【No. 11】 鉄筋の継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 重ね継手は、所定の長さを重ね合わせて、直径0.8 mm以上の焼なまし鉄線で数箇所緊結する。
(2) 重ね継手の重ね合わせ長さは、鉄筋直径の20倍以上とする。
(3) ガス圧接継手における鉄筋の圧接端面は、軸線に傾斜させて切断する。
(4) 手動ガス圧接の場合、直近の異なる径の鉄筋の接合は、可能である。
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【No. 11】 鉄筋の継手に関する基本知識
正解:(3)
ガス圧接継手の鉄筋端面は、軸線に対して「直角(垂直)」に切断し、平滑に仕上げる必要があります。傾斜させて切断すると、圧接時に芯ずれやふくらみ不足の原因となります。
- (1) 〇:0.8mm以上の焼なまし鉄線で数箇所緊結するのは基本です。
- (2) 〇:重ね合わせ長さは、設計図書によりますが、一般に鉄筋直径の20倍以上(または30倍以上など)と規定されます。
- (4) 〇:手動ガス圧接では、隣接する径(1サイズ差)であれば接合可能です。
💡 試験で狙われる!逆転ポイント
- 端面処理:×「傾斜・斜め」 → 〇「直角・垂直」
- 鉄線:×「0.5mm」 → 〇「0.8mm以上」
- 異径継手:×「不可能」 → 〇「直近のサイズなら可能」
- 圧接面の隙間:「3mm以下」が合格基準(これも頻出!)
出題難易度:★★★☆☆(標準)
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さらに深掘り!一級土木施工管理技士試験対策ポイント
- 選択肢(3) ガス圧接の端面処理(最重要):
- 理由: ガス圧接は、鉄筋の端同士を熱して押し付け、原子レベルで一体化させる工法です。端面が斜め(傾斜)だと、押し付けた時に力が逃げて「芯ずれ」が起きたり、接合面に不純物が入り込みやすくなったりして強度が著しく低下します。
- ルール: 「直角(垂直)」かつ、グラインダー等で「平滑(ピカピカ)」に磨くことが必須です。
- 選択肢(4) 異なる径(異径)の接合:
- ルール: 手動ガス圧接では、「直径の差が7mm以下」であれば接合可能です。
- 試験のひっかけ: 「異径の鉄筋は接合できない」という誤文で出ることがありますが、直近のサイズ(例:D19とD22など)ならOKと覚えましょう。
- 選択肢(1)・(2) 重ね継手のポイント:
- 鉄線: 0.8mm以上の「焼なまし鉄線」という言葉がよく出ます。これは、熱処理して柔らかく扱いやすくした針金のことです。
- 長さ: 重ね合わせ長さは、鉄筋の太さ(D)の20倍〜40倍程度で規定されます(コンクリートの強度や鉄筋の種類による)。試験では「20倍」という数字を基準として覚えておけば対応できます。
- ガス圧接の「ふくらみ」の基準(超頻出):
- 圧接が終わった後のコブ(ふくらみ)のサイズにも合格基準があります。
- ふくらみの直径: 鉄筋径の1.4倍以上。
- ふくらみの長さ: 鉄筋径の1.1倍以上。
- なだらかさ: 鉄筋径の約1/4以上のなだらかな傾斜であること。
- ※この「1.4倍」と「1.1倍」という数字は非常によく狙われます!