こんにちは!「1級建築施工管理技士」1次検定の対策に役立つ情報をお届けします。左官工事・配合に関する頻出キーワードの解説や類似問題について掘り下げます。下塗りの放置期間や塗厚、吸水調整材の重要性など、覚えておきたいポイントを丁寧に解説します。一見ややこしい調合比や床の仕上げ、ちりまわりなども分かりやすく解説していきます。この記事で、1次検定に向けての対策をしっかりと身につけましょう!
1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ
第1問:放置期間
壁のモルタル塗りにおいて、下塗りと中塗りの間隔に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下塗り後に、十分な放置期間をおくのは、ひび割れをあらかじめ発生させるためである。
- 下塗り後の放置期間は、14日以上とした。
- 発生したひび割れを処置した後に、中塗りを行った。
- 下塗り後、ひび割れの発生を抑えるため、直ちに中塗りを行った。
第2問:1回の塗厚
モルタル塗りの各層の塗厚に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下塗りの塗厚は、7mm程度とした。
- 中塗りの塗厚は、15mm程度とした。
- 上塗りの塗厚は、7mm程度とした。
- 各層の塗厚を薄くするのは、モルタルの自重による「ダレ」を防ぐためである。
第3問:吸水調整材
下地への吸水調整材の塗布に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 吸水調整材を塗布した後、乾燥を確認してから下塗りを行った。
- 吸水調整材の塗布は、下地の吸水が激しい場合に行う。
- 吸水調整材を塗布した直後、乾かないうちにモルタルを下塗りした。
- 塗布後、所定の放置時間を置いてから次の工程に移った。
第4問:セメントペースト
コンクリート下地へのセメントペースト塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 接着力を高めるため、セメントペーストを塗布した。
- セメントペーストが乾燥したことを確認してから、モルタルを塗り付けた。
- セメントペーストは、乾かないうちにモルタルを塗り付ける。
- 下地処理として、セメントペースト塗りを適切に行った。
第5問:調合比(壁)
内壁のモルタル塗りの調合(容積比)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下塗り用モルタルの調合は、セメント1:砂2.5とした。
- 中塗り用モルタルの調合は、セメント1:砂3とした。
- 上塗り用モルタルの調合は、セメント1:砂3とした。
- 接着を良くするため、上塗りの方を下塗りよりもセメントを多くした。
第6問:ちりまわり
額縁の周囲などの「ちりまわり」に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 額縁のちりじゃくりの周囲は、こて1枚の厚さだけ透かしておいた。
- 透かしておくのは、将来の補修やひび割れ対策のためである。
- 額縁とモルタルが密着するように、隙間なく塗り込んだ。
- こて1枚の厚さは、約2mm程度を目安とした。
第7問:総塗り厚と補強
壁のモルタル塗りの厚さと補強に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 総塗り厚が25mmを超えたため、アンカーピンを打ち込み金網を取り付けた。
- 総塗り厚が35mmを超える場合、補修塗りを行ってから金網を取り付ける。
- 総塗り厚が大きくなっても、下地が平坦であれば金網による補強は不要である。
- 塗り厚が厚すぎると剥離の危険があるため、機械的固定(補強)を行う。
第8問:不陸調整(つけ送り)
下地の不陸(でこぼこ)調整に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- つけ送りを要する下地は、不陸を調整するためにモルタルを塗り足した。
- つけ送りに用いるモルタルは、下塗り用と同配合のものとした。
- つけ送りに用いるモルタルは、仕上げを綺麗にするため上塗り用と同配合とした。
- つけ送りは、下塗りの工程に先立って、または下塗りと同時に行う。
第9問:くし目
下塗り面の処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下塗り面には、中塗りとの付着を良くするため「くし目」を付けた。
- くし目は、金ぐしを用いて全面に付けた。
- 上塗り面を平滑にするため、下塗り面にはくし目を付けず平らに仕上げた。
- くし目を付けるタイミングは、下塗りが適度に硬まった時とした。
第10問:床モルタル
床のモルタル塗り仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 床モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂2.5とした。
- 床モルタルの塗厚の標準値を、30mmとした。
- 床のモルタル塗りは、壁よりもセメントが少ない「貧調合」とした。
- 施工前に下地を清掃し、十分に散水して吸水を調整した。
1級建築施工施工管理技士左官工事の解答とポイント
- (4):直ちには×。14日以上放置してひび割れを出し切るのが正解。
- (2):15mmは厚すぎ。各層7mm程度。
- (3):吸水調整材は乾燥を確認してから。
- (2):セメントペーストは乾かないうちに。
- (4):下塗りの方がセメントが多い(富調合)。
- (3):こて1枚分透かすのが正解。
- (3):35mm超は金網補強が必要。
- (3):つけ送りは下塗り用と同配合。
- (3):中塗りとの接着のため全面にくし目が必要。
- (3):床は摩耗に耐えるため壁よりセメントが多い(富調合)。
1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高いポイントと解説

モルタル塗り 過去問ポイントまとめ
| 項目 | 重要度 | 正しい内容(ここを覚える!) | ひっかけキーワード(×のパターン) |
|---|---|---|---|
| 放置期間 | ★★★ | 下塗り後、14日以上おいてひび割れを出し切る。 | 「直ちに」「数日以内」 |
| 1回の塗厚 | ★★★ | 各層(下・中・上)とも7mm程度とする。 | 「15mm」「20mm」など厚すぎる数値 |
| 吸水調整材 | ★★★ | 塗布後、乾燥を確認してからモルタルを塗る。 | 「乾かないうちに」「直ちに」 |
| セメントペースト | ★★★ | 塗りつけ、乾かないうちにモルタルを塗る。 | 「乾燥を確認してから」 |
| 調合比(壁) | ★★☆ | 下塗りは1:2.5(富調合)、中・上塗りは1:3。 | 「下塗りを1:3(貧調合)とする」 |
| 床の仕上げ | ★★☆ | 塗厚標準は30mm、調合は1:2.5。 | 「塗厚10mm」「調合1:3」 |
| ちりまわり | ★★☆ | 額縁の周囲はこて1枚分(2mm)透かす。 | 「隙間なく密着させる」 |
| 総塗り厚 | ★★☆ | 25mm以下が原則。35mm超なら金網等で補強。 | 「厚くなっても補強は不要」 |
| つけ送り | ★☆☆ | 下塗りと同じ配合のモルタルで不陸調整。 | 「上塗り用」や「貧調合」のモルタル |
| くし目 | ★☆☆ | 下塗り面には金ぐしで全面にくし目を付ける。 | 「上塗り面に付ける」「付けない」 |
合格のための「ひっかけ」見破り術
試験問題を読むときは、以下の「逆転現象」が起きていないか瞬時にチェックしてください。
- 「乾燥」か「湿潤」か?
- 吸水調整材は「乾いてから」。
- セメントペーストは「乾く前(濡れているうち)」。
- ※ここを入れ替えて出すのが王道のひっかけです。
- 「下塗り」か「上塗り」か?
- 調合: 下塗りの方がセメントが多い(1:2.5)。
- 不陸調整(つけ送り): 下塗りと同じ配合で行う。
- ※「仕上げに近いほどセメントを多くする」という勘違いを誘ってきます。
- 「壁」か「床」か?
- 壁: 1回7mm、合計25mm。
- 床: 合計30mm。
- ※床は歩行の衝撃に耐えるため、壁よりも厚く、セメントも多め(1:2.5)と覚えましょう。
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- ✅ マンガの効果: 複雑な施工手順をストーリーで脳に定着。
- ✅ 類似問題の効果: ひっかけに強くなり、確実に得点源へ。
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| 試験対策カテゴリー | 重要度 | 攻略のポイント | 解説ページ |
|---|---|---|---|
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| 📐 建築学 | 計画・環境も含めた広範な基礎知識 | 対策を見る | |
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※重要度は一級建築施工管理技士の出題傾向に基づきます。