この記事では、電動工具を使用するにも、特別教育を受講しないといけないのか解説していきたいと思います。
また、振動工具を取り扱う場合、将来的に病気や後遺症に苦しむ可能性があることと考えた上で、特別教育を受ける必要性も合わせて解説していきたいと思います。
最近だとDIYとかで一般の人も振動工具を使うようになってきたけど、一般の人も使う振動工具で特別教育を受ける必要があるのかな?と、このような疑問を持っている方が多いのではないかと思います。
建設業では身近で使ってる電動工具や解体工具等は日常茶飯事で使用しています。
しかし、実は使用にあたって取り扱いの資格を勉強や安全衛生教育を受講しないといけないという決まりがあるのです。
このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。
建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました
そんな振動工具取り扱いのための特別教育の受講方法・取得方法・振動工具の安全性について解説していきます。
このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら
振動工具特別教育の受講前に知っておくべきこと
グラインダー等は研削砥石の資格が身近で必要なのはご存知の方もいるかと思います。
しかし、「グラインダー以外の電動工具にも資格なんて必要なのか?」と思うかとしれませんが、このような振動工具にも特別教育の資格があります。
ちなみに、振動工具は作業する人が手でもって作業する道具のことです。例えばコンクリートを打ち込むときに使うバイブレーターや解体の時に使うブレーカーなどがあります。
振動工具として挙げられるのが、まさにこのチェーンソーも含まれます。
チェーンソーの取り扱いについては、こちらから読んでみてください。
この記事では、チェーンソーを取り扱うときに必要な資格の有無とその特別教育の必要性について解説していきます。また、チェーンソーを普段取り扱う方のために安全に使用する方法も合わせて解説していきたいと思います。チェーンソーを使う[…]
但し、振動工具の特別教育においてはチェーンソーは除くとありますので、チェーンソーを取り扱う場合には、別途チェーンソー取り扱いの特別教育を受けないといけないので注意しましょう。
振動工具取り扱い特別教育受講する意味
ではなぜ、このような資格を受講しないとならないのか解説していきます。
前提として、
人は長時間機械の振動を体で受けるとレイノー病になる人や末梢神経の異常など身体に影響を及ぼし方が上がらなくなり、手が硬直して開かなくなったりとかする恐れがあります。
レイノー病は手のひらが白くなり寒くなると硬直してしまう振動病の 1つになります。
建設業では年間130人程度の振動病の認定がされ長時間経ってからの後遺症に苦しむ方が多数いらっしゃいます。
そのため振動工具の取り扱いに対しては何回も厚生労働省から通達が出ており、事業者に特別教育を実施するように義務が出ております。
事業者は、「チェーンソー以外の振動工具取扱い業務に係る振動障害の予防について」や「チェーンソー以外の振動工具取扱作業者に対する安全衛生教育の推進について」等の厚生労働省の通達に基づき、この安全衛生教育(特別教育)を実施しないとならないのです。
他にも、振動工具を取り扱う時のリスクは多々あるので是非振動工具を取り扱うなら下の記事をチェックしておくとよいかと思います。
この記事では、電動工具の振動、騒音と一番危険な塵肺について、電動工具の取り扱いを解説していきます。皆さんは、電動工具を取り扱うときは、工具との接触事故でケガをするイメージが強いのではないでしょうか。ですが、タイトルにあるよ[…]
振動工具の取扱の作業時間の算定方法
平成21年に通達改定があった内容で電動工具を製造販売するメーカー(マキタやHiKOKI(日立工機))に対しても、この振動への配慮をする為、防振機能等の通達も併せて出されています。
この中で、日振動ばく露量と振動ばく露時間を考えて、関して作業の実施時間と周波数補正振動加速度実行値の3軸合成値を目安として作業の計画や作業時間の継続できる時間の目安を算出するようになっています。
なんのことかよく分かりませんが、簡単に言うとメーカーが出してる電動工具や振動工具の振動の算定した数値と、作業時間を確認と計算すると、指針で決めてる数値が基準値より低いか高いかを計算します
その計算結果で電動工具のスペックを変えたり、作業時間を変更してくださいと言う算定数値で作業管理してくださいと言う内容です。
詳しくは講習で教えてもらえます。ややこしい計算があります。
A(8)=a×√T/8 (m/S2) みたいな数字が出てきます。
振動工具の種類とはどのようなものがあるか?
- さく岩機,チッピングハンマー,ブレーカー
- エンジンカッター等の内燃機関を内蔵
- 道路とかで使うエンジンカッターや草刈り機
- 携帯用皮はぎ機と言われる簡単に言うとサンダーやスクレーパー
- 携帯用タイタンパー言うとバイブレーターや現場で使うランマー
- 使用する研削といしの直径が150mmを超える研削盤はグラインダー
- 締め付けに使うようなインパクトレンチ
- 往復で動くようなジグソーなどがあります。
ここで注意しないといけないのは草刈りの機械です。
草刈り機は特に労働災害が多いため別の刈り払い機取り扱いの特別教育を受けないとなりません。
資格取得したらやはり単価と給与はベースアップしたいところです。私も実際3回も転職してます。振動工具の特別教育だけでは少しもの足りないですが、他の資格講習も受講して単価アップも考えてもいいですね。
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刈り払い機の特別教育については以下の記事にまとめてあるので、是非読んでみてください。
長雨とともに雑草が伸び伸びする季節です。造園屋とかでは、これからの季節は草刈りですね。今回は、刈払機を使用するために必要な特別教育について解説していきます。また、合わせておすすめの刈払機も紹介していきます。一般の家[…]
マキタのハンマドリルは80V?100V?どちらがいいのか
タジマのハンマドリルについてですが、ハンドルと振動する本体部分と切り離してバネでつなげているので、このバネが振動を吸収してくれるようになっているのが大きな特長です。
では、マキタのハンマドリルには80Vと100Vシリーズとありますが、それぞれ何が違うのでしょうか?
80Vハンマドリルについて
80Vとは、マキタ40Vmax充電バッテリーを2つ搭載したモデルとなっています。
そのため、充電式のためコードレスで使用することができるメリットがあります。
ですが、コードレス充電タイプなので、バッテリーが当然0になると使用ができなくなるので少し不便に感じるかと思います。
100Vハンマドリルについて
100Vシリーズはコード付きのタイプになっています。
電圧のさることながら、充電式に比べパワーがあり、一定のパワーで使用することができます。
しかし、現場によってはコード付きだと作業がしにくかったり、誤ってコードを傷つけてしまうデメリットがあります。
以上の点から、どちらの工具を選ぶかは、結局のところ使用する現場や用途で違ってくるのではないかと思います。
したし、体感としてはどちらもパワーのある工具なので是非ハンマドリルを選ぶときの参考にしてみてください。
では次に振動工具特別教育に準ずる教育の講習内容とその取得方法をまとめていきたいと思いますので合わせてチェックしてみてください。
振動工具特別教育に準ずる教育 取得方法と講義の内容は?
講習内容は特に年齢制限等は18歳以上であれば受講可能であり経験年数等は問われません。
カリキュラムの内容としては以下のようになります。
- 振動工具に関する知識:1時間
- 振動障害及びその予防に関する知識:2時間半
- 関係法令と30分
半日の講習で受講が終わります。
他の資格と合わせて実施されるケースもあるので電動工具の取り扱いに対して取得してみてはどうでしょうか?
例えば、研磨する砥石の講習と一緒に受講してしまうのもありではないかと思います。
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資格取得して経験積ことで給与アップにつながる
資格と勉強も必要でも好きなことで遊びたい(遊びの経験は人生の投資と思う)
一番は楽しく遊びたいのが一番ですね。建設業では家族もっている人もいますし、友達も当然いる方もいます。しかし問題は・・・
遊ぶ時間が合わないということが多々あります。
私もそうでした。夜勤とか日勤でも残業でクタクタ・・・
本当にやりたかったこと・・・たくさんあります。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その1
現場やってるから大丈夫とか勝手な思いで、飲み食いして気づいたらお腹ポッコリして、正直おじさんになってしまった。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その2
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。
あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その3
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
あとから後悔:やっておいた方がよかった事その4
職人さんでも改造して人とかもいますし、現場監督でアウトドアが好きって人には車は一番興味があると思います。
私も見栄えだけの為に安い外車・・もう10年近く乗ってる・・・
資格取得して給与あげて生活レベルをアップしましょう
現場で働いてる以上は、いつも我慢。
他にもいいものを食べて、普段はいい服を着て少しでも楽に生活したいのが本音ですよね。少し余談でしたが資格取得と趣味も大切に
まとめ
今回は、振動工具の特別教育の必要性とその講義内容について解説していきました。
まとめますと、
- 仕事として振動工具を取り扱う時は特別教育を受講しなければならない義務がある
- 振動工具は継続して使うとレイノー病といった労働災害に繋がるおそれもある
- 振動工具を取り扱う時は、工具の振動時間など計算で使用時間を算出する必要がある
- 振動工具特別教育じは半日で終わる
ですね。
たかが電動工具と思って作業している人は多いかと思います。
また、振動で労働災害になるなんて思ってもいない人がいると思います。
ホームセンター等で今は気軽に電動工具が買える時代ではあります。
しかし、継続した作業を行わなければならない建設業では、この知識は現場の入りたてや経験者であってもぜひ受講するべき内容だと思います。
私も講師を行うこともありますが気軽に買えるからこそ適切な知識が必要だと思います。