危険物取扱者とは?資格を取得する方法から仕事内容まで徹底解説!

2021年7月3日その他資格,安全教育,資格講習建設知識,資格講習

この記事では、危険物取扱者という資格はどういうものなのか、また資格を取得する方法を解説していきます。

建築業や製造業など危険物を取り扱うお仕事に関わる方は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

名前からして危険物を取り扱うことができる人だと思いますが、どの危険物を取り扱えるのか、などよくわからないことが

多くある資格ではないかと思います。

名前は知っているけれど、意外とどんな資格なのかよくわからない危険物取扱者。
今回はそんな危険物取扱者という資格について徹底的に解説していきたいと思います。

危険物取扱者とは?資格取得方法と試験内容

危険物取扱者とは、冒頭で解説したようにまさに「危険物」を取り扱うことができる資格のことを指します。

ですが、資格を取得してしまえば危険物全般を扱えると思いがちではないでしょうか。

実は、「危険物取扱者」という資格は3つあり、それぞれ扱える危険物が違うのです。

資格を取得してしまえば、自由に扱えるというわけではないんですね。

危険物取扱者の資格は3つに分けられる

まず、危険物を取り扱うのに必要な資格が3つあります。

それぞれ、

  • 甲種(こうしゅ)
  • 乙種(おつしゅ)
  • 丙種(へいしゅ)

と3種類に資格が分かれています。

この違いは、取り扱うことができる危険物の種類と受験資格によって分かれています。

危険物取扱者の種類と取り扱い可能危険物

では、それぞれの種類に分かれて解説していきます。

種類がたくさんあり迷いますが、乙4は特に人気です。ガソリンスタンドとかで働くのに人気のある資格です

甲種

全種類の危険物を取り扱うことができます。

乙種1類

  • 酸化性固体塩素酸塩類
  • 過塩素酸塩類
  • 無機過酸化物
  • 亜塩素酸塩類
  • 臭素酸塩類
  • 硝酸塩類
  • よう素酸塩類
  • 過マンガン酸塩類
  • 重クロム酸塩類   など

乙種2類

  • 可燃性固体硫化りん
  • 赤りん
  • 硫黄
  • 鉄粉
  • 金属粉
  • マグネシウム
  • 引火性固体  など

乙種3類

  • 自然発火性および禁水性物質カリウム
  • ナトリウム
  • アルキルアルミニウム
  • アルキルリチウム
  • 黄りん  など

乙種4類

  • 引火性液体ガソリン
  • アルコール類
  • 灯油
  • 軽油
  • 重油
  • 動植物油類  など

乙種5類

  • 自己反応性物質有機過酸化物
  • 硝酸エステル類
  • ニトロ化合物
  • アゾ化合物
  • ヒドロキシルアミン  など

乙種6類

  • 酸化性液体過塩素酸過酸化水素
  • 硝酸
  • ハロゲン間化合物  など

丙種

  • 乙種第4類の一部 ガソリン
  • 灯油
  • 軽油
  • 重油  など

このようにそれぞれの資格で取り扱うことができる危険物が違うということが分かります。

危険物取扱者になると?

危険物の取り扱いを、危険物取扱者(甲種、乙種、丙種)が行うことができます。

もしくは危険物の取り扱いをする場合は、危険物取扱者(甲種、乙種)の立会いのもとに危険物取扱者以外の者が行うことができます。

つまり、立ち会って危険物を取り扱うときは、丙種の資格を持つ方ではできないということです。

危険物取扱者になるメリット

危険物取扱者になるとこのようなメリットを得ることができます。

①資格手当がもらえる

企業の就業規則によって資格手当の有無や相場などそれぞれ違いますが、危険物取扱者資格は「国家資格」に分類されるので資格手当をもらうことができます。

資格手当は毎月もらうことができる手当となります。

就業規則によっては、合格したときにもらえる「合格報奨金」もあります。

②就職の幅が広がる

危険物を取り扱うことができるのは、資格を持っている人でしかできない仕事が多くあります。

特に甲種の危険物取扱者になるとすべての危険物を取り扱うことができるので、実務経験なしでも危険物を取り扱うことができます。

また、待遇面も良くなるので企業によっては追加報酬を出しているところもあります。

危険物取扱者の資格を持っていると、その資格を持っている人でしかできない仕事もあるので、是非受験しておくとよいかと思います。

③国家資格だけど比較的取得しやすい

「国家資格」と訊くと、難しいイメージを持つかもしれませんが、国家資格のなかでは比較的取得しやすいというメリットがあります。

甲種は難しいと言われていますが、乙4種は比較的取得しやすい種類ではないかと思いますので、まずはここからチャレンジしても良いのではないかと思います。

危険物取扱者になるには?ー試験概要ー

危険物取扱者の資格を取得するには、危険物取扱者試験を受験することで取得することができます。

各都道府県の消防試験センターで願書出願・受験をすることができます。

受験資格

甲種

甲種の受験には一定の資格が必要です。

受験資格は、いずれかの条件を満たしている者に限ります。

  • 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業
  • 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 乙種危険物取扱者免状の交付後、危険物取扱いの実務経験が2年以上の者
  • 次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
  •  第1類又は第6類
  •  第2類又は第4類
  •  第3類
  •  第5類
  • 修士、博士の学位を有する者(化学に関する事項を専攻) ※証明書が必要です。

乙種、丙種

だれでも受験することができます。

試験方法

取得する資格と所持している免許、業務経験で試験内容が異なります。

試験はマーク・カードを使う筆記試験になります。

種類形式問題数所要時間
甲種五肢択一45問150分
乙種五肢択一35問120分
丙種四肢択一25問75分

合格基準は各試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上で合格となります。

試験内容

種類試験科目問題数
甲種・危険物に関する法令
・物理学及び化学
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
15問
10問
20問
乙種・危険物に関する法令基礎的な物理学及び
・基礎的な化学
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
15問
10問
10問
丙種・危険物に関する法令
・燃焼及び消火に関する基礎知識
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
10問
5問
10問

一部試験科目の免除

危険物取扱者乙種試験科目の免除

免除条件免除種類問題数時間
乙種危険物取扱者免状を有する者全類の一部が免除10問35分
火薬類免状を有する者1類と5類の一部が免除24問90分
乙種危険物取扱者免状を有し、
かつ火薬類免状を有する科目免除申請者
1類と5類の一部が免除5問35分
消防学校の教育訓練のうち基礎教育又は専科教育の警防科を修了し、
5年以上消防団員として勤務した者
※証明書が必要です
一部が免除20問60分

危険物取扱者丙種試験科目の免除

免除条件免除種類問題数時間
消防学校の教育訓練のうち基礎教育又は専科教育の警防科を修了し、
5年以上消防団員として勤務した者
・危険物に関する法令
・危険物の性質並びに
その火災予防及び消火の方法
10問

10問
60分

危険物取扱者の資格を取得するなら通信講座がおすすめ!

危険物取扱者試験の勉強をするのは、どうしても普段の仕事と両立してやらなければいけません。

「仕事と両立して…スケジュール管理して勉強しないといけない」などと考えながら計画して勉強を進めなければいけません。

また、独学だけでは分からないことなど出てきても聞いたりすることができません。

そうしたときにおすすめなのが通信講座を利用してみることをおすすめします。

今回はおすすめの通信講座とテキストを紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

危険物取扱者取得講座ー生涯学習のユーキャンー



大手通信講座「ユーキャン」では、危険物取扱者取得講座も開講しています。

紹介しているのは乙種と丙種を対象としています。

ユーキャンの強みはオリジナルのテキストと徹底した学習管理ができるところではないかと思います。

分かりやすいテキストで予備知識なしで勉強をその日から進めることができるのも良い点だと思います。

とりあえず、受講してみようかなと考えている方にとっては信頼のおける通信講座ではないでしょうか。

技術系の通信講座・資格取得対策の通信講座なら職業訓練法人JTEX(ジェイテックス)



こちらの講座は甲種も取得することができます。

経団連主導の職業訓練法人の通信講座なので信頼と40年以上実績があります。

段階ごとにレポートがあり、その都度赤ペン先生が採点してくれるので自分の力量を推し量ることができます。

オリジナルテキストを元に進めていくので、効率よく勉強を進めることができます。

第1線で活躍する講師陣の生の指導を受けられることも良い点ではないかと思います。

ユーキャンの乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者 速習レッスン 第3版【予想模擬試験つき(各類2回分)】

こちらは、テキストになります。

豊富な演習問題でひたすら問題を解くことができ、重要な点に絞って勉強を進めることができます。

また、赤シートがついているので通勤中や空いた時間にも効率よく勉強をすることができます。

効率よく、ババッとポイントを押さえて勉強をしたい方におすすめの一冊だと思います。

まとめ

今回は危険物取扱者の資格について解説していきました。

意外と危険物取扱者の資格って種類が多く、それぞれ出題される問題や取り扱うことができる危険物が限られているということが分かったかと思います。

再建では、企業によっては危険物取扱者を設置する義務を課しているところもあるので転職する際にとても有利に働く資格ではないかと思います。

これを機会に危険物取扱者の資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。