吉祥寺道路陥没工事について原因は土木の教科書で習ったヒービング現象?地下埋設の既存物は調査が必要

吉祥寺での道路陥没工事ですが2021年11月2日の早朝2日午前5時50分ごろに道路に幅約4メートル、長さ約10メートル陥没を伴う事故が発生した件について、個人的な考えをまとめてみました。

追記:令和4年9月29日 武蔵野市から検証結果が出たの最後にまとめていきたいと思います。

この事故ではゴミ収集車に乗っていた男性2人が陥没箇所に車ごとハマり、車両は引きこまれているが、乗車していた人にけがはなかったが不幸中の幸いです。

万が一幹線道路等や時間帯によってはとんでもない事故になっていたと考えると非常に怖いです。

現場は東急百貨店吉祥寺店の北側で、隣はビルの建設工事現場ということで実際の動画等から今回の工事は実際どうだったんでしょうか?

吉祥寺道路陥没の隣接する工事現場とは?

このブログを見て連絡してきた、練馬の新人保険屋さんの千尋(ちひろ)さん。と言う方がいらっしゃいまして建設業の実態教えて欲しいと言われてブログを一緒にやることになりました。

 
千尋さん保険屋
ニュースでやってましたね
 
ネコマル
かなり陥没してましたね

陥没事故に隣接する箇所の工事中の現場概要と場所をまずはこちらになります。

  • 工事名称:吉祥寺本町二丁目PJ新築工事
  • 地上3階・地下2階 基礎ベタ基礎
  • 地上鉄骨造・地下コンクリート造
  • 工期:2021年8月から2022年7月予定

施工会社は、株式会社丸二

東京都の建設会社 株式会社丸二

株式会社丸二の公式ホームページです。弊社は、東京都武蔵野市にある創業60年超の建設会社です。「土地活用」「建物づくり(賃…

地下はコンクリートで構築する計画になっており、現在この工事は地下を掘削している最中でした

【現在の状況として】11月7日(日曜日)午後11時頃から翌8日(月曜日)午前1時頃に、ごみ収集車の撤去作業が行われました。

11月13日(土曜日)に道路の応急復旧が完了し、11月13日(土曜日)午前6時に交通開放

撤去作業の様子の写真
引用:武蔵野市車両撤去状況
撤去作業の様子の写真2
引用:武蔵野市車両撤去状況
現地写真(南側より撮影)の写真
引用:武蔵野市道路復旧後

ゴミ収集が走行した道路が陥没したのと隣の工事の要因が問題視されていますが実際どうなんでしょうか?

これから記載していることは、あくまで個人的な考察なので、そこはご理解ください。



陥没した要因をいろいろな角度で見てみた

吉祥寺陥没事故事故原因を分析

まずは、車両がハマっている道路ではなく、工事中現場を見てみると作業構台の端部から10mぐらい先で道路との仕切りとなるコンクリートの壁がズレていますね。

 
千尋さん保険屋
あっ!ほんとだ
 
ネコマル
ここがポイントと推測

灰色の管は本来土に埋まっていた仮設トイレの配管もむき出しになっています。

  • この道路との仕切りの壁はあまり厚さはないように見受けられます。あっても壁の厚さは30センチから50センチぐらいかと思われます。
  • 仕切り壁は土留壁(掘削していくときに道路が落ちないようにする壁)ではなく昔の建物の地下の壁と思われる。
  • 仕切り壁は昔に施工しされたと思われるのは、仮囲いの設置されてある箇所を見ると上の建物壊した跡が残っており、地上から下は壊さなかった。※費用も掛かるので当然かと
  • 昔に施工されたということは当時の施工資料等が残っていない可能性もあり、構造としてはこの壁を生かして地下2階部分を構築すると考えられる

おそらくですが、既存壁を残して道路面の古い壁は取り除かずに、工事で道路面が崩壊しないように既存を活用したなかで新しい地下の壁を構築していく予定だったと推測されます。

ここからは個人的な解釈でまとめていきたいと思います。