【No. 7】 コンクリートに用いるセメントに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 普通ポルトランドセメントは、幅広い工事で使用されているセメントで、小規模工事や左官用モルタルでも使用される。
(2) 早強ポルトランドセメントは、初期強度を要するプレストレストコンクリート工事等に使用される。
(3) 中庸熱ポルトランドセメントは、水和熱を抑制することが求められるダムコンクリート工事等に使用される。
(4) 耐硫酸塩ポルトランドセメントは、製鉄所から出る高炉スラグの微粉末を混合したセメントで、海岸など塩分が飛来する環境に使用される。
一級土木施工管理技士過去問暗記ノート【無料解説】
【No. 6】 コンクリート用骨材の性質
正解:(1)
異なる種類の骨材を混合して用いる場合の吸水率は、「それぞれの吸水率を測定し、混合割合で加重平均して算出した値」を規定と比較します。
- (1) ×:混合後の試料で測定するのではなく、各材料を個別に測定し、配合率で計算(加重平均)して求めます。
- (2) 〇:凍結融解に対する強さは、一般に硫酸ナトリウムを用いた「骨材の安定性試験」によって判定されます。
- (3) 〇:砕石は砂利に比べて角張っているため、流動性が悪くなります。そのため、同等の作業性を得るには単位水量を増やす必要があります。
- (4) 〇:粗骨材は「清浄、堅硬、耐久性」が基本です。耐火性が必要な構造物(煙突など)では、熱に強い骨材を選定します。
💡 試験に出る!暗記ノート
【ここが狙われる!】
・混合骨材の計算:吸水率や比重は「加重平均(配合比による計算)」で求める。実測ではない点に注意!
・砕石 vs 砂利:砕石は角があるため、同じワーカビリティー(作業性)を出すには単位水量・単位セメント量が多くなる。
・安定性試験:硫酸ナトリウムを用いて結晶圧力を加え、凍結融解の抵抗性を調べる試験。キーワードをセットで暗記。
出題難易度:★★★☆☆(標準)
一級土木施工管理技士マンガ解説【無料解説】

📝 さらに深掘り!試験対策ポイント
- 混合セメント(高炉、フライアッシュ等):
セメントに他の粉末を混ぜたものは、初期強度は低いですが、後からじわじわ強度が上がる「長期強度の増進」が特徴です。また、化学反応がゆっくりなので「水和熱の抑制」にも効果があります。 - 「塩分」への耐性:
海辺の工事(塩害対策)には、耐硫酸塩セメントよりも「高炉セメント(B種など)」が最も一般的によく使われるという点も覚えておくと、実務的なひっかけ問題に対応できます。