【1級建築施工管理技士】1次検定「シート防水」の頻出キーワード解説&類似問題対策

こんにちは、建築施工管理技士の皆さん!今回は、一級建築施工管理技士試験で頻出のキーワード「シート防水工」を完全攻略する方法についてご紹介します。シート防水工事におけるポイントや注意点をマンガと共にわかりやすく解説していきます。接着剤の塗布から出入隅の処理、接合部の重ねまで、一級建築施工管理技士試験に役立つ情報が満載です。一緒に頑張って勉強しましょう!

1級建築施工施工管理シート防水工事類似問題

第1問:接着剤の塗布方法


シート防水の接着工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 加硫ゴム系シート防水において、プライマーは、その日に張り付ける範囲にローラーばけを用いて塗布した。
  2. エポキシ樹脂系接着剤を用いて平場に塩化ビニル樹脂系シートを張り付ける際、接着力を高めるため、下地面とシート裏面の両方に接着剤を塗布した。
  3. 加硫ゴム系シートの接着において、下地面のみに接着剤を規定量塗布し、直ちにシートを張り付けた。
  4. ALCパネル面に塩化ビニル樹脂系シートを接着工法で施工するため、パネル面にプライマーを塗布した。

第2問:加硫ゴム系シートの入隅処理


加硫ゴム系シート防水の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 出隅角の処理は、平場シートの張付けに先立ち、非加硫ゴム系シートを用いて増張りを行った。
  2. 非加硫ゴム系シートは柔軟で下地になじみやすいため、出入隅部の増張り補強に適している。
  3. 入隅部の処理は、シートを張り付けた後に、その上から成形役物を接着して仕上げた。
  4. 立上り部の末端部は、押え金物で固定し、末端部をシール材で処理した。

第3問:塩化ビニル樹脂系シートの出入隅処理


塩化ビニル樹脂系シート防水の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 出隅角および入隅角には、シートの張付け後に、熱風溶着等により成形役物を張り付けた。
  2. 成形役物の取り付けは、水密性を確保するため、平場シートの施工前に行った。
  3. シートの接合部は、熱風溶着機を用いて、シート相互を溶着一体化させた。
  4. 立上り末端部において、水切りあごがある場合は、固定金具とあごとの間を不定形シール材で処理した。

第4問:機械的固定工法と下地条件


シート防水の機械的固定工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 機械的固定仕様の塩化ビニル樹脂系シート防水は、下地と密着させないため、下地が十分乾燥していない状態でも施工が可能である。
  2. 機械的固定工法において、固定金具(ディスク等)の取り付けをシート敷設後に行う「後付け工法」を採用した。
  3. 下地が湿っていたが、接着工法(密着仕様)であったため、そのまま施工を継続した。
  4. 固定金具の取り付けは、風荷重による飛散を防ぐため、設計図書に定められた所定の間隔で確実に行った。

第5問:接合部の重ね幅


シート防水の接合(ラップ)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 加硫ゴム系シート相互の接合幅(重ね幅)は、40mm以上とした。
  2. 塩化ビニル樹脂系シート相互の接合幅は、熱風溶着の場合であっても40mm以上とした。
  3. アスファルト防水の仕様と共通にするため、シートの接合幅をすべて100mmとした。
  4. シートの接合部は、原則として水上側のシートが水下側のシートの上になるように張り重ねた。

第6問:軽歩行仕上げ


シート防水の保護・仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 軽歩行が可能となるように、加硫ゴム系シート防水の上にケイ砂を混入した厚塗り塗料を塗布した。
  2. 加硫ゴム系シートの上に直接ケイ砂を散布し、その上から透明なトップコートを塗布して仕上げた。
  3. 露出防水の保護塗料(トップコート)は、シートの劣化を防ぐために規定量をむらなく塗布した。
  4. 厚塗り塗料による仕上げは、シート防水層の完了後、清掃を行ってから実施した。

第7問:立上り末端部の処理


防水層の末端部処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 加硫ゴム系シート防水において、立上り末端部を押え金物(アルミ平バー等)で固定した。
  2. 押え金物で固定した末端部には、雨水の浸入を防ぐために不定形シール材を充填した。
  3. パラペットの立上り部において、シートの末端部を接着剤のみで固定し、金物による固定を省略した。
  4. 塩化ビニル樹脂系シート防水において、金属製の下地に対しては、塩化ビニル被覆鋼板を用いて末端を固定した。

第8問:プライマーの施工


プライマーの塗布に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. プライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために使用した。
  2. プライマーの塗布は、その日に張り付けるルーフィングの範囲にとどめた。
  3. プライマーが完全に乾燥する前に、接着剤を塗布してシートを張り付けた。
  4. 塗布にあたっては、ローラーばけ等を用い、吸い込みの激しい部分は再度塗布してむらなく仕上げた。

第9問:ゴム系と塩ビ系の特徴比較


各種シート防水の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 加硫ゴム系シートは、現場での熱溶着による接合が困難であるため、主に接着剤やテープで接合する。
  2. 塩化ビニル樹脂系シートは、熱や溶剤によってシート同士を溶着させることが可能である。
  3. 非加硫ゴム系ルーフィングシートは、加硫ゴム系に比べて柔軟性に欠けるため、出隅の補強には向かない。
  4. 塩化ビニル樹脂系シートは、鳥のつつき(鳥害)に対して加硫ゴム系よりも比較的強い耐性を持つ。

第10問:施工管理の総合数値


シート防水工事の管理数値に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. シートの接合幅(重ね幅):40mm以上
  2. 塩化ビニル樹脂系シートの成形役物の熱風溶着:後付け
  3. 加硫ゴム系シートの出隅増張り:前付け
  4. 接着仕様における接着剤の塗布:シート裏面を省略し下地面のみとする

シート防水工事の類似問題解答と解説

正解解説
13接着剤は「両面」塗りが原則です。片面だけでは剥がれます。漫画①。
23ゴム系は「前付け」。非加硫ゴムを先に貼って馴染ませます。漫画②。
32塩ビ系は「後付け」。シートを貼った後に役物を溶着します。漫画②。
43接着工法(密着仕様)は乾燥必須です。湿っていてもいいのは「機械的固定」です。漫画③。
53シート防水の重ねは「40mm」。100mmはアスファルト防水の数値です。漫画④。
62「厚塗り塗料(ケイ砂混入)」を塗るのが正解です。直接散布はNG。漫画④。
73「押え金物」での固定は必須です。接着剤だけでは剥落の危険があります。
83プライマーは「乾燥」させてから次工程へ進みます(接着剤とは別)。
93非加硫ゴムは「柔軟」なので補強に向いています。設問は逆です。
104「両面」塗布が正解。漫画①の「鉄則」を思い出してください。

1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高いポイントと解説

シート防水工事の頻出度とポイント

項目頻出度正解の重要ポイントひっかけキーワード
接着剤の塗布★★★原則として「両面」塗布(下地とシート両方)「下地のみに塗布した」
出入隅の処理★★★ゴム系:張付け前(非加硫ゴムシート)
塩ビ系:張付け後(成形役物)
ゴムと塩ビの「前後」を入れ替える
接合部の重ね★★☆シートの接合幅は40mm以上「100mm(アスファルトの数値)」
下地の乾燥★★☆接着仕様:乾燥必須
機械的固定:未乾燥でも可
「機械固定なので乾燥を待った」
末端部の処理★★☆押え金物で固定 + シール材「接着剤のみで固定した」

ここが狙われる!「ひっかけ」キーワード徹底解説

1. 接着剤の塗り方(エポキシ・ゴム系共通)

  • ひっかけ: 「エポキシ樹脂系接着剤を用いて、下地面のみに塗布した」
  • 正解: シート防水の接着仕様は、剥がれを防ぐために「下地」と「シート裏面」の両方に塗るのが基本です。

2. 出入隅の補強(ゴム vs 塩ビ)

  • ひっかけ: 「塩化ビニル樹脂系シートの出隅は、張付けに処理した」
  • 正解:
    • 加硫ゴム系:シートが硬いので、先に柔らかい非加硫ゴムを貼って馴染ませる(処理)。
    • 塩ビ系:熱溶着ができるので、上から成形役物(カバー)を被せる(処理)。

3. 機械的固定工法のメリット

  • ひっかけ: 「機械的固定工法において、下地が十分乾燥するまで施工を待機した」
  • 正解: 機械固定(ディスク等で留める方法)は、下地と密着させないため、下地が多少湿っていても施工可能なのが最大のメリットです。「乾燥を待つ必要はない」という点が実務・試験共に重要です。

4. 重ね幅の「数字」

  • ひっかけ: 「シートの接合幅を100mmとした」
  • 正解: シート防水の重ね(接合)は40mm以上です。100mmはアスファルト防水の数値なので、工法が混ざらないように注意してください。

5. 仕上げ(軽歩行)

  • ひっかけ: 「加硫ゴム系シートの上に、そのままケイ砂を散布した」
  • 正解: 軽歩行を可能にするには、ゴムを保護するために「厚塗り塗料(ケイ砂混入)」を塗布します。

実践アドバイス

シート防水の問題は「ゴム系」の話なのか「塩ビ系」の話なのかをまず確認してください。特に「役物を貼るタイミング(前か後か)」は、1級建築施工管理技士の試験で最も狙われる「鉄板のひっかけ」です。

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