この記事では、1級建築施工管理技士とはどんな資格なのかということと、1級建築施工管理技士になるための試験対策について解説していきたいと思います。
建築業に携わるのであれば、一度は目指したい建築業の現場監督になることができる資格です。
特に1級となると規模に大きな現場の監督にも携わることができるので自身をキャリアアップさせることができます。
このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。
尚、1級建築施工管理技術試験の過去問題については、こちらにすべてまとめてありますので是非利用してみてください。
この記事では、1級建築施工管理技士の過去問題を2020年以前の学科過去問題と実地過去問題をまとめています。全てダウンロードできます。※解答も追加しました1級建築施工管理技士の資格を取りたいからとりあえず過去問からやっていこ[…]
1級建築施工管理技士補・技士とは?
1級建築施工管理技士とは、国家資格の一つで主に大規模な建築現場の施工管理を任される資格となります。
一時期CMなどで話題になった「地図に残る仕事を」というフレーズを訊いたことがあるのではないでしょうか。
まさに、地図に残る建設現場に携わることができ、さらに工事資料や記念碑といった部分に名前を残すこともできる大きな仕事に携わることができます。
現場をやってるときは、【あわてない!】って連呼して地図に残るとかは正直意識はしてませんでしたが、実際に私が施工に携わった新駅の駅舎も地図に当然あります。
資格試験には実技試験がなく、筆記のみとなるので勉強をしっかりすれば資格を取得することも夢ではないといえます。
1級と2級の違い
1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士の違いは請け負う建築現場の規模で使う資格が違います。
1級建築施工管理技士 | ・下請け請負金額が合計4000万以上の現場 (建築一式の場合は6,000万以上) ・中小規模の現場 | 監理技術者 主任技術者 |
2級建築施工管理技士 | 中小規模の現場 | 主任技術者 |
つまり、1級建築施工管理技士になると「監理技術者」となり、建築規模が6000万以上の大規模な現場に携わることができます。
また、1級建築施工管理技士になると「登録基幹技能者」になるための条件の一つをクリアすることができるうえ、建築キャリアアップシステムにおいてもゴールドカードになる条件の一つをクリアすることができます。
そのため、その職種においてのプロフェッショナルとして認められ、処遇の改善や保証にもつながります。
是非、建築業界に携わるのであれば是非取得しておきたい資格となります。
将来性はあるの?
先述したように、大規模な建築現場に携わることができるので将来性は確実にある仕事だといえます。
特に公共事業においては、無くなることのない現場のため資格を取得しておけば需要のある仕事に継続的につくことができるのではないかといえます。
また、下の転職サイトにように施工管理技士の資格を持つ人のための専用の転職サイトで条件の良い企業へ転職することも可能になるので、就職の幅が広がるのも将来性のある資格だといえます。
勉強の合間にキャリアアップも考えておく
1級建築施工管理技士の資格を取るメリット
1級建築施工管理技士の資格を取得することは、将来性だけではありません。
他にも様々なメリットが多くあります。
資格手当・給与がアップする
1級建築施工管理技士は、国家資格のため、資格手当をつけることができる対象の資格になります。
また、企業によっては、合格した際に報奨金が出る企業があるので、自身の勤める企業の就業規則を読んでチャレンジするか決めてみるのもよいかと思います。
現場監督になれる
先述したように、監理技術者になることもできますし、主任技術者として施工管理をすることもできます。
つまり、どのような現場規模においても現場監督になることができる資格ということです。
ただ、現場監督として働くということは様々な現場知識を持っておく必要があります。
是非、合わせてチェックするようにしましょう。
では次に、1級建築施工管理技士の問題は難しいのか?試験の概要を次にまとめていきたいと思います。
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