職長と安全衛生責任者の違い
ここまで、職長と安全衛生責任者それぞれの職務内容や重要性について解説していきました。
以上の職務内容から、それぞれの違いを簡単にまとめますと以下のようになります。
職長 | 現場で直接指揮を執り、現場管理を行う |
安全衛生責任者 | 下請けがいる現場での元請けとの連絡や調整を行う |
講習内容が同じカリキュラムになっているので、混在しやすいですが、担う職務には明確な違いがあることが分かります。
職長・安全衛生責任者教育のカリキュラム
職長・安全衛生責任者に関しては要件の受講資格は特にありません。
他の技能講習とかと違い、規定時間を受講し終了することによって職長教育の受講が終わります。
年齢制限等もなく誰でも受講できますがあくまで職長という責任者の資格なので、グループ討議等で発表等もある受講内容のため、最低限ある程度年数を積んでから受講することを勧めます。
職長教育受講時間とカリキュラムの詳細は?
この資格は二日間で14時間の講習カリキュラムが決められています。
職長教育では以下の内容を二日間で受講します。
そのカリキュラムの内容とは以下のようになります。
- 作業方法の決定および労働者の配置の方法(2時間)
- 労働者に対する指導および教育の方法、作業中の監督および指導の方法(2.5時間)
- 危険性または有害性等の調査、その結果に基づき講ずる措置、設備や作業等の具体的な改善方法(4時間)
- 異常時、災害発生時における措置(1.5時間)
- その他、現場監督として行うべき労働災害防止活動に関すること(2時間)
- 安全衛生責任者の職務等(1時間)
職長・安全衛生責任者能力向上教育(再教育)とは?
ただ、資格取得後安全衛生法の改定によって5年ごとに職長能力向上研修を受講しないとないけません。
建設業において、職長・安全衛生責任者教育修了後、概ね5年経過した方を対象とする再教育です。
事業者は、厚生労働省通達「建設業における職長等及び安全衛生責任者の能力向上教育に準じた教育について(平成29年2月20日付基発0220第3号)」により、職長等及び安全衛生責任者に従事する労働者に対し、一定期間(概ね5年)ごと、また、機械設備等に大幅な変更があったときにも再教育を実施するよう求められています。
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資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。
ただ、なかなか転職サイトをみても建設業に特化した求人が少ないですよ。
職長になるとリーダー給与アップを目指す
資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)
一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・
遊ぶ時間が合わないということが多々あります。
私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・
本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1
現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。
あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4
職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。
私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・
資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう
現場で働いてる以上は、いつも我慢。
他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に
まとめ
今回は、職長・安全衛生責任者の職務内容とそれぞれの違いや重要性について解説していきました。
まとめますと、
- 職長とは、現場で直接指揮を執り、現場管理を行う
- 職長は現場で労働災害が発生した場合、責任を伴う
- 安全衛生管理責任者は、下請けが複数ある現場で内外の調整や連絡・管理を担う
- カリキュラムを受講する資格は特にないが、実務経験がある人の方が講義に取り組みやすくなる
- カリキュラムは2日間かけて行われる
ですね。
このように職長と安全衛生責任者は現場では非常に重要な役割を持っていることが分かります。
これから現場で活躍する人はぜひ職長教育を受講して安全衛生責任者として活躍してみてはどうでしょうか。
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