こんにちは!今回の記事では、「一級建築施工管理技士」試験における防水工事の重要なトピック、「アスファルト系防水」に焦点を当ててみます。私も同試験を受験した経験があり、出題範囲の広さに挑戦しながら、キーワードや類似問題についてまとめてみました。この記事では、水工事や改修工事などで頻出するポイントやコツを、わかりやすく解説していきます。入隅・出隅の処理から重ね幅、プライマー量まで、実務に役立つ情報をマンガと共にご紹介します。一緒に問題を攻略し、試験に備えましょう!
- 1 1級建築施工管理技士類似問題チャレンジ
1級建築施工管理技士類似問題チャレンジ
第1問:アスファルト防水の下地処理
アスファルト防水工事における下地の処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- アスファルト防水において、パラペットの立上り入隅部は、角度45度、見付幅70mm程度の成形キャント材を用いた。
- 防水層の下地において、出隅部は45度の面取りとした。
- 防水層の下地において、シート防水と共通の仕様とするため、入隅部を直角とした。
- コンクリート下地に塗布するアスファルトプライマーの使用量は、0.2kg/㎡とした。
第2問:保護コンクリートの施工
屋根保護防水断熱工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 伸縮調整目地は、パラペット周辺などの立上り際より600mm程度離した位置から割り付けた。
- 保護コンクリートに用いる成形伸縮目地材は、キャップ幅25mm、本体がキャップ幅の80%以上のものを使用した。
- ポリスチレン断熱材と保護コンクリートの間に設ける絶縁用シートは、70g/㎡程度のフラットヤーンクロスとした。
- 保護コンクリートの伸縮調整目地は、縦横の感覚が6m程度(面積36㎡程度)となるように設置した。
第3問:ルーフィングの張り付け(1)
アスファルト防水の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 平場のアスファルトルーフィング類の重ね幅は、縦横(長手・幅方向)ともに100mm程度とした。
- 露出防水絶縁工法において、砂付あなあきルーフィングは、重ね幅を100mmとして張り重ねた。
- コンクリートスラブの打継ぎ部は、絶縁用テープを張り付けた後、幅300mm程度のストレッチルーフィングを増張りした。
- 貫通配管回りに増張りした網状アスファルトルーフィングは、アスファルトで十分に目つぶし塗りを行った。
第4問:ルーフィングの張り付け(2)
改質アスファルトシート防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 改質アスファルトシート相互の重ね幅は、長手、幅方向とも100mmとなるように張り重ねた。
- 立上り部の出入隅部には、シート張付けに先立ち、幅200mm程度の増張用シートを張り付けた。
- 露出防水用改質アスファルトシートの重ね部は、トーチで砂面をあぶり、砂を沈めてから重ね合わせた。
- 寒冷地での施工であったため、防水工事用アスファルトはJIS規格の「1種」を使用した。
第5問:ルーフドレン回りの処理」
ルーフドレン回りの防水施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ルーフドレン回りには、あらかじめドレン内径程度の穴をあけた500mm角程度の増張用シートを張り付けた。
- ドレンのつば部と平場面にまたがるように増張用シートを密着させた。
- 改修工事において、既存のコンクリート保護層をドレン端部から200mmまで四角形に撤去し、新しいドレンを設置した。
- 改修用ドレンを用いる場合、既存ドレンの内部を清掃し、下地との接着を確認して取り付けた。
第6問:改修工事の撤去・下地処理
既存アスファルト防水の改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 既存のアスファルト防水層の撤去は、けれん棒を使用し、下地に影響を与えないように行った。
- 立上り部の防水層は、劣化が少なかったため、既存の防水層を残したまま新規防水層を重ねて施工した。
- 既存の保護コンクリートの撤去は、ハンドブレーカーを使用し、構造体に影響を与えないように行った。
- 撤去後の下地コンクリート面にある2mm未満のひび割れ部は、ゴムアスファルト系シール材で補修した。
第7問:改修工事の下地調整
既存防水層を残す「かぶせ工法」に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 既存の露出アスファルト防水層の上に新設する場合、表面の砂を取り除き、アスファルト系下地調整材を1.0kg/㎡塗布した。
- 下地調整材の塗布量は、新築時のプライマー塗布量(0.2kg/㎡)と同じとした。
- 既存防水層のふくれ部分は、あらかじめ切開して内部の水分を除去し、補修した。
- 既存保護コンクリートの上に露出防水を行うため、目地部の詰め物や凹凸を平滑に処理した。
第8問:増張り・絶縁処理
防水層の補強および絶縁に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- プレキャストコンクリート部材の接合目地部には、部材の両側に100mmずつ張り掛けられる幅(計200mm)の増張りシートで絶縁増張りを行った。
- パラペット立上りの防水層の末端部は、押え金物で固定し、上部をシール材で処理した。
- 露出防水絶縁工法において、アスファルトプライマーを全面に塗布した後、あなあきルーフィングを突き付けて敷き並べた。
- 平場の打継ぎ部の増張りは、接着力を高めるため絶縁用テープを使用せずに直接ルーフィングを張り付けた。
第9問:気象条件と養生
防水工事の施工管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 繊維混入けい酸カルシウム板は吸水性が大きいため、施工前は雨水がかからないよう養生した。
- 降雨の恐れがあったが、小雨であったためアスファルトプライマーの塗布を強行した。
- 気温が5℃以下になることが予想されたため、施工を中止するか、適切な保温対策を検討した。
- 強風により安全な作業が困難と判断し、高所での防水シート張り作業を中止した。
第10問:各種数値のまとめ
防水工事における数値管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- アスファルトルーフィングの重ね幅:100mm
- 新設コンクリート下地へのプライマー量:1.0kg/㎡
- 成形キャント材の見付幅:70mm
- 保護コンクリートの伸縮調整目地の間隔:3m程度(縦横)
1級建築施工管理技士類似問題チャレンジ解答とひっかけ解説
| 問 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 3 | 入隅は「直角」ではなく「成形キャント(斜め)」が正解。漫画POINT1。 |
| 2 | 4 | 間隔は「3m程度」。6mはひっかけ(600mmと数字が混ざりやすい)。 |
| 3 | 2 | あなあきルーフィングは「突き付け(重ねない)」。これ超頻出です! |
| 4 | 4 | 寒冷地は「4種」。1種は一般地域用です。数字が大きい方が寒さに強い。 |
| 5 | 3 | ドレン端部から「500mm」撤去が正解(問題文にありましたね)。 |
| 6 | 2 | 立上りは「原則撤去」。劣化に関わらず新しくします。漫画POINT5。 |
| 7 | 2 | 改修は「1.0kg/㎡」。新設(0.2)よりずっと多く塗ります。漫画POINT3。 |
| 8 | 4 | 打継ぎ部は「絶縁用テープ」が必要。下地の動きを逃がすためです。 |
| 9 | 2 | 水分は厳禁! 下地が濡れていると剥離の原因になります。 |
| 10 | 2 | 新設は「0.2kg/㎡」。数値の入れ替えひっかけです。漫画POINT3 |

防水工事・改修工事の頻出度とポイント
| 項目 | 頻出度 | 正解の重要ポイント | ひっかけキーワード |
|---|---|---|---|
| 入隅・出隅の処理 | ★★★ | 入隅は成形キャント(45°・70mm) 出隅は面取り | 「入隅を直角とする」 「出隅を直角とする」 |
| 重ね幅の数値 | ★★★ | 平場・立上り共に100mm以上 | 「50mmとする」「80mmとする」 |
| プライマー量 | ★★☆ | 新設:0.2kg/㎡ 改修(下地調整):1.0kg/㎡ | 数値の入れ替え(新設に1.0、改修に0.2など) |
| 伸縮調整目地 | ★★☆ | 立上り際から600mm程度離す | 「立上り際から割り付ける」 |
| 改修・撤去方法 | ★★☆ | 立上りは劣化が少なくても撤去 下地を傷めない工具を使用 | 「劣化が少ないので残した」 「大型ブレーカーで豪快に壊す」 |
ここが狙われる!「ひっかけ」キーワード徹底解説
1. 入隅の形状(アスファルト防水の場合)
- ひっかけ: 「防水層の下地の入隅部は直角とした」
- 正解: アスファルト防水では、角でルーフィングが破れないよう、成形キャント(45度、見付70mm)を設けるのが鉄則です。
- ※シート防水の場合は直角(または通り芯)にする場合があるため、混同させようとしてきます。
2. 重ね幅のルール
- ひっかけ: 「長手方向を100mm、幅方向を50mmとした」
- 正解: 基本的にアスファルト系は「縦横とも100mm以上」です。
- ただし、例外として「砂付あなあきルーフィング」は「突き付け(重ねない)」で敷く、という点も超頻出です。
3. 屋根保護コンクリートの目地
- ひっかけ: 「伸縮調整目地はパラペットの立上り際からスタートした」
- 正解: 立上り際から600mm程度離して最初の目地を入れます。いきなり端っこから目地を入れないのがポイントです。
4. 改修工事の「撤去」判断
- ひっかけ: 「立上り部は劣化が少なかったので、既存防水層を残して施工した」
- 正解: 立上り部は不具合が起きやすいため、平場と異なり「劣化に関わらず原則撤去」して新設します。
5. 材料の使い分け(アスファルトのJIS規格)
- ひっかけ: 「寒冷地なので、1種または2種を使用した」
- 正解: 4種が正解。4種は低温でもひび割れにくく、寒冷地や積雪地に用いられます。(数字が大きいほど性能が高いイメージでOK!)
実践アドバイス
防水の問題は「数値のすり替え」が非常に多いです。
- 100mm(重ね幅)
- 600mm(目地の位置)
- 0.2kg vs 1.0kg(プライマー量)
この3つの数字を優先的に覚えるだけで、過去問の正答率が跳ね上がります。
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※重要度は一級建築施工管理技士の出題傾向に基づきます。


