
    • リスク: 本来、杭は土との摩擦で「上に支える」ものですが、逆に「下へ引きずり込む」力に変わってしまうため、杭が壊れたり沈んだりする原因になります。鋼管矢板基礎や杭基礎で、軟弱地盤(圧密沈下地盤)とセットで出る超重要ワードです。
  • 選択肢(4) 直接基礎の考え方:
    • 特徴: 杭を使わず、岩盤などの固い地盤に直接フーチングを置く形式です。
    • この場合も側面は無視し、「底面の面積でどれだけ支えられるか」が勝負になります。
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