クレーン運転のオペレーターの給与と月給まとめ年収で考える手取りは?

2021年5月3日建設業給与,現場豆知識建設知識、給与

この記事では、クレーン運転士の給与・月収と年収を厚生労働省の賃金集計をもとに、オペレーターになるとどれぐらいもらえるかを解説していきます。

また、クレーンを運転するためにはどんな資格が必要なのかも合わせて解説してきます。

クレーン運転士の給与って一体どのくらいなんだろう?
クレーン運転にはどんな資格がいるのかな?

など、他人の給与がどれぐらいのなのか知りたいと思う人もいるといます。

今回はクレーン運転士の資格取得者で給与を算出してみました

また、クレーンを運転する際の免許取得方法なども合わせて解説してきます。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

クレーンオペレーターとは?

クレーンオペレーター(運転士)とは自分でラフタークレーンやクローラークレーン等を現場で操作する揚重のプロフェッショナルです。

クレーンオペレーターなくしては、現場で作業することがままならないほど重要なポジションでもあります。

クレーンオペレーターには種類があり、それぞれ免許の取得方法が違います。

床上運転式クレーン

主に工場や倉庫など室内で活躍するクレーンです。

クレーンの先にあるかぎ爪に荷物をひっかけ、操縦席ではなく床で操縦者がボタン操作をするクレーンです。

移動式クレーン

移動式クレーンにはいくつかの種類があります。

トラッククレーン

トラックの荷台にクレーンが一体化となっているクレーンです。

運転席にクレーンの操縦機械がついているトラックになります。

走行のみであれば、5トン以下であれば普通免許で運転することができ、それ以上は大型免許を取得する必要があります。

但し、クレーンを操作するには、また別の免許を取得する必要があります。

ラフテレーンクレーン

トラッククレーンよりも小さく、タイヤが一つ一つ独立して走行することができるので小回りが利きやすいという利点があります。

オールテレーンクレーン

トラッククレーンよりも一回り大きく、タイヤが8輪以上あるものを指します。

トラッククレーンよりも大きいのにも関わらず、小回りが利きます。

クローラークレーン

タイヤがクローラータイプとなっているものを指します。

舗装されていないところでも作業ができ、大型なにでしばしば河川事業など大きな工事現場で使用されます。

クレーンオペレーターになるなら知っておきたい知識~玉掛け~

クレーンオペレータになると、必ず「玉掛け」という作業をすることになります。

玉掛けって、クレーンに荷物引っかけるだけだし、簡単にできるじゃんと思うかもしれませんが、毎年ずさんな玉掛けで多くに事故が多発しているのも事実です。

ということで、ここでクレーン操作の肝となる玉掛けの重要性についていくつか記事を紹介していきます。

鉄板吊り込み・鋼材重量の比重・材料の荷重を考えた玉掛けについて

鉄板のつり込み・鋼材重量の比重・材料の荷重を考えて玉掛けをしなければ、クレーンが転倒してしまう事故に繋がりかねません。

そこで、そうした重さを考えて玉掛けをする方法について解説しています。

鉄筋の玉掛けワイヤーの選定比重から重さを算出した安全なクレーン作業

建設業で使われる鉄筋を玉掛けする際、ワイヤーを選定します。

選定したワイヤーによって比重が違うので、重さを算出してクレーン作業をする必要があります。

そこで、簡単に計算できるようにまとめています。

玉掛け技能講習取得方法と地切り作業について

先述した記事から、いかにクレーン作業にとって玉掛けは重要な作業なのかが分かるかと思います。

そこで、玉掛け技能を学べる講習を受講できる方法を解説しました。

玉掛けをする際に必要な知識が学べるので受講しておくべき講習と言えるでしょう。

クレーンオペレータの免許取得方法(移動式)と講習内容

クレーンオペレーターになるための免許は多くの種類がありますが、今回は「移動式クレーン」の操縦に関わる「移動式クレーン運転士免許」について解説していきます。

移動式クレーンオペレータの免許にはいくつかの種類があり、その違いはつり上げ荷重によって変わります。

主に、

のいずれかを取得すればクレーンを操作することができます。

但し、つり上げ荷重によって運転できるクレーンは違ってきますが…。

移動式クレーン運転士免許について

つり上げ荷重が5トン以上のクレーンを操作するときに必要となる免許です。

労働安全衛生法に定められた国家資格(免許)です。

この免許を取得しておけば、つり上げ荷重に関わらずクレーンを操作することができます。

クレーンオペレーターを目指すなら、優先的に取っておきたい資格です。

移動式クレーン運転士免許の受講内容

学科試験と実技試験に合格すると、各都道府県労働局長から免許が与えられます。

試験会場は、全国7ブロック(北海道・宮城県・千葉県・愛知県・兵庫県・広島県・福岡県)で2か月に1回ずつ行われています。

受験資格は特にありませんが、18歳未満で免許取得した場合は、18歳になってから免許が交付されます。

学科(13:30~16:00)移動式クレーンに関する知識10問(30点)
原動機及び電気に関する知識10問(30点)
関係法令10問(20点)
移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識10問(20点)
実技(午前または午後)移動式クレーンの運転
移動式クレーンの運転のための合図
引用:「移動式クレーン車の運転士に必要な資格とは?試験や給料などに情報も|MOBY

勉強するには、主に教習所に通うなどします。

なかには、独学で受験する人もいるようですが、教習所に行った方が確実に取れるのではないかと思います。

クレーンオペレーターの月収と年収は手取りでいくらなのか?

クレーンオペレーターの給与詳細

クレーン運転士は取得免許によりますが、天井走行クレーン運転工、ウインチ運転 工、ベルトコンベア運転工、デリック操作工等に分類されています。少し大きな枠の括りで厚生労働省では賃金構造基本統計調査で集計されていますのでそちらの集計表の数字を利用してまとめています。

クレーンオペの給与はこれぐらい

32歳の10年継続勤務で残業とか含んで、毎月決まって支給する現金給与は31万円ぐらいが平均になります。下記の表から判断できますので、まずは、給与明細としては手取りで(少し適当に作ってます)がこんな感じになります。このあと確認してみてください。

【きまって支給する現金給与】≒【支給総額】として考えてください。基本給と役職手当だけで残業しない場合で考えると【所定内給与】になります

クレーンオペレーターの年収の目安

クレーン運転士になれば給与の目安はこれぐらいに
クレーン運転士の資格取得テキストはこちら

クレーンオペレーターの年収の目安として、32歳で月収31万円でみなし残業の場合で日給月給での労働契約した場合には、一日の出面の給与として15,500円として月20日出勤で計算してみました。確かに総支給額は多いように見えます。

さらに、年間賞与を夏冬で支給されたとして、82万円(平均値)にて考える【31万円×12か月】+82万円で年収としては、454万円となります

クレーンオペレーターの給与明細目安

※あくまでも、厚生労働省の集計なので会社の規模や都道府県などで違いはありますので参考程度にしてください。

【きまって支給する現金給与】を理解して表確認

現金給与額には、基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当などが含まれるほか、超過労働給与額も含まれ、手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額面総支給として考えてください

【所定内給与額は現金給与】を理解して表確認

昼間だけでなく夜間作業になると更に単価アップ
オペレーターは自分の部屋で操作室に冷蔵庫設置も

時間外勤務手当 所定労働日における所定労働時間外労働に対して支給される給与で深夜勤務手当(深夜の勤務に対して支給される給与)や休日出勤手当 (所定休日の勤務に対して支給される給与)・宿日直手当・交替手当がない。簡単にいうと、今月まったく残業も休日出勤もしなかった場合の基本給だけの金額

クレーン・ウインチ
運転従事者
年齢勤続
年数
きまって
支給する
現金給与額
所定内給与額年間賞与 
(その他特別給与額)
~19歳19歳1年22万19万17万
20~24歳23歳4年26万22万51万
25~29歳28歳6年30万26万55万
30~34歳32歳10年31万27万87万
35~39歳37歳9年35万28万72万
40~44歳43歳11年36万31万85万
45~49歳47歳18年40万33万99万
50~54歳53歳14年39万32万65万
55~59歳58歳25年39万35万88万
60~64歳62歳22年35万30万59万
65~69歳67歳23年35万30万49万
70歳~71歳15年40万37万41万

公共工事設計労務単価/特殊運転手の労務単価

この公共工事設計労務単価で、建設業の1人工あたりの単価を知ることが重要

公共工事を行う中で、こちらは国土交通省になりますが、工事の積算見積もり単価が毎年変動していますが更新されています。あくまで、ゼネコン等が入札のときに積算するときの金額になります。

その中でクレーンオペレーターは、特殊運転手の部類に入ります。一部抜粋しますが特殊運転手の要件としては

  1. 重機械(主として道路交通法第84条に規定する大型特殊免許または労働安全衛 生法第61条第1項に規定する免許、資格もしくは技能講習の修了を必要とし、運転および操作に熟練を要するもの)の運転および操作について相当程度の技能を有し。主として重機機械を運転または操作して行う次に掲げる作業につしいて主体的業務を行うもの
  2. 吊り上げ過重1t以上のクレーン装置月トラック・クローラークレーン・トラッククレーン・ホイルクレーン吊り上げ重量が5t以上のウィンチ等を運転または操作して行う資材当の運搬
平成17年(2005年)東京:特殊運転手の単価17,200円/人(単価)
令和3年(2021年)東京:特殊運転手の単価24,600円/人(単価)

10年以上で労務単価はこんなにアップ

国土交通省では建設労働者の雇用に伴い必要な経費の表示の労務単価も出ており、それをみると上記の労務単価にその経費を計上されて表記されている。必要経費(法定福利費(事業主負担分)、労務管理費、宿舎費等)が計上されています

以前はなかったのですが、福利厚生費等も単価に反映して建設業職人の給与や社会保険の加入を促進される中で単価はなんと以前より、1日あたり、7,400円もアップしている!

クレーンオペレーターはさらにこれから、単価アップが期待できるが、中にはそんな俺たちもらってないって人もいると言う人もいますが、やはり建設業はピンハネの商売といわれる場合もありますが、こうなっているんです。

元請が例えば入札で24,600円/人の労務単価で受注して、20%の利益分の抜いた場合(当然会社ですから)19,680円になります。自分の所属する会社も20%粗利を抜いた場合、15,744円/人の労務単価となります。ざっくり計算しましたが、だいたい常用単価にあってきましたね。

適切な経費を考えた労務単価の算定が必要になります

ただ、建設業の以前の考えはこんな感じでしたが、こんなことしてたら2次・3次の下請けや協力工事店で薄給だれも寄り付きません。だから設計段階で公共工事に対しては労務単価に事前に必要な経費を計上して設計単価を出しましょうって指針にもなってます。

令和3年(2021年)東京
土木一般世話役の単価(必要経費込み)
34600円/1人工単価
驚きの単価

ゼネコンさんに、一次下請けの皆さんこれだけ受注してるのですから、最低金額抜き過ぎず適切な費用を払ってくださいね。公共工事やってないハウスメーカーとかは、値段すら会社が決めた古い単価でやってることが多いので単価があげたら家を受注出来ないじゃなくて、値段あげないと職人さんがいなくなることを早く気づいてくださいね。

建設現場での、職人単価の目安として公共工事設計労務単価は毎年変動しているが、その中違いを比べてみるとこれだけ変動があるが、その根拠の数字は過去と今を確認してみるとよくわかる。

まとめ

今回は、クレーン運転士の給与・月収と年収を厚生労働省の賃金集計をもとに、オペレーターになるとどれぐらいもらえるかを解説していきました。

また、クレーンを運転するための免許取得方法も合わせて解説していきました。

建設業でキャリアアップしていくためには、クレーンを操縦ができることが一つの通過点となりつつあるようですね。

資格取得していると、給与面で手厚いサポートがありますがまだまだ改善する余地はあるのではないかと思います。

また、クレーンなど職人さんの担い手をなくさないためにも事業主はしっかり給与面でサポートしていく必要があるんじゃないかなと思いました。

2021年5月3日建設業給与,現場豆知識建設知識、給与建設業給与,現場豆知識

Posted by nekomaru