おしゃれなプランターにきれいな草花が咲いているととても癒されますよね。
庭の景観も良くなることからガーデニングをこれから始めようと考えている方も多いのではないかと思います。
ですが、どうやって土づくりしていけばいいのかな?肥料があればいいのかな?
など、草花を育てるときに必要な「土」をどのように作っていけばいいのかよく分からないかと思います。
そこで、今回はプランターで草花を育てる場合に必要な土づくりの方法やどのような肥料を与えればいいのか解説していきたいと思います。
また、プランター栽培に必要な土づくりの基礎知識についても合わせて解説していきます。
このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら
プランター:ガーデニングに役立つ土づくりの基本
では、プランターでガーデニングするとき必要な土とはどういった条件なのでしょうか?
まず、土づくりにおいて必要なのは、
- 通気性/排水性があること
- 保水・保肥性もあること
- 酸性/アルカリ性のバランスが良いこと
が条件とされています。
では、それぞれどういったことなのか解説していきます。
その①:通気性・排水性があること
良い土の条件とは、まず通気性・排水性が良いことです。
植物は乾きやすい土だと新鮮な水をたくさん含むことができるので、排水性の高く、通気性のある土が理想的だといえます。
排水性のある土としては、川砂など粒に穴が開いていない土が挙げられます。
ただ、排水・通気ばかりの土だと植物が水を吸収する間もなく排水されてしまうので植物が育ちにくくなります。
その②:保水性・保肥性のある土
そこで保水性・保肥性も良いという条件を加えておく必要があるのです。
保水・保肥性のある土とは、粘土質やコケ質が原料となった粒の間にスキマがある土質を指します。
肥料は水やりの時に、土に混ぜた肥料が溶け出て土のに栄養がいくような働きをします。
排水性の高い土ばかりだとこの溶け出た肥料の成分が流されるだけでなく、植物が水から必要な養分を摂取することができなくなります。
そのため、一時的な保水・保肥性のある土を混ぜる必要があります。
その③:酸性/アルカリ性のバランス
日本は酸性雨が度々降るところでもあるので、土が弱酸性になりやすくなります。
弱酸性の土(アルカリ性)は植物があまり好まないので、育ちにくい原因ともなります。
アルカリ性を中和するために石灰などを土に混ぜることで理想的な土になります。
ちなみに、アルカリ性を好む植物もいるので一概に石灰を混ぜなければならないということはありません。
消石灰は土壌改良に役立つ
消石灰は速効性の石灰質肥料で、土壌の酸性改良に役立ちます。
消石灰はアルカリ分が高いので、まいてからすぐには種まきや植付けをせず、2~3週間ほど土とよく反応させます。
一般的には、このような「パーライト」と呼ばれるものをまいていきます。
パーライトとは、ガラス質の火山岩を高温・加熱し、急激に蒸発させて作ったものです。
パーライトは、保温・断熱性・耐火性もあるものなので、建築材料にも使われている、汎用性の高いものとなります。
理想的な土=「団粒構造の土」
以上の条件から、
この様な理想の土を「団粒構造の土」といいます。
団粒構造でない土は、土粒の隙間が小さくすぐ水びたしになるので、根の呼吸に必要な酸素が供給されず、根は窒息状態になってしまいます。
こうした窒息状態のことを根腐れといいます(土が粘土みたいだと水はけがわるい為、根の周りに水がたまり、根が腐る原因になります)。
一方、団粒構造の土は隙間があるので、土と土の隙間には根の呼吸に必要な酸素が確保され、水やりのたびに新鮮な空気に入れかわります。
これが水はけはうよく空気も流れやすい土が良く、寿司屋のシャリと同じような感じと考えてみると口に入れたときにスッーと口の中に消えてく、適度な空間があるという事です。
土の表面には水分・養分が付着し、土の内部に蓄えられます。だから畑の土は養分があって土が昔から耕されて、養分を蓄えているということです。
そこに植えられた植物や野菜の根っこは必要に応じて水分・養分を吸収します。
良い土は、保水性・保肥性も兼ね備えているのです。
ちなみに団粒構造の土かどうかは、土をお団子状にして、指などで「ほろほろ」と崩れたら理想的な土になっているといえます。
ガーデニングには土が必要とされてきたのですが、最近では「水耕栽培」が注目されています。
下の記事では、水耕栽培について解説しているので気になる方は合わせて読んでみてください。
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プランターでガーデニング:必要な肥料の種類と与え方
プランターでガーデニングをする場合に必要なのは土づくりだけでなく、それぞれの植物に合った肥料を与えることが必要です。
ここでは、肥料の種類と与え方についてそれぞれ解説していきます。
そもそも、肥料とは自然界に比べて人工的な土壌は養分が少ないことから、人工的に養分を与えてあげる栄養分となります。
肥料の種類
肥料にはそれぞれ種類があり、
- 有機質肥料
- 無機質肥料
と、2種類あります。
有機質肥料
肥料の主成分が動物由来である肥料です。
たい肥などは、この有機質肥料に含まれます。
たい肥とは、藁・落葉・野菜くずなどを腐熟させた肥料のことです。
有機物肥料は自分で作ることも可能ですが、今は下のように販売されているものも多くあります。
是非、合わせてチェックしてみてください。
無機質肥料
鉱物や石油などの化学物質を反応させて作った肥料を指します。
即効性のあるものが多いですが、成分が急激に溶けださないように加工したものもあります。
肥料は元肥と追肥を行う
肥料をまく方法としては、「元肥」と「追肥」という作業を行うことで、肥料の効果を発揮に草花の生育をサポートさせていきます。
「元肥」と「追肥」にはそれぞれ違った目的があるので、それぞれ解説していきます。
元肥とは
基本栄養補給のため、種まきや苗木を植え付ける事前に、土壌に与えておく肥料です。有機質肥料のように、効果がゆっくりと持続する遅効性肥料(緩効性肥料)を使用します。
追肥とは
植物の生育に応じて与える肥料です。主に速効性のある液体肥料や化成肥料を使用します。
腐葉土・石灰などを一定の割合で混ぜ合わせた土。配合はその種類によってさまざまですが、含まれている肥料成分に注意し、その後の土壌管理にも役立てましょう。
では、実際にプランターで良い土を作る場合にはどうればいいのか?などを次にまとめていきたいと思います。
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